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ブログ 2026.06.25
農業コンサルなら農テラス|代表 山下弘幸
「農業は稼げるビジネスだ」
全国で多数の成功事例を輩出する農業コンサルタント山下弘幸が、
経営・ビジネスの本質を伝授。
複雑な農業の課題をシンプルに紐解く講演やセミナー、
実践的な研修・講座を通じて、次世代を担う農家の成長を強力にバックアップします。
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これからの農業戦略
農ビジセミナー『メール講座』第360号”
脳を耕す農業者”のコミュニティ
「農ビジ会」を運営している農テラスの
山下弘幸(やましたひろゆき)です。
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農ビジCaféは
6月26日(金)19:00~
1歩先行く農業者のための
オンライン交流会です。
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さて、今回のテーマは
気候変動時代の農業経営、3つの備え

40度を超える時代、
農家は何を備えるべきか
50年間、欠かさず見てきた
テレビ番組がある。
それは……
天気予報。
子どもの頃、
テレビでアニメを見ていると、
農作業から帰ってきた父が、
勝手にチャンネルを変える。
「なんだよ。今、いいところなのに!」
すると父は言った。
「うるさい。天気予報が大事だ!」
まだインターネットがなかった時代。
テレビは最先端の情報ツールだった。
そして農家にとって天気予報は、
単なる番組ではない。
生活を左右する情報だった。
子どもの頃の私にとって、
天気予報ほどつまらないものはなかった。
しかし、自分が農業経営を始めると、
父とまったく同じことをしていた。
農作業を終えて家に帰る。
子どもたちがテレビを見ている。
それでも私は、
18時55分になると
勝手にチャンネルを変える。
「なんでー! 今、いいところなのに!」
子どもたちの大ブーイングをよそに、
私は明日の天気、週間予報、気圧配置図に
見入っていた。
気象学を専門的に学んだわけではない。
それでも、気圧配置図くらいは
読めるようになった。
梅雨前線の動きを見れば、
どのくらい雨が続きそうかを考える。
台風の進路、速度、大きさを見れば、
いつ頃、どの程度の風が吹きそうかを
想像できる。
農家は、天気を「見る」だけではない。
天気から、次の一手を考える。
もちろん、予測するだけでは意味がない。
大事なのは、その被害を避けるために、
何をするかだ。
最近は、スマホで雨雲を確認できる。
大雨の前にはアラートが鳴る。
AIを使えば、
より細かな気象情報も手に入る。
便利な時代になった。
しかし、どれだけ情報が増えても、
自然の脅威の前で人間は無力だ。
対策はできる。
備えることもできる。
でも、自然に勝つことはできない。
私はこれまで、
台風、竜巻、施設の倒壊、
雷による作業中断、
干ばつ、害虫の多発、
大雨、ゲリラ豪雨、
圃場の浸水による根腐れ、
病害による収量減……
自然災害を原因とする農業被害は、
ほとんど経験してきた。
だからこそ、言えることがある。
これからの農業は、
「今年は大丈夫だろう」では
経営できない。
世界では、40度を超える熱波がインフラや
学校、エネルギー供給にまで
影響を及ぼしている。
フランスでも直近の熱波で、
河川水温の上昇により
原子力発電所の出力調整が行われた。
さらに、2026年後半にかけては、
強いエルニーニョが発生する可能性も
指摘されている。
ただし、ここで大切なのは、
予報を怖がることではない。
スーパーエルニーニョが来るかもしれない
これまでにない暑さになるかもしれない
そう聞いて、
不安になるだけでは何も変わらない。
農家が考えるべきは、ひとつだ。
もしそうなった時、
自分の経営は耐えられるのか。
異常気象による凶作が、
特別な出来事ではなくなりつつある。
これまでにない暑さ。
これまでにない豪雨。
これまでにない強風。
それが来ることを前提に、先手を打つ。
耐暑性の高い品種を選ぶ。
環境制御を見直す。
作期をずらす。
栽培品目を分散する。
産地を分散する。
水の確保を考える。
施設の強度を見直す。
植物の免疫力を高める資材も検討する。
すべてをやる必要はない。
しかし、
何もやらない農家と、
ひとつでも先手を打つ農家。
5年後、10年後には、大きな差になる。
気象庁は今年から、
40度を超えた日を「酷暑日」と
呼ぶことに決めた。
子どもの頃は、
25度を超えたら夏日。
30度を超えたら真夏日。
それで十分、暑かった。
やがて35度を超える猛暑日が
当たり前になった。
そして今、40度を超える「酷暑日」が、
当たり前になるかもしれない。
時代は変わった。
ならば、農業も変わらなければならない。
ここで、ひとつ整理しておきたい。
国がやるべきことは、食料安全保障だ。
国民の食を守ること。
地方自治体がやるべきことは、
地域保全と環境保全だ。
地域を守ること。
農協がやるべきことは、
農家支援と農家の現状把握だ。
そして、その声を農政へ反映させること。
では、私の役割は何か。
私は、
農家の意識を変えることだと思っている。
自分の生活は、自分で守る。
国や自治体や農協に頼らない、
という意味ではない。
頼れるものは、しっかり頼ればいい。
ただし、最初から
誰かが何とかしてくれると思わない。
自分の経営を守る力を、自分で持つ。
そのために学ぶ。
考える。
備える。
挑戦する。
私が運営する農ビジ会では
これから挑戦すべき具体的な対策として
・PIVOT農業
・ストック農業
・ジプシー農業
の3つを提唱している。
すべて新しい農業スタイルだが、
私は最先端だと自負している。
「でも、失敗したらどうするんですか?」
そう思う人もいるだろう。
だからこそ、国がある。
自治体がある。
農協がある。
挑戦して、もしもの時があったら、
支えてくれる仕組みがある。
つまり、
守ってもらうために、
何もしないのではない。
挑戦できるように、
支える仕組みがある。
これほど良い環境はない。
天気は変えられない。
しかし、
天気に振り回されるだけの経営からは、
卒業できる。
農家に必要なのは、
天気予報を見ることだけではない。
天気予報を見て、未来を予測し、
「経営を動かす」ことだ。
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第47回農ビジCaféは
6月26日(金)19:00~
いつものように近況報告会をやりましょう!
農ビジVIP会員の方はいつものIDで
ご参加いただけます。
無料会員の方はメールフォームからの
お申込みが必要となります。
お申込みはこちらまで
https://nouterasu.myshopify.com/
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【お知らせ②】
第71回農ビジセミナー
テーマ:農業のファンビジネス
開催日:7月10日(金)19:00~
今回は農ビジ会のメンバー菅原薫さんに
ご登壇いただきます
元県職員(経営指導普及員)という
キャリアを生かして
農業者サポート会社bloomを立上げ
ご活躍中です。
今回は、今、ホットなファンビジネスを
農業に取り入れている事例を
ご紹介いただきます。
たくさんのご参加お待ちしております。
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【お知らせ③】
最強農家になるための農業AI教室第8弾!
AIリテラシーの高い農家を目指そう!
2026年7月18日(土)13:00~
農ビジ会会員の皆様には
AIを使いこなせる農家になってもらいたい。
そういう思いで
私が毎週学んでいるAIの先生に
ご協力いただき、
月1回、AI勉強会を開催しています。
参加費は無料です。
農ビジVIP会員の方はいつものIDで
ご参加いただけます。
無料会員の方はメールフォームからの
お申込みが必要となります。
農ビジオンラインより
「AI教室参加希望」と明記して下さい
参加IDをお送りさせていただきます。
たくさんのご参加お待ちしております。
「脳を耕せ!」農テラスが主催するオンラインコミニュティ
「農ビジ会」(農業ビジネス研究会)は全国の1歩先行く農家のコミュニティです。
全国約300名の会員を誇り、毎月農ビジセミナーや農ビジCaféで新しい農業の在り方を
勉強しています。
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農業実務者の方やこれから農業を始められる方、
農業指導をされる方に是非読んでいただきたい内容となっています。