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物語 2024.04.22

『支配』全21話 ―第5話― 「結果」

こんにちは。農家著述家の山下弘幸(やましたひろゆき)です。

本業は農業。現在は農業コンサルタントとして全国の農業者のサポートを行っています。

また、農業講演家として講演、講座、研修、セミナーなど全国各地に呼んでいただいています。

日頃は、全国農業者のオンライコミュニティ農ビジ会や農業ビジネススクール運営

youtube(農テラスチャンネル)などで農業経営・農業ビジネスの最新情報をお届けしています。

 

さて、今回の山下弘幸の書下ろしストーリーは

『支配』全21話 第5話 「結果」

主人公は生まれも育ちも仕事も農家の「カワカミトシロウ37歳」

家業の農業を離れひょんなことから企業に入社する。

だが、そこで待ち受けていたのはこれまで経験したことがない試練の連続だった

 

『支配』全21話 第5話 「結果」

この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。

 

前回までのあらすじ。

私は追い込まれていた。ビルの窓から飛び降りる決断を迫られていたのだ。

攻められる理由は誤解だった。出世が早かった私は妬みを買っていたのだ。

私が恨みを買った理由はスピード出世。そしてその背景にあるのが農家だったという過去だった。

農家だった過去とは父親に反抗できないエレファントシンドロームを生み出した。

 

それから人の顔色をうかがう人生が始まった。機嫌が悪い人がいれば、すぐに機嫌を取りに行った。

それは、徐々に私という人間を壊していった。

 

カワカミ君、君は本当に私のことをわかってくれる。君のような人材がわが社に来てくれたおかげで

うちの会社も安泰だ!ガハハハ。社長は豪快に笑う人だった。

 

ただ、気に入らないことがあればすぐに表情を曇らせた。だから私はすぐに機嫌を取りに行った。

 

誰かを支配しようとするとき、二つのことを同時にやらなければならない。

それは「アメとムチ」

叱るだけでなく、めちゃくちゃ褒めるということも重要な業だ。

 

社長が褒めてくれる時、そこまで言ってくれなくてもいいですよ。ってくらい褒めてくれる。

だから社員全員、社長のことが好きだったし、社長に褒めてもらいたい。そう思っていた。

 

その中で私が社長から一番可愛がられる訳だから、「カワカミのこと気に入らない」って抵抗勢力がいるのは

致し方ないことだった。

 

それでも、社長からのミッションで私は会社を仕切った。

会社は事業計画を立て、その計画の目標達成のためにヒトモノカネ時間というリソースを活用して結果を出す。

そこに、私情を挟む余地はない。

だから、多少厳しい業務だと思ってもどんどん部下に仕事を振った。もちろん勤務時間内に収まるような仕事量ではなく

社員のほとんどが残業をしてタスクをこなしていた。

 

当時の私たちは「結果を出す」「結果がすべて」ということに支配されていた。

 

がむしゃらに働き、毎日ヘトヘトになって帰宅する。帰宅しても寝るだけで、次の日は朝早くから出勤して

また同じように膨大な仕事を処理する。そういう日々が続いていた。

 

しかし、私たちの努力が実るどころか、それが裏目に出る大事件が起きてしまった。

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山下弘幸(やましたひろゆき)の自己紹介です

笑って泣けるストーリーが満載です。

悩んでいる農家の皆さんに是非読んでいただきたい物語です

 

山下弘幸ヒストリー① 卑屈な幼少時代

https://notera.co.jp/news/3158/

 

山下弘幸ヒストリー② 親との確執

https://notera.co.jp/news/3160

 

山下弘幸ヒストリー③ 人を育てる農家になる

https://notera.co.jp/news/3164

 

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