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コラム 2021.03.08
家族と仕事と自分の分離
こんにちは農業パーソナルトレーナの山下弘幸(やましたひろゆき)です。
今回の、農テラスコラムのテーマは
家族と仕事と自分の分離について
実家を離れて15年が経つ。
両親からはいつ帰ってくるのかとせがまれる。
長男だから親の面倒を見なければ。
実家は自分が守らなければ。
この「呪縛」にさいなまれている農家は少なくない。
次男はいいよな。気楽にサラリーマンやって。
フツーに家を建てて、奥さんと子供と悠々自適に暮らしている。
週末だけ子供を連れて実家に遊びに来る。
両親は次男夫婦や孫が来ると喜ぶ。
次男はいよな。気楽で。
兄貴はいいよな。家があって。俺なんか
住宅ローン払うの必死なんだぜ。
お前はいいよ。俺なんかこの家の補修、全部やんなきゃいけないんだぜ。
っていい言うか、別に俺実家が欲しいわけじゃないから。
長男だから仕方なくこの家守っているんだからな。
俺が地元の付き合いとかすべてやっているからこの家に
お前は帰ってこられるんだからな。
農家の長男は知らず知らずのうちに
家業を守り、実家を守り、親の面倒を見るのが責務だと子供頃から
そう信じて疑わない。
地方ではその地域に名深く残る価値観がある。
地元優先。地元を出ていくことは地元を捨てること。だから
地元愛があるなら地元に残る。
地元の行事は最優先。
しかし、私はこれらをすべて捨てた。
こういう縛りから抜け出したかったからです。
もっと自分の価値観で生きたい。自由に生きたい。
そう思ったから。
しかし、そんな私に対して、
あいつは自分のことしか考えていない。
地元愛がない。と言われた。
親からは、「わがまま」「身勝手だ」だと言われた。
それでも私は地元を離れた。
自分ではこう思っている
自分のことしか考えていないわけでもないし、
地元愛がないわけでもない。
そして、わがままだとも思っていない。
実家からなら数分のところにあった農場も
実家から離れたアパートで暮らし始めてからは20分かけて毎日
農場に通った。
親とは農場でしか顔を合わせないので
仕事の話も農場でしか話しをしない。
仕事から帰っても親とは別の生活だから親に気を使わないし、
親も私たち夫婦に気を使わないからホットしている。
たまに実家で皆集まって食事をすると盛り上がる。
一緒に暮らしていた時は食事中会話なんてなかった。
親子といえども人生は別。考え方も生き方も。
同じ家に2世代3世代が暮らすのもいいが、それぞれが自立したスベースや
自立した生活ができるようにすることはとても重要である。
農家は家族という単位で縛られる。だからまずそれを分離しなければいけない。
農家は仕事と生活が一緒という縛りがある。だから仕事と生活を分離しなければいけない。
農家は自分の人生を親の人生が複雑に交わり合う。だから課題を分離しなければいけない。
私の持論だが、農業の本当の課題は
家族と仕事と自分が分離できていないところにあるのではないだろうか
山下弘幸(やましたひろゆき)プロフィール
https://drive.google.com/file/d/14fXAndWHIsvojJLG_lhzU9ET_l8jAibR/view?usp=sharing
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