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コラム 2024.04.26
スピルオーバー 横井小楠先生の偉業
こんにちは。農業講演家の山下弘幸（やましたひろゆき）です。
農業歴35年の農業コンサルタントです。現在、講演、講座、研修、セミナーなどで
新規農業者、若手農業者、企業農業参入などをサポートさせていただいていております。
また、”稼げる農業を実現する半歩先行く農業者”のオンラインコミュニティ
農業ビジネススクール（農ビジ会）やyoutube（農テラスチャンネル）などで
全国農業者へ農業経営・農業ビジネスの最新情報をお届けしています。
さて、今回の山下弘幸農ビジコラムテーマはスピルオーバー
私が尊敬する横井小楠先生について語ります。
横井小楠先生を語る上で思いつく言葉があります。
それは「スピルオーバー」
放送・通信分野で、電波が想定以上の範囲に届いてしまうこと。
また、放送対象地域外で受信できてしまうことからその名がついた。
近年では「風が吹けば、桶屋がもうかる」の意味で使われる。
ある出来事がきっかけで様々なことが連鎖的に発生、
思いもよらないところに影響が及ぶという意味だそうだ。
歴史で観ればこのようなことかもしれない。
1860年、50歳のころ
松平春嶽（まつだいらしゅんがく）を助け、
福井藩の政治改革に取り組むんだ
熊本藩の思想家横井小楠（よこいしょうなん）。
越前福井藩の藩政改革のために執筆された「国是三論」は
横井に学んだ越前藩士由利公正（ゆりきみまさ）により
新政府の基本政策である「五箇条の御誓文」の原案となり
新時代の基礎となった。
また、
1864 年2月には熊本に尋ねてきた龍馬と会い、
その時
船中八策の原案となる『国是七条』を説いたと言われている。
やがてそれは
龍馬が1867年に起草した、新国家体制に関する意見書として
前土佐藩主「山内容堂」（やまうちようどう）を通じて、
江戸幕府第15代将軍「徳川慶喜」（とくがわよしのぶ）に伝えられる
船中八策は
朝廷を中心とする大名の会議が、日本を動かすという統一国家構想であり、
その提言は江戸幕府の終焉を大幅に加速させただけでなく、
明治政府の基本方針にも大きな影響を与えたと言われる。
「スピルオーバー」
人の状況や経験が、他方の状況や経験にも影響を及ぼすことがある
しかし、これには
良い影響を及ぼすポジティブ・スピルオーバーだけでなく、
悪い影響を及ぼすネガティブ・スピルオーバーもある。
これらの革命により近代化が進み武士たちは仕事失うことに。
各地で反乱がおき、
改革を行う、もしくは企てた幕末の志士たちの多くは暗殺された。
小楠も1869年京都で暗殺された。享年61歳だった。
150年前は自分の思想を貫くことすら大変だったようだ。
小楠先生が多くの門弟を養成した家塾「四時軒」
そこからから北東方向へ10分ほど歩いたところに、
小楠先生の銅像や頌徳碑（小楠の徳をたたえる碑）などが建てられている
小楠公園もあります。
時代を大きく変えたいと思う方は
是非、尋ねて見ていただきたい
https://kumamoto-guide.jp/spots/detail/64
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山下弘幸ヒストリー① 卑屈な幼少時代
https://notera.co.jp/news/3158/
山下弘幸ヒストリー② 親との確執
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山下弘幸ヒストリー③ 人を育てる農家になる
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