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コラム 2024.05.04
任せる達人になろう
こんにちは。農業講演家の山下弘幸（やましたひろゆき）です。
農業歴35年の農業コンサルタントです。現在、講演、講座、研修、セミナーなどで
新規農業者、若手農業者、企業農業参入などをサポートさせていただいていております。
また、”稼げる農業を実現する半歩先行く農業者”のオンラインコミュニティ
農業ビジネススクール（農ビジ会）やyoutube（農テラスチャンネル）などで
全国農業者へ農業経営・農業ビジネスの最新情報をお届けしています。
さて、今回の山下弘幸農ビジコラムテーマは「任せる達人になろう」
私は料理が苦手です。
だから料理は妻に任せっぱなし。
その分、出されたものには文句ひとつ言わずに
何でも「おいしい、おいしい」って言って食べます。
ただ、妻の仕事や休の時はゆっくりしてもらおうと
家事をやるように心がけています。
ただ、残念ながら、台所に勝手がわからず、何でも妻に聞くことになる。
ねえ、お塩どこにある？
ねえ、この皿どこにしまえばいいの？
ねえ、今日は何ゴミの日だっけ？
妻もだんだんイライラしてきて
もういい！私がやるからリビングでじっとしてて！
こうして、私は料理もできないまま、ずっと妻は忙しいままである。
さて、同じような場面が農業でもあった。
妻と一緒に農業をしていた時、妻が農作業の勝手がわからず、いちいち私に聞いてくる。
ある時、田んぼの草刈りをお願いしても
ねえ、刈払機の燃料はどこに置いてあるの？
ねえ、エンジンかからないんだけど？
ねえ、刈った草はどうすればいい？
私もだんだんイライラしてきて
もういい！俺がやるから事務所で事務処理してて！
こうして、妻は農作業が上達しないまま、ずっと私は忙しいままになった。
自分では簡単にできるコトをやったコトない人に任せる時、
我慢できずに、つい「手を出してしまう」
これって、
私みたいに「慢性的に忙しい人」の典型です(笑)
最初はできなくて当たり前、だから暖かく見守りながら、やらせてみるのです。
人は失敗しながら、人に聞きながら、経験を繰り返し上達していくのですから。
カレーできたよ。
わー、おいしい！カレーつくるの本当に上手ね～
最近、妻は私にいろいろ任せてくれます。
おかげで私のカレーは少し上達しました。
エプロンに合うじゃん！
私が家事をすると妻は、めっちゃ褒めてくれます。
そして、めんどくさがらずに何でも教えてくれます。
お塩のあるところ教えとくね。
お皿の場所はこことここに。
ゴミ出しは月木が燃えるゴミで・・・
私が台所で悪銭苦闘している中、
妻はリビングで寝そべって
スマホをみながらゆっくりコーヒーを飲んでる。
これだ！任せる達人！
任せる達人は、やらせて、ほめる。
だけど私は
任せることが苦手で、
任せられることの方が得意・・・
やっぱり私は
任せる達人には程遠い。
それどころか、
「慢性的に忙しい人」の典型のようです(笑)
＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾
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山下弘幸ヒストリー① 卑屈な幼少時代
https://notera.co.jp/news/3158/
山下弘幸ヒストリー② 親との確執
https://notera.co.jp/news/3160
山下弘幸ヒストリー③ 人を育てる農家になる
https://notera.co.jp/news/3164
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