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ブログ 2025.10.10

「推し農家」という生き方

農業,農村課題を経験と知恵でサポートする

農業戦略家の山下弘幸です。

さて、今回のテーマは

「推し農家」という生き方

「あなたは誰を推していますか?そして、誰に推されていますか?農業者が目指すべきは“推し農家”です。」

 

 

「最近よく聞く『推し活』。若い人にとっては当たり前ですが、昭和世代の私たちにはどこか不思議で、少し違和感のある言葉です。」

 

私たちの時代にも「アイドルの追っかけ」はありましたが、それはどこか手の届かない存在への憧れであり、影から応援するものでした。

 

ところが今の「推し」は違います。若い人に聞いてみると、推しとは

かけ離れた存在ではなく、自分のやりたいこと、目指していることを公表して

それに向かって夢中になっている。没頭している人に共感して、その人を「応援?」するようなことだそうです。

そして推している側もその人の活動を見ているだけで「生きるエネルギー」や「生きる力」が湧いてくる。そのような「活力源」になるような人を推すのだそうです。

 

つまり、ただ頑張っている人を応援するだけでなく、自分の人生の意味や元気の源にまでなっているのです。

 

 

では、推される人とはどんな人か。

面白いことに、推される人って本人は「自分が推されている」という意識を持っていません。というより、推されるために頑張っているわけではないようです。

推される人の特徴は4つあります

・やりたいことに夢中

・没頭して挑戦

・実直に前進

・明確な目標を持つ

 

こういう姿勢が自然と人を惹きつけ、「推される存在」になるようです。

 

例えば、音楽活動をしている人がいて、その子がいずれ大きなステージでLIVEをやりたい!ってひたすら頑張っている姿です。

他にも地域で盛り上げるためにイベントを企画して集客に一生けん面頑張っている農家も

多くの人から「推」されています。

 

 

一方で、推す側の心理はどうでしょう。

推す人は見返りを求めていません。相手が楽しそうにしていること、その人が喜んでいること自体が、自分の喜びになる。推しとは、共感し、一体感を分かち合う行為なのです。

例えば、推しが音楽活動をしているならば

その人の楽曲を聴いたり、駅前のストーリトライブを見に行ったり、グッズを買ったりする。これが推しているということなのです。

 

私はこれを聞いたとき、人材育成とまったく同じだと思いました。

つまり、人材育成は“推し活動”そのものです。

 

育てる側は見返りを求めず、相手の成長を喜びとする。そして育成される側は無意識のうちに推される存在となる。

 

私自身の「推し」は、農ビジ会のメンバーや農テラス会員の仲間たちです。

彼らが成長していく姿を見るのが、何よりの喜びです。

 

そして、私もまた推されているのかもしれません。

例えば、私が発信しているYouTubeやメルマガも、ただ言いたいことを言っているだけですが、共感してくれる人がフォロワーとなり、結果的に私を「推して」くれている。

この関係性は私のライフワークでもある人材育成そのものです。

 

結局、人は誰もが「意味のある生き方」を求めています。

仕事は仕事として淡々とこなし、空いた時間には推し活動を通じて生き甲斐や充実を得る。推しは、人生に意味を与えてくれる大切な存在なのです。

 

私たちオジサン世代の仕事に没頭し、モーレツに働くことで意味のある生き方を探していた時代とは全く違います(笑)

 

さて、最後に大事なコトをお伝えします。

あなたに「推し」はいますか?

それとも「推される側」ですか?

 

農家は作物に没頭し続ける。その姿こそ、消費者にとって“応援したい”“買い続けたい”と感じさせるものです。これからの農業者は“推される農家”を目指すべきです。

 

なぜなら、農家は農産物を作ること、美味しい安全な野菜や果物を作ることに

没頭しがち。

 

ではなく、消費者から「応援したい」「買い続けたい」と思われる“推し農家”になる。

「推される農家になる」視点を持つことが重要です。

 

農家以外の方の多くが「推し農家」がいる。

私の理想とする社会はこういう社会です。

 

 

「あなたは誰かを推していますか? それとも誰かに推されていますか?」

 

「これからの農業は“推される農家”を目指す時代。あなたは、誰に推されたいですか?」

 

 

 

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【お知らせ①】

10月の農ビジセミナーお知らせ

第62回 令和7年10月10日(金)19:00~

今回も農ビジ会のメンバーにご登壇いただきます

 

地域農業コンサルタント

株式会社  アグリード 代表取締役 栗田 直樹 氏にご登壇いただきます

 

以前西の軽井沢と呼ばれていた避暑地。今では人口が600人にまで減り続けている

広島県のとある町を復活させるプロジェクトについて熱く語っていただきます。

地域創生のカギとなるのは農業・食・そして人。

全国の地方が抱える過疎化問題。みんなで考えてみたいと思います。

 

たくさんのご参加お待ちしております(^^♪

 

【お知らせ②】

都会に住む実家のない人が増えています。そこで「おかえりただいまプロジェクト」を

始めました。

都会に暮らしで実家のない方と田舎で農業をやっている方のマッチングサイトです。

このプロジェクトの目的は

農村とつながりのある「関係人口」を増やすこと。つまり農家と都市部の人たちが友達になるプロジェクトです。

ご興味ある方はメールにてご連絡ください

詳しくはこちらをご覧ください

https://preview.studio.site/live/BRO3lYd4qD

このサイトはメルマガ読者の方のみが閲覧できる限定公開バージョンです。

 

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