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ブログ 2024.12.05

「農」より「脳」を耕す農家

こんにちは。全国で講演、セミナー研修など行っている

農業講演家の山下弘幸(やましたひろゆき)です。

農業歴35年。親元就農後、個人、法人の農業経営を経て

農業コンサルタントに転身し、

現在、新規農業者、若手農業者、企業農業参入支援などをしています。

具体的には、稼げる農業を実現する

”1歩先行く農業者”のオンラインコミュニティ

「農業ビジネススクール(農ビジ会)」を主催し

全国200名の農業者と毎月勉強会や情報交流を行っています。

また、定期的に更新しているyoutube(農テラスチャンネル)では

全国の農業者へ「農業経営・農業ビジネス」の最新情報をお届けしています。

 

さて、今回の山下弘幸農ビジコラムテーマは

「農」より「脳」を耕す農家を増やしたい

「農業経営の未来を変える鍵は『攻め』と『守り』にある

そんな話をこの1週間はほぼ毎、日全国各地でしてきました。」

 

話の内容は「これからの農業の在り方とやり方」

具体的にはこれからの農業経営戦略について。

このテーマは大きく二つに分かれる。

それが「攻め」と「守り」です。

 

攻めとは販売戦略。つまり売上コントロールのことである。

守りとは財務戦略。つまり経費のコントロール戦略である。

 

受講される農業者の方が興味あるのは販売戦略。

どうやって高く売るか、どうやって売上を伸ばすかだ。

 

これはマーケティングの手法を使う。

マーケティングは売ることではない。

買いたくなる仕掛けのことだ。

 

この手法を用いて農ビジ会のメンバーは農産物を高く売っている。

例えばお米。5kgが1万円以上で売れている。

 

だが、経営において先にやるべきことは財務戦略である。

つまり「守り」を固めることなのだ。

 

例えば1億円売り上げても、9,990万円経費を使えば10万しか残らない。

逆に100万売り上げの事業でも10万しか経費をつかわなければ90万残る。

 

つまり出ていくお金を管理できなければ

お金は残らないのだ。

 

ただ、農業者は数字やお金が苦手な方が多い。

だから

お説教臭くならないように楽しくお金の勉強をするために、

講義の時はまず、

興味を持ってもらうことを優先する。

難しい、めんどくさい、大変そう、

このようなバイアスを外していくのです。

 

私は地元の農大を出たが農業簿記や財務は大の苦手。

その私が「農業財務」を教えている(笑)

 

なぜそんなことができているのか?

答えは「わからなかった人が教える」からいいのだ。

 

私は数学が大の苦手。高校時代数学はほとんど赤点だった。

だから我が家の農業を1度つぶしかけた。

 

どんぶり勘定だったころ、収入より支出が大きくなりすぎて破綻しそうになったのだ。

その時慌てて勉強した。最低限、農業経営をやる上で必要な数字とお金の勉強を。

 

その時培った農業数字。これは数学ではなく「算数」(笑)

 

だから、あくまで私が農家として、農業者として、経営者として

これまで必要だった経理、財務を学んだことを

農家の視点で話をするので

 

税理士の先生や財務のプロ、fpの人達よりも

わかりやすく伝わっているのだと思う。

 

これにより、講義が終わるとほとんどの人が

自分の確定申告書や財務諸表を見たくなる。

 

つまり、「我が家の経営数字」に興味を抱くのだ。

 

農業は本来理数系の人向きだが

なぜか体育系の人が多い(笑)

 

感コツ経験が大事で、体力とフィジカルで勝負する人が多い(笑)

 

最近ではロジカルに合理的かつ効率的に農業をやろうとする

クレバー型農業者も増えてきた。

つまりデータをもとに分析した結果で決断判断実行するタイプだ。

 

特に新規農業者にその傾向がある。

主な理由は

感コツ経験が大事で、体力とフィジカルでは先輩農家に到底かなわないからだ。

 

だがしかし、ここにきてその新規農業者の方が優位になる時代が来た。

 

背景には儲かるよりも損しない「風の時代思考」があるからだ。

 

風の時代思考とは「目に見えるもの」の価値から「目に見えないもの」の価値を

重要視する新しい価値観のことを言う。

 

つまりめちゃくちゃ稼ぐことより「確実に稼ぐ」「計画的に稼ぐ」を優先する。

そしてお金や名誉など目に見えることよりも

 

充実した時間を過ごす。

心の満たす生き方をするなどを優先するのだ。

 

これらを実現するにはパワーだけに頼れない。

頼れるのはデータ。エビデンス。それに加えて経験という思考順位になる。

 

ちょっと難しい話になりましたが、

最近私がお話しさせていただく「農業財務」は

 

農業キャリアが少ない方によく響く

 

農業キャリが多い方は脳より農を耕すことを優先してきたから

今更「脳」を耕せと言っても

なかなかそう簡単にはいかない。

 

なぜなら脳がガチガチに固まっているからだ。

 

「脳が耕され始めた瞬間から、農業経営は驚くほど楽しくなる」

 

さあ、読者の皆さん、一緒に脳を耕しませんか。

 

 

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