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ブログ 2022.02.28
農家は国防に貢献している
こんにちは。脳を耕す農業講演家の山下弘幸（やましたひろゆき）です。
今回の、農テラスブログのテーマは
農家は国防に貢献しているってお話です
ロシアがウクライナに侵攻。連日メディアを騒がせていますが、
なんでプーチンさんはウクライナにそんなに執心するのか？
私の大好きな池上彰さんの解説によれば2つあって
ひとつは
かつてソビエトの時代は仲間だったウクライナが北大西洋条約機構（NATO）に加盟しようとするのを阻止したい。（国防のための緩衝地帯であるため）
そしてもう一つはウクライナが肥沃な大地を持っているからだそうです。
ウクライナの国旗は上が青で下が黄色。これは青い空と小麦畑をイメージしてるそうです。
つまりウクライナは欧州のパン籠、または欧州の穀蔵地帯と呼ばれるほど肥沃な大地が広がっているのです。
ロシアは広大な国土を保持していますが、農業ができる地帯は限られています。
私も以前ウランバートルの企業から農業コンサルの依頼を受けたことがありました。
実現には及びませんでしたが、たしかモンゴルの食料問題はかなり深刻で中国からの輸入に頼っている食料問題を解決したい旨の相談だったと思います。
あれだけ広い国土があっても農業ができるところは限られているんだなーって感じたました。おそらくロシアもそういう事情があるのかもしれませんね。
農業をやっている方はご存知だと思いますが、
農産物はその土地の土のポテンシャルで出来が変わります。
例えば、その土が良い土であれば素人でも割と簡単に農産物ができます。
しかし、やせた土や光が足らない、水はけが悪い環境にある土ではいくらベテラン農家であってもいい農産物はできません。
日本人にはあまりピンときませんが、農業に不敵な土地を持った国にとっては
国土拡大＝食の確保なのです。
じゃ、日本も狙われる？のでは？
大丈夫です。日本の国土は狙われません。理由は狭いから(笑)
歴史好きな方ならご存知だと思いますが、
日本はかつて黄金の国ジパングと呼ばれ「金」を手に入れようと各地から狙われていました。
そして今は○○が狙われていますよね。語弊があるといけないのでここは濁しておきますが、他国から見れば日本はどう映っているんでしょうね。
このように今や世界は自国の食の確保に懸命です。
我が国も食の確保に全力投球しています。
方法は耕地400万haの死守とその農地を耕作する農家の死守です。
つまり、
農地を耕す農家がいなければ農地は守れない。
だから
私たち農家は国防に貢献していると言えるのです
＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾
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山下弘幸（やましたひろゆき）プロフィール
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