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コラム 2024.04.09

地域財政を立て直す最大の壁「世襲制度」

こんにちは。農業講演家の山下弘幸(やましたひろゆき)です。

農業歴35年の農業コンサルタントです。現在、講演、講座、研修、セミナーなどで

新規農業者、若手農業者、企業農業参入などをサポートさせていただいていております。

また、”稼げる農業を実現する半歩先行く農業者”のオンラインコミュニティ

農業ビジネススクール(農ビジ会)やyoutube(農テラスチャンネル)などで

全国農業者へ農業経営・農業ビジネスの最新情報をお届けしています。

 

さて、今回の山下弘幸農ビジコラムテーマは

地域財政を立て直す最大の壁「世襲制度」について

地域財政を立て直す(山下理論)

私の地域創生とそのビジョンについて7回シリーズでお届けしております。

今回は第2回。

前回は地域財政を立て直す答えは「新・産業クラスターの構築」だと述べました。

 

そのために地域課題を次の3つに分けること。

ひとつは地域課題、ひとつは農業課題、そしてもう一つは農家課題。

このように、地域には大きく分けて3つの課題が混在しているのです。

当事者の目線や視点が異なるために地域課題が煩雑になる。

結果地域の活性化に支障をきたす。実はこれが一番の課題なのです。

 

そもそも農村社会はムラ社会。これは江戸時代いや、もっと古い昔から何ら変わっていません。

違いと進化を上げるなら村同士が武力化したり隣村を侵略しなくなったことぐらい。

 

ですから、農村はずーっと農地や食(財源)や権威を維持する評価資産。

そして元々農業は自然農法しか存在しませんでした。それが戦後、資本主義農業へ転換させられました。

これにより農村地域内で「格差」が生まれある一定基準を満たせない農家は離脱していったのです。

これは資本主義思考が起こす社会のゆがみだと思います。

 

また、農村社会の価値観に儒教(朱子学)と仏教、神道が入り混じる独特の農村思考が

生れました。例えば「事業承継」。親が農家なら子も農家。特に長男が後を継ぐという

徳川幕府が推奨した朱子学の世襲制度がいまだに根強く残っています。

 

これが地域と農業と農家の課題の共通の課題です。

 

地域財政を立て直す上で最大の壁となるのが

ヒトが流動しなかった世襲制度習慣。これを改善しなければ地域財政の立て直しは

行き詰まることになるのです。

 

次回は地域財政を不安にさせる本質について述べたいと思います。

 

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悩んでいる農家の皆さんに是非読んでいただきたい物語です

 

山下弘幸ヒストリー① 卑屈な幼少時代

https://notera.co.jp/news/3158/

 

山下弘幸ヒストリー② 親との確執

https://notera.co.jp/news/3160

 

山下弘幸ヒストリー③ 人を育てる農家になる

https://notera.co.jp/news/3164

 

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