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ブログ 2024.11.21

スマートな農業について

こんにちは。全国で講演、セミナー研修など行っている

農業講演家の山下弘幸(やましたひろゆき)です。

農業歴35年。親元就農後、個人、法人の農業経営を経て

農業コンサルタントに転身し、

現在、新規農業者、若手農業者、企業農業参入支援などをしています。

具体的には、稼げる農業を実現する

”1歩先行く農業者”のオンラインコミュニティ

「農業ビジネススクール(農ビジ会)」を主催し

全国200名の農業者と毎月勉強会や情報交流を行っています。

また、定期的に更新しているyoutube(農テラスチャンネル)では

全国の農業者へ「農業経営・農業ビジネス」の最新情報をお届けしています。

 

さて、今回の山下弘幸農ビジコラムテーマは

「スマートな農業について」

スマート農業は皆さんご存じだと思います。

日頃の農作業現場や事務作業現場で起きる判断、決断を

ICTやGPSなどを活用し情報を収集することで最適化を目指すことです。

さらにはこれらをロボットにやらせ自動化、無人化させることが最終目標。

さらに最近ではこれらをAIに判断させるところまで来ています。

 

さて、今回はそのそっちのスマート農業ではなく

スマートな農業のお話です。

 

これは私がこれまで心がけてきた農業スタイルです。

 

今回の結論は「時間をスマートに使おう」ということです。

具体的には次の3つあります

・タスクを貯めない

・仕事に追われない

・スキマ時間活用

 

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・タスクを貯めない

やるべきことがたまり始めると仕事のパフォーマンスは著しく低下します。

ですからまずは頭の中を整理が重要です。

頭の中を整理するにはとにかく紙に書きだします。

やるべきことをとにかく書き出すのです。

そして、書き出したら優先順位を決めて、それ以外はいったん忘れる。

こうすることで脳のキャパを空けるのです。

 

次にパターン化。

私は、髪型や服、靴、食べ物などパターン化しています。

迷う時間が持ったいないからです。

特に食べ物屋さんに行って何を食べようかって迷うっている時間がもったいない。

注文が遅くなると結果的にその料理が運ばれてくる時間も遅くなります。

ですから、お店の入り口に書かれている「おすすめ」を選ぶようにしています。

 

次にわからないことがあった時。

人は迷う時間や悩む時間が一番無駄に時間を過ごしています。

なぜなら目の前のことに集中できないから。

 

以前は、すぐに誰かそのことを知っている人に電話していました。

いわゆる「問い合わせ」です。

ただ、最近電話はビジネス上ではマナー違反。

なぜなら相手の時間を奪うからとされています。

また、電話は記録に残らないので「言った言わない論争」になりかねません。

 

ですからわからないことがあればもっぱらGoogle検索。

最近は何でもChatGPTに聞いています。

 

そして記録メモも有効です。

とりあえずなんでもスマホで写メを取る。その時々でメモ代わりになんでもスマホに

ストックします。

もちろんメモ機能も有効活用しています。

 

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・仕事に追われない

農業では仕事に追われないことが鉄則です。なぜなら仕事に追われるようになると

それを取り戻すために1週間から2週間もかかります。

常に、仕事に追われる状態ではなく、仕事を追う状態を保たなければなりません。

そのために不可欠なのが、toDOリスト。

ここでもまた、やることリストが重要になります。

 

ここでのポイントは「キャパを空ける」ということ。

そのためにやるべきことは「レスポンスを早くする」ということ。

例えばメール返信。とにかく仕事がうまくいっている人はレスが早い。

メールもLINEもすぐに返信が来る。

この人たちはやるべきことを「貯める」のが良くないことを熟知しているのでしょう。

 

キャパを空けるために有効なのは「人に頼む」という技。

とにかく仕事や作業を「抱え込まない」のがスマートです。

逆にスマートでない人は何でも自分でやろうとしてします。

 

つまり「抱え込んでしまう」のです。

特に顕著な例が「めんどうなことを貯め込みます」

例えば月決算。毎月帳簿をつけていれば確定申告の時に慌てなくてよいのですが

ついついあと回しにしてしまう。

 

他にも、人間関係でつまずいているのをほったらかしにしてしまう。

私も類にもれず「そっち」側の人間でしたが、少しずつスマートにできるようになりました。

私がやってきた自己暗示をご紹介します。

「今やる、すぐやる、今すぐやる」

「やってやれないことはない、やらずにできるわけがない」

「迷うな、悩むな、次へ行け」

これらを自分に言い聞かせてきたのです。

 

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・スキマ時間活用

これはちょっとお恥ずかしい話ですが、ちょっとの時間ももったいないと思ってしまう

せっかちな私は風呂場で湯船に使っている時間にSNSの投稿をしたり、トイレに入っているときにLINEやメールをチェックしたりしています。

お風呂やトイレくらいゆっくりしなさいよ。って笑われるかもしれませんが、性分なもので。

これってスマートに生きること?かは疑問ですけど・・・

 

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・最後に時間を効率的に使えるスマートな農業者になる方法についてです

スマートな農業者になる方法は2つあります。

 

ひとつは基準を持つということです。

例えば作業時間の基準。この作業は1時間で終わらせるとか、

今日は16時までにすべての業務を終えるなど、自発的に区切りを作ることです。

 

他にも1日の売上や出荷量、週、月の売り上げや出荷量など基準を設けることで

無駄に頑張りすぎるのを抑えるのです。

 

そしてもう一つは荒療治的な手法ですが、「あえて忙しくする」ということ。

例えば地域の役職受けることで仕事の時間が削られます。

そうなるとただでさえ忙しいのにさらに忙しくなります。

そこまで自分を追い込むと、時間の使い方がめちゃくちゃ上手になるのです。

 

私の持論ですが、

忙しいのが嫌いな人は農業向き(自営業向き)ではありません。

忙しいのが好きな人に農業は向いていると思います。

 

ただ、一生忙しいのは嫌ですよね。

だから今は忙しいけどいずれ余裕あるようになる。

この仕組みを作るのが楽しいのです。

こういう人たちが儲かる農業を実現しているのだと思います。

 

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