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ブログ 2025.10.23
人を使うのが上手な人ほど、人を使っていない
稼げる農業をわかりやすく。
農業講演家の山下弘幸です。
さて、今回のテーマは
「人を使うのが上手な人ほど、人を使っていない」

家を出てから「あ、鍵忘れた!」と気づいたとき、
すぐに「カギ、取ってきて」と頼める人と、
黙って自分で取りに戻る人がいます。
どちらが正しいという話ではありません。
けれど、この違いに「人を使うのが上手な人」と「使われるのが上手な人」の特徴が表れます。
人を使う?使われる?日常に潜む違い
会社で部下を使う立場の人や自営業で人を雇う立場の人は誰でも1度は思うはずです。
人を使うのが上手になりたい・・・
私は人を使うのがとても苦手です。どちらかと言えば人から使われる方が好き。というか
楽だと感じてしまいます。
けれど、きっと同じように感じている方も多いのではないでしょうか。
そこで、なぜ?人を使うのが上手な人と使われる方が楽な人がいるのか私なりに考えてみました。
結論は姉弟が関係しているのではという仮説にたどり着きました。
兄弟構成と「使う力」「使われる力」
たとえば兄弟構成でも、長男は自然と人を動かす側の経験を積み、
弟や妹は動かされる側を経験します。
私は3人姉弟の末っ子長男。つまり二人の姉がいます。
ご想像通り、姉たちに使われてきたので、使われ慣れています。
でも、一人っ子とか年が離れすぎている兄弟とかはこの法則が当てはまりません。
他にも人を使うことが自然と身についた人もいます。
それは役割です。役が人を育てるといいますが、
部活のキャプテンや学級委員などをしてきた人は、
人を動かす“練習”を若い頃からしているとも言えます。
繊細な人こそ、人を動かす素質がある
一方で、人を使うのが苦手な人もいます。
そういう人は、たいていは繊細な心の持ち主で、優しい人です。
相手がどう思うか、負担に感じないか、嫌われないか――。
そう先回りして考えるあまり、頼むより自分でやったほうが早いと思ってしまいます。
けれど私は、そういう人ほど将来「人を使うのが上手な人」になれると思っています。
“利用”ではなく“活用”のマネジメント
農業を続けていくと、いつかは人を雇う時が来ます。
そのときに大事なのは「どう作るか」ではなく「どう動かすか」。
けれど“人を使う”とは、決して相手をコントロールすることではありません。
本当に人を使うのが上手な人は、実は人を使っていません。
相手を「どう活かすか」を考えているんです。
僕自身も“利用される”のは苦手です。
でも“活用されている”と感じると、途端に頑張りたくなる。
この違いは大きい。
「利用」とは搾取、「活用」とは尊重。
若い頃、先輩からこう教わりました。
「利用とは、自分でできることを人にやらせること。
活用とは、自分ではできないことを人に託すこと。」
この言葉はいまでも私の指針になっています。
例えば
たとえば、休憩中に「ジュース買ってきて」と言うのは利用。
けれど接客中で動けない時に「代わりにお願い」と頼むのは活用。
さらに、お客様の前で「ありがとう」と伝えれば、
その一言で部下のやる気も、お客様の印象も、会社の評価も上がる。
このように、相手を活かすという意識があるだけで、人は自ら動きたくなるし、
自ら働く人が多くいる職場は魅力が増します。
人を上手に使う(動かす)人になりたいならば、「使う」ではなく「活かす」
つまり、人を動かすとは、相手を信じて場を整えることです。
だからこそ、実は人を使うのが上手な人ほど、人を使っていない。
彼らは“人を信じて、活かしている”のです。
あなたの周りの誰かを、今日はひとつ“活かしてみる”。
そこから、チームも自分も少しずつ変わっていきます。
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