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コラム 2024.04.12
ディープインパクト政策。それは「農地権利の移動」
こんにちは。農業講演家の山下弘幸（やましたひろゆき）です。
農業歴35年の農業コンサルタントです。現在、講演、講座、研修、セミナーなどで
新規農業者、若手農業者、企業農業参入などをサポートさせていただいていております。
また、”稼げる農業を実現する半歩先行く農業者”のオンラインコミュニティ
農業ビジネススクール（農ビジ会）やyoutube（農テラスチャンネル）などで
全国農業者へ農業経営・農業ビジネスの最新情報をお届けしています。
さて、今回の山下弘幸農ビジコラムテーマは
地域財政を立て直す（山下理論）
私の地域創生とそのビジョンについて7回シリーズでお届けしております。
今回は第５回。
前回までのあらすじは
地域財政を立て直す答えは「新・産業クラスターの構築」。
その上で最大の壁となるのが「世襲制度」そして
地域課題を委託するターゲットが農家農民だということ。
これこそが地域財政を不安にさせる本質ではないか？という警鐘です。
そして対策案「新・庄屋」を作るということ。
財政確保の役割である庄屋をつくるという思想です。
今回はそれ実行する上でどうしても実行しなければならない
ディープインパクトな政策。それが「農地権利の移動」です。
なぜなら、それでも憚る原住民の壁があるからです。
地方を活性化させるにはこの庄屋の役割を担う「ヒト」が必須となるのです。
ここで大きな壁にぶち当たります。
その大きな課題は地元民（現住民）です。
どうせ自分たちの村には・・、
どうせ自分たちにできるわけないっていう「あきらめマインド」や「やる前から」
「どうせ無理」という負のバイアスが足を引っ張り、結果として
地域のイノベ―ションを阻害するのです。
特に農村社会は何十年、ヘタすると100年以上も変化しませんでした。
得に「人の入れ替え」がなかったのが問題です。
これは農地に人を張り付けた日本古来の負の遺産だと思っています。
この確固たる概念（思考）を根底から変えるにはかなりインパクトのあることをやらなければいけません。
そのハードインパクトなこととは？
「農地解放」、「農地の流動」、「農地権利の移動」です。
濃くなった血は弊害を生みます。先人たちは血が濃くなることで生まれる障害を無くすために、夏になると各地で夏祭りが催され盆踊りを頻繁に行いました。なぜなら
盆踊りという艶やかな場は地元民以外の他地域の男女が出逢い、新しい血が混じり合うきっかけになっていたからです。
同じように農業も血を入れ替えればよいのです。
ただ、その農地を動かすことはできないので「権利を解放」するのです。
すると新しい外部の「ヒト」が農地を利用し始めます。そして、そこから新しい思考が生まれるのです。例えば何がお金を生むのか？ など新たにお金を生む方法や
どうすれば人が集まるかなどの活性化の知恵が流入してくるのです。
つまり地域の「価値の創造」「価値の発見」につながるのです。
どうすればもっと効率が良くなるかは内部のヒトの思考です。
これからの地方は
資本（財源）はどこから生まれるのか？どうやって外部から稼ぐのか？
これが議論の中心に置かなければいけないのです。
次回は30年先を見据えたアクションプランについてです。
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山下弘幸（やましたひろゆき）の自己紹介です
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悩んでいる農家の皆さんに是非読んでいただきたい物語です
山下弘幸ヒストリー① 卑屈な幼少時代
https://notera.co.jp/news/3158/
山下弘幸ヒストリー② 親との確執
https://notera.co.jp/news/3160
山下弘幸ヒストリー③ 人を育てる農家になる
https://notera.co.jp/news/3164
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