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ブログ 2026.07.21
農業で年商を伸ばす社長は、なぜ「あえて暇」を選ぶのか
成功した農家は、なぜか暇になる。そしてそれが一番怖い
成功した農家は、なぜか「暇」になります。
これ、農業経営をやっている方なら、ちょっとドキッとする話かもしれません。
成功した農家に共通して起こる現象と、そこに潜む本当の怖さについてお話しします。
うまくいき始めると、社長は暇になる
農業経営がうまく回り始めると、何が起こるか。
答えは「暇になる」です。
・人がいなくてもモノができる仕組み ・人がいなくてもお金が入る仕組み ・自分がいなくても現場が回る仕組み
これができあがると、社長であるあなたがやることは、もうなくなっていきます。
スタッフに任せれば、自分が動かなくても仕事は回る。憧れませんか?「誰か手伝ってくれたらいいのに」と思っていたあの状態から、いよいよ卒業できるわけです。
ところが、いざ本当に暇になると、多くの人がこう感じます。
「なんか落ち着かない」 「不安だ」
そして、こう動いてしまいます。
「暇だから、また現場に戻ろう」
現場に戻った社長を、従業員は歓迎しない
ここが今日いちばんお伝えしたいポイントです。
暇になった社長が現場に戻ると、たいてい口を挟みます。
「あれ、こうじゃないよ」 「もっとこうした方がいい」
従業員からすれば、たまったものではありません。「社長、いいですから、俺たちに任せてください」と思われて当然です。
これは家族経営でも同じです。息子夫婦に経営を任せたはずの親が、倉庫を勝手に片付けたり、畦道の草刈りを始めたり。悪気はなくても、「自分のやり方に触らないでほしい」と思われてしまう。
結果、社長は孤独になります。仕事をつくり、仕事を任せ、暇になった。そのはずなのに、気づけば一人ぼっち。
これが、経営という仕事の現実です。
「暇になっていい」と自分に許可を出す
ではどうすればいいのか。
私がお伝えしたいポイントは3つです。

従業員が自分の代わりに働いてくれている。栽培環境が安定している。販売環境が安定している。
この3つが揃っているなら、それは「いいこと」です。暇になっていい、ということです。
この「暇になっていいんだ」という許可を、自分の中にカチッと入れておかないと、農業事業は本当にうまくいきません。
暇になることを怖がって、分かっていながら現場に居続けてしまう。これが、多くの農業経営者がぶつかる壁です。
暇になった後、2つの道に分かれる
自分を暇にする。ある意味、自分で自分をクビにするようなものです。これは正解です。
ただ、ここからが本当の分かれ道になります。

暇になった時、人は2つに分かれます。
一つは、寂しさや手持ち無沙汰さから、居心地のいい現場に戻ってしまう道。
もう一つは、「もう自分は手を出してはいけないんだ」と割り切り、まったく新しい事業をゼロからつくり始める道。
私がおすすめしたいのは、間違いなく後者です。
ラーメン屋さんを思い浮かべてみてください。最初は自分で頑張って働く。忙しくなったら従業員を雇う。さらに繁盛したら、その店は従業員に任せて、社長は2店舗目、3店舗目をつくりにいく。こうしてフランチャイズのように事業が拡張していく。
もし農業経営がこのスタイルになったら、農業はもっと発展するはずです。
自分で自分を暇にして、自分で自分をクビにしていく。農業業界にはあまりない発想かもしれませんが、私自身、これを実践してきました。
現場を離れるのは、正直、怖かった
私は今、現場を完全に離れています。
最初は本当に怖かったです。平日の昼間、街を1人で歩いていると、「この人、仕事もしないでブラブラしている人に見られているんじゃないか」と、街を歩くのすら怖く感じていました。
それでも、結果的にはやっぱり現場は楽しいものです。それは間違いありません。
だからこそ誤解しないでいただきたいのは、「現場が悪い」という話ではないということです。現場にいるのは楽しい。ただ、農業を事業として、ビジネスとして、経営として考えていくなら、この「暇になる怖さ」を乗り越えることは、経営者が必ず通る道なのです。
次に行くために、暇な時間をどう使うか
経営者は経営者同士で、ゴルフにでも行ってください。
ただし、ゴルフも毎日やっていたら飽きます。そこで考えるべきことはひとつです。
暇になるのを恐れて、分かっていながら現場に居続けるのではなく、次に行く。
これが今日、お伝えしたかったことです。
一人で抱えず、一緒に次を考える仲間を
分かるようで分からない話だったかもしれません。
私はこういう話を、実際に同じ立場の人たちと旅をしたり、話をしたりしながら、みんなで知恵を出し合って新しいビジネスを生み出していく、そんな仲間づくりを大切にしています。
「暇になるのが怖い」「次に何をすればいいか分からない」——そう感じている方は、まず無料相談から気軽にお話しください。あなたの経営の現在地を一緒に整理するところから始めましょう。