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ブログ 2026.08.11
稼ぐ農家とそうでない農家を分ける、「機嫌」の正体
稼ぐ農家は自分の「機嫌」を取る
こんにちは。脳を耕す農業講演家の山下弘幸です。
「経営がうまくいかない」
そう感じたとき、多くの人はテクニックや戦略を疑う。 でも僕が40代を過ぎて、いや正直に言えば50代に差しかかってようやく気づいたのは、もっと手前の話だった。
自分の機嫌を、自分で取れているかどうか。
これが、稼ぐ農家とそうでない農家を分けている。
今日はその話を、僕自身のエピソードを交えて書いてみる。
すぐ機嫌が悪くなる人たちに囲まれて育った
僕の周りには、すぐ機嫌が悪くなる人が多かった。
沸点が低い人、不機嫌になるとプイっと黙る人、当たり散らす人。親だったり、身内だったり、兄弟だったり。学校でも部活でも、そういう人はどこにでもいた。
今なら「機嫌の悪さで場を支配するタイプ」と言えばピンとくる人も多いだろう。SNSで言う「不機嫌ハラスメント」に近いかもしれない。
そして厄介なことに、僕自身もそのタイプだった。

機嫌を取る側にまわって、自分が壊れていった
一方で僕は、誰かが不機嫌になると空気を悪くしないようにと、一生懸命バランスを取ろうとするタイプでもあった。
険悪な雰囲気にならないよう気を配り、機嫌の悪い人のご機嫌を伺う。
これが、一番自分を壊していくパターンだった。
本当は自分の機嫌や気分は自分で維持するものなのに、人のことばかり気にして、自分のことを棚に上げてしまう。そんな状態で経営がうまくいくはずがない。
無理をして頑張っているのに、周りが適当にやっているように見えると腹が立つ。そうやって、知らないうちに自分で自分の人生を悪くしていた。
「自分の機嫌の方が大事」に気づいた瞬間
この構造に気づいたとき、なぜ自分の人生がうまくいかないのか、その理由が見えた気がした。
経営がうまくいっても人生がうまくいかない人もいるし、その逆もいる。結局これは、物の考え方や生き方の話につながっている。
自分の機嫌の方が大事なんだ——そこに気づいた途端、僕の人生は変わり始めた。
機嫌が悪くて出世する人がいるのはなぜか
ここで一つ疑問が浮かぶ。
「機嫌が悪くてすぐ怒るような人が、結局うまくいっているじゃないか」という現象は、確かにある。
理由はシンプルだ。機嫌が悪い人の周りには、その機嫌に合わせる部下や取り巻きが集まる。だからその場では回っていく。
ただしその人も、心のどこかで不安を抱えている。取り巻きがいなくなれば、一人ぼっちになるかもしれないという不安だ。
経営的にはうまくいって、お金持ちになるかもしれない。でも、その人は本当に幸せなんだろうか。
これは経営者に限らず、政治家にも似たタイプは多い。
機嫌をよくする、3つの練習
もし、僕と同じように人の機嫌を取ることに疲れてしまっている人がいたら、次の3つを試してみてほしい。
1. 機嫌の悪い人を、ほったらかしにする 機嫌が悪いのは、その人自身の都合。自分が引き受ける必要はない。
2. 相手にしない 勝手に不機嫌になっている人に「どうしたの?」と構う必要はない。自分は自分の機嫌をよくしておく。
3. 自分の機嫌を取る練習をする 「自分は自分、人は人」——これは冷たいことではない。むしろ、これができないと自分が壊れていく。

経営論の、一番土台にあるもの
「これ、農業に関係あるの?」と思われるかもしれない。
でも僕の中では、これは立派な経営論だ。
農業をどれだけ頑張っても、経営のテクニックをどれだけ覚えても、根底にあるメンタルの部分がぐらついていれば、積み上げたものは崩れやすい。
自分の機嫌を自分で取ること。これは経営や販売テクニックの、さらに元にある土台の話だ。
もし今日の話が「自分にも当てはまるかも」と感じたなら、農業経営の話も含めて、一度じっくり話してみませんか。農テラスでは無料相談を受け付けています。