新着情報

What’s new

ブログ 2024.03.14

スマートに雇用する方法について

こんにちは。農業講演家の山下弘幸(やましたひろゆき)です。

農業歴35年の農業コンサルタントです。現在、講演、講座、研修、セミナーなどで

新規農業者、若手農業者企業農業参入などをサポートさせていただいていております。

また、”稼げる農業を実現する半歩先行く農業者”のオンラインコミュニティ

農業ビジネス研究会(農ビジ会)で全国の若手農業者の経営サポートを行っています。

 

さて、今回の、農テラスブログのテーマは「スマートに雇用する方法」について

 

資材費高騰、燃料費上昇に合わせて「人件費のUP」は農業経営者にとって

経費増となる重要なポイント。

 

いや、それどころか空前の人手不足による他産業との「労力確保合戦」は

農業業界に大きな影響を与えかねません。

 

いまや、新卒者は売り手市場。どこの会社に入るか選びたい放題。

バブル崩壊後の1993年から2005年に学校卒業・就職活動していた年代からすれば

うらやましい限りでしょう。

 

今、農業現場の課題は「ヒトの確保」、

そして、せっかく入社してくれた人財が辞めない、「離職」させないことが重大な

テーマになっています。

 

そこで今回は3月15日の農ビジセミナーの内容から

「これからの雇用のポイント」についてお話ししたいと思います。

 

 

【雇用する必要性について】

これは言わずと知れた、人手が足らないから。

ただ、その人材、本当に必要なんですか?ってことです。

農業者は「家族経営」が多く

フツーの農家は「家族の負担」、「家族の我慢」で成り立っています。

 

そこから脱け出すためには「身内以外」の外部雇用。

ただ、「外部雇用」すればこれまでの「甘え」は許されません。

 

家族以外の雇用を始めた農業経営者が最初に行き詰まるのは

売上は「流動」なのに、出ていく給料は「固定」という

どう考えても採算の合わない壁。

 

そこで初めて「経営」の難しさに気が付くのですが、

この壁を「越えれる農家」と「越えられない農家」に分かれます。

 

その違いは「人時生産性」に気が付くかどうか。

人時生産性とは「働く人」が時間当たりどのくらい生産しているかを計る指標です。

 

例えば1㎏1000円で取引できる農産物を収穫するのに

時給1000円の人が1時間かけて収穫すれば採算が合わないという計算のことです。

 

この「人時生産性」をしっかり押さえることができれば意外とムダな時間を

削ることができるのです。

明日の農ビジセミナーではその他にも

作型の見直しや、作業導線の改善、工程、工数の見直しや

ITツールで解決できる方法など「人を雇う前にできるコト」についてメンバーと一緒に

考えていきたいと思います。

 

【雇用される側の心理について】

次に雇用を始める時に絶対に取りこぼしてはいけないのが

雇われる側の心理についてです。

結論だけ言えば、「相手の気持ち」がわからない人のところに「人は集まらない」

ということです。

 

ちょっと厳しいかもしれませんが、農家は自己都合で物事を考えがち。

人手が余って、働き手があふれている時代ならまだしも、いまのように

日本中が人手不足の時代に「自己都合」だけ主張する会社(農園)に

人が集まるなんてちょっと考えにくいですよね。

そこで今回の農ビジセミナーでは次の7つのポイントについて考えます

・ヒト(人間関係)

・トキ(週休2日)

・カネ(給料待遇)

・ミエ(ステイタス)

・ユメ(キャリア)

・カチ(やりがい)

・ジク(自分ごと)

 

これらを上手にくみ取ることでちゃんとあなたの農園に人は集まるようになるのです。

 

 

【辞めない仕組みについて】

最後に、せっかく入社してくれたのに3カ月で辞めてしまう・・・

こんなことにならない「離職率」を下げる方法についてです。

 

これも結論を先に言えば

「農業(仕事)をゲームにする」ということ。

 

これだけでは何を言っているのかわからないかもしれませんが

私はこれで成功しましたし、これを実践した農家は皆これで成功しています。

 

※詳しくは農ビジセミナーで

 

最後に精神論になりますが、「従業員は自分を映す鏡」といわれます

中には、「うちには大したやつが来ないんだよ」って方もいらっしゃいますし、

「うちは、いい人に巡り合えました」って方もいらっしゃいます。

 

良い人材も良くないと思う人材も

結局はあなたに集まる人たちです。

 

ですから、あなたの力量が試される

 

これが「雇用」です。

 

 

うちみたいな田舎には・・・

うちみたいなところには・・・

うちみたいな仕事には・・・と嘆くより

 

次の3つを考えてみませんか?

ひとつは雇用する必要性について

ひとつは雇用される側の心理について

そしてもう一つは一緒に働く仲間が辞めない仕組みについて

 

明日の農ビジセミナーが今後の農業界の

人手不足の解消につながることを期待して一生懸命お話ししたいを思います。

 

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

【講演・セミナー講師をお探しのご担当の方へ】

現在、若手農家や農業関係者に「稼げる農業」をテーマにした講演、
セミナーを全国各地で行っています。

最新の講演、セミナー情報はコチラをご覧ください

農業講師をお探しの方へ

講演・セミナーの様子(動画)をご覧になりたい方は

こちらをクリックしてください

講演・セミナー

 

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

 

山下弘幸著 稼げる新農業ビジネスの始め方(すばる舎)

中国語翻訳版が中国で出版されました!

 

本書は新しい農業にチャレンジする新農業パーソンを

リクルートする内容となっています。

農業実務者の方やこれから農業を始められる方、

農業指導をされる方に是非読んでいただきたい内容となっています。

 

山下弘幸著
稼げる!新農業ビジネスの始め方(すばる社)

中国語翻訳版

お求めはコチラからどうぞ


^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

山下弘幸(やましたひろゆき)の自己紹介です

笑って泣けるストーリーが満載です。

悩んでいる農家の皆さんに是非読んでいただきたい物語です

 

山下弘幸ヒストリー① 卑屈な幼少時代

https://notera.co.jp/news/3158/

 

山下弘幸ヒストリー② 親との確執

https://notera.co.jp/news/3160

 

山下弘幸ヒストリー③ 人を育てる農家になる

https://notera.co.jp/news/3164

 

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

 

農テラスの取り組みについて2分でご覧いただけます

CONTACT US

お問い合わせ

只今、無料経営相談を承っております。
お気軽にご相談ください。