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ブログ 2025.08.28

正解のない時代の「正解の出し方」

農業,農村課題を経験と知恵でサポートする

農業戦略家の山下弘幸です。

さて、今回のテーマは

正解のない時代の「正解の出し方」

先日、創業をサポートさせて頂いた会社の納涼会に呼んで頂いた。

 

9年前、当時はまだ地域の若手農業者6人が集まって始めたばっかりの

勉強会グループ。

 

今後どうするべきか?と言う相談に未来を見据えて

アドバイスをさせて頂いた。

 

「どうする?やる?やらない?」

 

このまま農家同士の

仲良しクラブで居続けるのもいい。

 

だけど、会社組織にしてちゃんと事業としてスタートさせる道も

あるからね。

 

前に進むべきか否か悩んでた彼らは

何度も何度もメンバーで話し合い後者を選んだ。

 

何ごとも新しいことを始めるには勇気が必要だ。

なぜなら誰も会社経営なんてやったことない。

 

だから失敗するかもしれないし、その判断が間違っているかもしれない。

 

ただ、私はあえてこう言った。

 

波乱のスタート

「農家が何人かで会社始めると、必ずどこかで空中分解するよ」

そう、あえて厳しい言葉をかけた

 

なぜなら、農家は個人事業主であるがゆえに

自分都合を優先しがち、だから組織は長続きしにくい。

 

しかし、彼らは、私の予想を超え、

今では地域にはなくてはならない組織へと成長した。

 

好きなことわざに

「早く行きたければ一人で行け。遠くへ行きたければみんなで行け。」がある。

 

彼らはそれぞれが自分の農業事業を持ちながら、合同会社を立ち上げた。

 

正解のない時代、正解を出すには

自分達が選んだ道を正解にするしかない。

つまり、結果を出すしかない。

 

彼らは見事にそれをやり遂げた。

 

この会社は熊本県宇土市にある合同会社「U.T.O.」

当時の平均年齢40歳という若手農家が集まって起こした地域商社だ。

 

事業の存続は奇跡

そもそも事業を開始して9期を迎えたこと自体が「稀有な出来事」です。

 

しかし今では売上1億円を超える規模まで成長した。

 

立ち上げ当初「まずは1億を目指そう」と語っていたのを思い出す。

 

私も2012年に創業した。

私の場合は個人事業として始めたため、幸いにも自分のペースで続けられた。

 

よく言われるように、一般的な会社は3年しか持たないことも多い。

 

しかしUTOは「一気に大きくすること」よりも “着実に、長く続けること” を

優先した。

 

これこそが、持続できている秘訣だ。

しかし、

同じように農家が集まって事業を行う農業団体や集落営農法人が全国にあるが、

ほとんど経営や事業継承に苦しんでいると聞く。

 

UTOの事例をもとに

なぜ?うまくいかないのか理由を3つ挙げてみた。

 

集落営農がうまくいかない理由

  • 創業のきっかけが主体的でない
  • 持続継続させるビジョンがない
  • リーダーに強力な協力者がいない

 

そもそも、地域に存在する集落営農は村単位。行政区分け単位であり

すべての村人が同じ方向を向いているわけではない。

 

だから合意形成はとても難しい。一方UTOは同じ市の農家だが別々の地区にいた

先鋭達の集まりだ。だから意識もやる気もモチベーションも違う。

 

UTOは月2回必ず会合を開く。そこで課題について徹底的に話合う。

これを9年続けてきた。各自自分の農業農園を持つ者にとってたやすいことではない

しかし、彼らにはビジョンがあった。

それは「宇土の農業は自分たちが守る」という使命に近いものを持っている

彼らは自分たちを生産者特殊部隊と名乗りリーダーを隊長と呼ぶ。

 

そして最大の特徴は齊藤さんというリーダーの存在。

それを取り巻く強力な協力者の存在だ。

例えば古いが水戸黄門でいう助さん格さんがいる(頼れる右腕たちという意味)

彼らは役割分担が明確で、各自が積極的に営業、商談を重ね県内外に販路拡大している。

 

種をまく前の「耕す役割」

私はUTOの創業当時から関わらせてもらっていますが、その時の自分の役割は「種まき」ではなく、その前段階の “耕す仕事” でした。

 

圃場を整え、土を耕し、種をまける状態をつくる。

つまり、組織として芽が出る前に必要な準備の部分です。

その後、UTOのメンバーが種をまき、水をやり、ここまでの9年間で立派に育て、ついに「収穫期」を迎えたのだと思う。

 

この一連の流れを一緒に歩んできたことを誇りに思っています。

 

「答えのない時代」

かつては、勉強して、大学に進み、企業に入るという“正解のルート”がありました。

しかし今は、どの道を選んでも正解は保証されません。

 

ではどうすればよいのか?私は2つの答えを伝えました。

 

1最適解を探すこと

完璧な正解はありません。状況に応じて最適解を選び続けること。

 

2選んだ道を正解にすること

自分たちが選んだ道を「正解だった」と証明するために結果を出すこと。

 

UTOの9年の歩みは、まさに「自ら正解をつくり出した証」だと感じています。

 

いまでこそ、あの時の決断は正しかったと言えるでしょう。

けれど、あの瞬間には確信はなかった。

ただ、勇気を出して一歩踏み出し、自分たちの手で“正解”をつくり出したのです。

 

その姿こそが、この時代を生き抜くための「正解の出し方」です。

 

あなたは今、どんな道を正解にしようとしていますか?

 

 

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