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お知らせ ブログ 2025.06.05
誰よりも早くAIを使いこなす農家になろう!
こんにちは。全国で講演、セミナー研修など行っている
農業講演家の山下弘幸(やましたひろゆき)です。
農業歴35年。親元就農後、個人、法人の農業経営を経て
農業コンサルタントに転身し、
現在、新規農業者、若手農業者、企業農業参入支援などをしています。
具体的には、稼げる農業を実現する
”1歩先行く農業者”のオンラインコミュニティ
「農業ビジネススクール(農ビジ会)」を主催し
全国200名の農業者と毎月勉強会や情報交流を行っています。
また、定期的に更新しているyoutube(農テラスチャンネル)では
全国の農業者へ「農業経営・農業ビジネス」の最新情報をお届けしています。
さて、今回の山下弘幸農ビジコラムテーマは
AIが農業を変える!?についてです。
毎月開催しています農業ビジネススクール(農ビジセミナー)6月は
農業AI特集です。
内容は誰よりも早くAIを使いこなす農家になろう!というお話です。
あなたはAIをもう使っていますか?
それとも「なんだか怖いし、嘘つきそう」と敬遠していますか?
読者の皆さんも「生成AI」は使っていると思いますが、
中にはAIは信じない、どうせAIは嘘つくんだろう?ちょっと使ってみたけど
大した事なかったよ。私はなんだかAIは怖いから使いたくない。
などと敬遠している方もいらっしゃいます。
私は主にChatGPTとPerplexity(パープレキシティ)を使っています。
先日の農業week特別講演でも最後に会場からご質問をいただいたので
私のAIの使い方をご紹介します。
まず、これまでgoogleで検索していたのを辞めてPerplexityを使います。
情報源は同じWeb上の情報ですが、Perplexityは暫定的ではありますが答え(結論)を出してくれます。これまでの検索は出てきた情報の中から最後は自分で答え探さなければいけなかったのですが、今では答えが出てきます。
もちろん、その答えを採用するかどうかは「人間」の判断ですが、これまでよりさらに便利になったのは間違いないです。
これらの情報はChatGPTに読み込ませ、最後に自分がやりたいこと、望んでいることを
プロンプト(指示や質問)します。
例えば
ChatGPTに聞くときは、「誰が、何を、どうしたいのか」を明確に伝えることがコツです。
《具体的な例》
スイカの農家は今後どのような事業展開をしていくべきか?考えをまとめたい場合
まず、Perplexityで「スイカの市場調査」をします
⇒出荷量(流通量)は令和元年で約27万9,100トン(28トン弱)
⇒スイカの年間卸金額(年平均)は約500億円
※卸売価格は年や月によって変動しますが、近年の平均は1kgあたり180~300円程度
⇒全国のスイカ作付面積は約9,000ヘクタール前後
⇒日本国内でスイカを生産している農家数は、おおよそ8,000~9,000戸程度と推定
次にこれらの情報をChatGPTに読み込ませ、
スイカの農家は今後どのような事業展開をしていくべきか?考えをまとめてと
プロンプト入力します。
将来性、市場シェアの取り方、どんな品種を選ぶべきか、販売方法、コストの下げ方、
積算温度から逆算して有利な出荷日を計算したり、顧客(マーケット)が求めている時期、単価、売り方などをどんどん聞いていきます。
これらを生成AIと会議した結果は次の通りです。
スイカの農家は今後どのような事業展開をしていくべきか?の結論は3つ
・3月~5月の時期の出荷を増やす(低温伸張性の台木選定重要)
・3kg程度の中玉皮薄い品種を選ぶ(市場ニーズ反映)
・贈答用に特化する(インバウンド客も意識する)
他にも生成AI活用術として次が考えられます
今回は特に農業社長にとって便利なものを羅列しています
【栽培生産】
・収量を上げる
3大要素(光・水・CO²)の因果関係の活用し環境の最適化を提案します
【収穫出荷】
・有利販売
収穫予測日、収穫量予測することで取引先から信用を得ることができます
【コミュニケーション】
・技能実習生とのコミュニケーション(翻訳)
・作業マニュアル作成(多言語化)
【日報・工程・現場オペレーション】
・作業日報の自動化・共有化
・トレース管理・作業工程管理
・人時生産性自動認識・カイゼン提案
・業務進捗管理・資材在庫管理
・パート従業員シフト管理
【人事・労務・契約業務】
・求人情報テキスト作成
・雇用契約書作成
・社内規定作成
・給料計算・社会保険計算
・労務諸手続き
【経理・財務】
・受発注管理・売上データ自動入力
・取引先別売り上げ管理分析
・収支情報自動入力
・レシートから経費自動分類
・帳票類フォーマット作成
・データ整理・自動入力
これらだけでも従業員何人分の仕事をしてくれているか便利さがわかりますよね。
更には
【販売・マーケティング】
・SNS自動投稿
・EⅭサイトの商品説明分作成や写真加工、訴求写真自動生成
・ネットショップの立ち上げ
・チャットポットによる自動Q&A
特に農業経営者に活用して欲しい場面は戦略です
【経営】
・市場調査・分析
・収支計画・シミュレーション
・収益予測・資産運用シミュレーション
・補助金申請書類作成
・融資申請(事業計画)作成などなど
まるで優秀な秘書を雇っているのと同じくらいのパフォーマンスを発揮してくれます。
ただ、AIは万能ですが、残念ながらAIにできないこともたくさんあります。
どれだけAIが進化しても、「地域の情報」「人と人の関係性」には勝てません。
AIはあくまで“助手”。
本当に大切なのは、あなたが培ってきた“地域での信頼”です。
例えばご近所の情報です。
例えばお隣の○○さんちのおばあちゃんが亡くなった。とか、
○○さんちの息子さんがこの前の野球大会でホームランを打ったとか、
地域コミュニケーションに不可欠な情報はまったく網羅していません。
ですから、
農村地域で生きている以上、AIがもたらす情報より地元近隣情報の方が大事です。
とはいえ、時代はAIが席巻していきます。
AIはあなたの経営にとって「優秀な秘書」です。
でも地域の信頼や人間関係は、あなたにしか築けません。
どちらも大切。
だから、AIは“道具”、あなたは“戦略家”。
これからの農業は、脳を耕す時代です。
上手にAIを使いこなせるようになりましょう!
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テーマ AIが農業を変える
~誰よりも早くAIを使いこなす!~
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デルタワークス代表 浅川浩二氏
講師プロフィール
くまもとdx研究所所長
資格取得ヒューマンアカデミー熊本校 講師
熊本市立総合ビジネス専門学校 非常勤講師
湖東カレッジ情報建築専門学校 非常勤講師
参加費: 3,300円(税込)※農ビジVIP会員:無料
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