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ブログ 2022.01.12

今年こそは自分を取り戻そう!

こんにちは。脳を耕す農業講演家の山下弘幸(やましたひろゆき)です。

今回の、農テラスブログのテーマは

さて、今回は「自分を取り戻す」というテーマでお話します。

※今回の内容は1月13日配信のメルマガにてお届けいたします。

【勉強が得意だった不幸】

【親から翼をもぎ取られる】

【親父との間にできた溝】

【自分を捨て、そして自分を取り戻した】

 

このお話は

1月21日に開催される熊本県4Hクラブ創立70周年記念で基調講演させていただく

内容の抜粋です。

 

当日は現役クラブ員から歴代4HCOB、OG300名ほどが参加されるそうです。

私も平成5年県連役員を務めた経緯もあり、お引き受けさせていただきました。

 

そこでどんな話をしようかと現在思案している中で、

やっぱり、未来に向けて夢のある話をしようと思っています。

 

テーマは「2023年農業者として必要な準備」

このテーマにした理由は

 

私たち農業者が漠然と未来に不安を抱いているから。

ですから、少しでも未来の不安を取り除くために未来についてお話したいと思っています。

 

でも、未来予測ってどうやるか知っていますか?

答えは

 

「ちょっと先の予測」をやるんです。

 

誰だって10年先を予測はできません。でもちょっと先なら予測できますよね。

だから、ちょっと先の予測を続けるんです。

 

すると10年先だろうが30年先だろうが怖くはありませんよね。

 

ただ、予測は誰でもできるのですが、

その予測に備えて対策ができるかどうか?が問題なのです。

そこで、

私たちがどうしてもやらなければいけない大事なことが

ひとつだけあるんです。

それが「自分を取り戻す」なのです

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【勉強が得意だった不幸】

あまり自分でいうことではないのですが、

子供のころ勉強が得意でした(笑)

 

私は幼少期

カラダがかなり小さくて虚弱体質。引っ込み思案で、人見知りのとても気の弱い子供でした。

小学校1年生のころ身長は100㎝。普通の小学校1年生は120㎝程度

ランドセルを背負うと体の半分くらいが隠れます(笑)

運動も苦手でした。逆上がりはできない。っていうかまず鉄棒にとどかない。

跳び箱も飛べない。っていうか跳び箱が自分には高すぎて・・・

水泳も苦手。って言うかプールの底に足がとどかない・・

世の中の基準がすべて私には大きすぎて何をやっても「できない」子供でした。

体が小さい上に気が弱い。だから近所の悪い3つ上の年長にいつもいじめられていました。

その人は暴力も振るってきました。

でも、殴られて体に傷を負っていても私の親は「近所の体裁」を気にして相手の親に

いじめを辞めるように言ってはくれませんでした。

 

自立したい。自分で生きてい行く力を付けたい。今思えばあの時から自立願望は芽生えていたのかもしれません。

 

子供のころ自分が楽しいって思える時間。それは勉強でした。

意外でしょ。普通の人は勉強は嫌いって方が多い中、私は勉強が好きだったのです。

なぜなら、他の事では何一つ勝てるモノがなかったから。

勉強は成績順が明確にわかって体の大きさなんて関係ない、気が弱かろうが人見知りだろうが関係ない。私は「勉強」が得意になっていきました。

 

しかし、これが私を一生苦しめることになるのです

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【親から翼をもぎ取られる】

私が通う中学校は田んぼの真ん中に立っている1学年3クラス程度の田舎の学校でした。

私の成績は20番目くらい。結構できる方でした。

学校の先生も私に進学校を進めてくれました。

しかし、親と先生と私とで進路を決める3者面談の時

衝撃的な出来事が起きました。

私の母が先生に向かってこういったのです。

「私の息子に勉強させないでください」

学校の先生も戸惑いました。どうしてですか?山下君は勉強ができる子なので

進学校でも受かります。

しかし私の母はこう言い切りました。

「先生、困るんです。うちの息子が進学してどこかいい仕事にでも就いてもらったら

跡継ぎがいなくなるんです」

 

先生に泣きながら訴える母。

先生も困惑して私にこう言います

「山下君そういうことなら農業高校へ行ってお母さんの言うこと聞きなさい」

 

今から40年も前の話です。

あの頃の我が家は決して儲かっている農家ではなかったと思います。

ただ、母は息子が後を継がなければ自分が母としての役目を果たせないと

自分の息子が自分達の農業を継いでくれる夢を叶えたかったのだと思います。

 

母は、特に世間体を気にする人でしたから

後を継いでもらえない農家は近所の人から笑われる。

そういう風潮が強かったからだと思います。

 

しかし、私はその時

自分の翼を取り上げられた気がしていました

 

親のエゴによって子供の好きなモノ、得意なモノを取り上げる

母親は全くそんなこと思っていないかもしれないけれど

当時の私にはかなり堪えました・・・

 

続きはメルマガにて

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