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ブログ 2021.08.16
野菜の市場価格が上がれば○○の農家が儲かる
こんにちは。脳を耕す農業講演家の山下弘幸(やましたひろゆき)です。
今回の、農テラスブログのテーマは
野菜の市場価格が上がれば○○の農家が儲かる
のお話です。
記録的な豪雨が続いていますね。
夏の暑さを助長するミンミンゼミの鳴き声から
夏の終わりを告げるツクツクボウシの鳴き声に変わる季節なのに外では梅雨を思わせるような
雨音しか聞こえません。
こんなお盆を迎えたのは始めたかもしれない・・・
各地では洪水による被害も出ているようでなんだかよからぬ胸騒ぎが致します。
私の地域でも8月8日以来ずっと雨が続き今日で8日連続して太陽の光を浴びていません。
光がないとテンションが上がりませんよね。
しかし、人間以上に困っているのは植物たちかもしれません。
植物は動物と違って移動ができないため、自然界の大気と水を原料として
栄養を得なければいけません。
その原料を合成して自分に取り込むためには「光」が不可欠なのです。
これは皆さんご存知だと思いますが「光合成」という作用です。
植物はただただじっと太陽からの光を浴びることで自ら栄養を取り入れているのです。
その光が1週間以上もない・・・
よく火山の噴火や隕石の衝突で大気中を噴煙、粉塵が覆いつくし、
植物が育たなくなり人類が滅びる・・・的なSF物語がありますが、
最近はそのSF映画のような真っ暗な空に覆われた世界で暮らしているようです。
この異常気象は私たち農業業界に大きな影響を与えそうです。
おそらく、
この連続する曇天の影響は農産物の市場価格にかなり影響をおよぼすことでしょう。
例えば昨年7月は日照不足の影響を受け野菜卸値がそれまでの最高だった1993年を抜いて最高値でした。
1993年は冷夏でしたが日照はそこまで不足しておらず、温度が低かった年です。
つまり温度より光が足りない「日照不足」の方が野菜は不足し市場相場は高騰する傾向にあるのです。
おそらく9月上旬は各地で野菜が不足して野菜卸値が高騰するのではと予測されます。
また、ニンジンや秋野菜の作付け準備も遅れることで秋冬の市場価格も高く推移するかもしれません。
だったら、農家は得だよね。ってそう思うのはちょっと早すぎます。
確かに、昔は野菜の相場が上がれば農家は潤っていました。
しかし、今は違います。
野菜の相場が上がれば単純に近隣国からの輸入が増えるのです。
価格が上がれば農家が儲かる。これは過去の話。
価格が上がれば隣国の農家が儲かる。これが今の時代なのです。
農業ビジネススクール農業マーケティング講座の内容の一部は
アグリジャーナル(agrijournal)にも掲載されています
山下弘幸(やましたひろゆき)プロフィール
https://drive.google.com/file/d/1Oa6FE0L4Ub6VyUMznSUZItocqbXEUtt6/view?usp=sharing
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