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ブログ 2026.08.07
「早く失敗させた方がいい」後継者・従業員が育たない本当の理由
こんにちは。農業パーソナルトレーナーの山下弘幸です。
後継者・従業員育成のコツは「早く失敗させる」こと
「うちの社員はダメだ」 「うちの息子はダメだ」 「うちの娘はダメだ」
そう感じたことはありませんか。
でも、はっきり言います。 それ、社員や息子や娘の問題ではなく、社長さん、あなたの問題かもしれません。
こんにちは。脳を耕す講演家の山下弘幸です。 今日は「後継者・従業員育成のコツ」について、私自身の失敗も含めてお話しします。
結論から言います。
早く失敗させましょう。
なぜ人は育たないのか
親は子供に失敗させたくありません。 だから「ああしろ」「こうしろ」とレールを敷いてしまいます。 目の前の障害物を、先回りして取り除いてしまうのです。
これは親心です。悪いことではありません。
でも、従業員教育や後継者教育でも同じことが起きます。 失敗させないように、失敗させないように、ついつい口を挟んでしまう。
そして実は、こちら側にも問題があります。 「仕事を任せると不安で、結局自分でやってしまう」 これは相手の問題ではなく、社長自身の問題です。
育てているつもりで、全然成長させていない。 それなのに「うちの社員はダメだ」と言ってしまう。
厳しい話ですが、これは従業員の問題より先に、社長さん自身、あるいは親の問題であることが往々にしてあります。
私自身の話
私は1989年、親元で就農しました。 干渉されるのが嫌で、親と喧嘩をして、追い出す形で経営権を握りました。27歳のときです。
本当にバカな息子でした。
その後、経営が荒れて落ち込み、そこで経営を学び直しました。
37歳のとき、ひょんなことから異業種企業と一緒に農業をやることになり、あれよあれよという間に農業事業部を任され、農業法人の代表取締役に抜擢されました。
従業員とパートを合わせて40人を雇う農業法人でしたが、結果、自分は現場に出られなくなりました。 何をしなければいけないか。任せるしかないのです。

「任せる」は実は大変
「任せる」という言葉、簡単に聞こえますが、実はとても難しいものです。 私が実践してきた3つのポイントをお伝えします。
1. 任せたら、口を出さない、手を出さない
「任せたよ」と言いながら、心配で見に行ってしまう。 見に行くと、口を挟んでしまう。下手すると手を出してしまう。
これが、人が一番育たないパターンです。
任せたなら、後は手を後ろに組んで、絶対に口を出さない。 心配なら、仕事が終わった後、夕方や夜、あるいは翌朝に現場を確認すればいいのです。
2. 「頼んだからね」を明確に伝える
「よろしくね」「頼んだからね」
この一言で、相手は「自分ごと」として仕事を受け止めます。
責任を持たされるのは、誰でも嫌なものです。 でも、その責任を受け止めて頑張った人が、結局は伸びていきます。
「あなたに任せたよ」「頼りにしているよ」 これを曖昧にせず、明確に断言してください。
3. 必ず評価する
任せて、頼んで、それで終わりではありません。
「できていたね」ときちんと評価する。 うまくいかなければ「ここができていなかったね」と、それも伝える。
ほったらかしにしないことが非常に大事です。
あれやっといて、これやっといて、任せたからねと言って、できましたと言われても評価をせず、また次の仕事を渡す。
これでは、まるで奴隷のように使われているだけだと相手に思われてしまいます。 そうなったら人は育ちません。

失敗した時に一番やってはいけないこと
評価する際、当然、失敗することもあります。
そのときに絶対にやってはいけないことがあります。
人を責めてはいけません。仕事を責めてください。「お前がぼーっとしているからだ」 「お前に力がないからだ」 「お前にやる気がないからだ」
こうやって「お前が」と言ってしまうと、人格を否定することになります。
正直に言うと、私も昔これをやっていました。 古いタイプの社長で、人を攻撃していました。
その結果どうなったか。
その人は辞めていきます。 辞めなかったとしても、二度とその社長を信用しなくなります。 そして「あの社長は信用ならない」という空気が広がり、社長は孤立していきます。
これは本当に「あるある」です。私自身、反省しています。
大事なのは、なぜこの仕事が失敗したのか、原因を追求することです。 その原因は人に属するのではなく、やり方、仕組み、システムに属します。
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やり方に問題があったのか
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技術が足りなかったのか
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タイミングが悪かったのか
「その人がダメ」ではなく「なぜその仕事が失敗したのか」を追求する。
これができないと、「お前もダメだ、もういい、出ていけ」となり、本当に人がいなくなります。 私はブラックだった時代に、この痛い思いを経験しました。
皆さんには、そんな思いをしてほしくありません。
まとめ
後継者・従業員育成のコツは、シンプルです。
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任せたら口を出さない、手を出さない
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「頼んだからね」と明確に伝える
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結果を必ず評価する
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失敗しても人を責めず、仕事の原因を追求する
育てるということは、失敗を許容することです。 早く失敗させて、正しく評価する。これが人を育てる一番の近道です。
ぜひ、今日から実践してみてください。