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ブログ 2024.02.14
地球温暖化について
こんにちは。農業講演家の山下弘幸(やましたひろゆき)です。
農業歴35年の農業コンサルタントです。現在、講演、講座、研修、セミナーなどで
新規農業者、若手農業者企業農業参入などをサポートさせていただいていております。
また、
”稼げる農業を実現する半歩先行く農業者”のオンラインコミュニティ
農業ビジネス研究会(農ビジ会)を主宰しています。
さて、今回の、農テラスブログのテーマは
「地球温暖化について」について。
今回は
地球温暖化から日本の食、日本農業について持論をお話しさせていただきます。
今年も青森に講演で呼んでいただき昨日まで青森に滞在していました。
青森空港に降り立ち、驚いたコトに雪が少ない。
九州の人間にとって雪はイベント。雪を見ればテンションが上がる。
だが、豪雪に悩まされてきた地域の人にとって雪はこれ以上いらないらしい。
地元の方今にお聞きしたところ今年ほど雪が少ないのは初めてだという。
毎年大雪に悩まされる地元の方にすれば雪の少ない今年冬に安堵しているのだとか。
ただ、雪が少ないということは夏の水不足が懸念される。
いずれにしても、寒い時は寒いが良い、そして雪もフツーに降ってくれないと
農作物にも影響する。
今年の冬は暖冬。
これは誰しもが感じていることだろう。
ただ、先週は東京に雪が降り雪に慣れていない街の様子がニュースになっていた。
私が住む熊本も同様だ。雪が降った1月末には学校は休みになったところも(笑)
1948年に遡る日本の気象庁は、昨年11月下旬、今年が産業革命以前の水準より摂氏1.47度(華氏2.64度)高く、最も暖かい年だったと推定した。
欧州気候機関コペルニクスは、今年の気温は産業革命前より摂氏1.48度(華氏2.66度)だったと発表した。
要因には、自然のエルニーニョ現象(世界中の天候を変える中部太平洋の一時的な温暖化)、北極海、南洋、インド洋のその他の自然振動、太陽活動の増加、水蒸気を大気中に送り込んだ2022年の海底火山の噴火などがあるらい。
ただ、
メルボルン大学の気候学者マルテ・マインスハウゼン氏は、温暖化の約1.3度は温室効果ガスによるもので、さらに0.1度はエルニーニョによるもので、残りは小規模な原因によるものだと述べた。と記述された記事がある。
要は、温室効果ガスが原因である以上、地球温暖化は当面続くと予測してよい。
もちろん、脱炭素(カーボンニュートラル)が世界中で叫ばれ
温暖化進行を止めようとする動きが各地で行われている。
現在、
温暖化による最も深刻な影響を避けるために、2015年のパリ気候協定で世界がその範囲内にとどまることを望んでいる摂氏1.5度の限界をかろうじて下回っている状態らしい。
今年の夏はエルニーニョ現象により冷夏になる予測。
猛暑でも、冷夏でもいずれにしても今年の夏の農産物は足らなくなると予測する。
温暖化は青森のリンゴにも影響している。
先日放送されたNHKの特集で
りんごの収穫時期に影響が出始めていると報じていた。
早生品種の「つがる」は収穫時期が早まり、
晩生品種の「ふじ」は収穫時期が遅れていると。
私たち農業者にとって気象、気候変動は大きなトピックだ。
北海道の仲間が
毎年、天気に振り回されると嘆いていた。
案の定、北海道産の玉ねぎは不作。だから玉ねぎの市場価格は高騰した。
これは農家にとっても消費者にとっても良い話ではない。
ただ、市場に出回る玉ねぎが少なくなれば
外国産の輸入が増える。これは需要を満たすために仕方がない。
余談だが、昨年の農産物輸入額は9兆円。ついに国内農産物総算出額を超えた。
つまり、現在は国内農産物の半分以上が国外農産物で賄われているのだ。
地球の温暖化は日本農業の生産に大きな影響を及ぼす
そして、国内の食を守るために海外の輸入に頼らなければいけない事態に。
そして最悪のシナリオは
輸入に頼り切った日本の食が定着したところで
突然、日本への食の輸出が寸断されること。
いわゆる戦国時代の兵糧攻めだ。
輸入に頼りきりになれば更に日本農業は弱体化する。
なぜなら安価な外国産が入ってくれば、国内農産物は打撃を受ける。
結果、離農者が増え国内の生産力が弱まる。
弱体化した農業国日本に対して農産物の輸出国が日本への輸出を制限すれば
日本はどうなる?
おそらく飽食で食品ロスを出しまくっている日本はパニックになる。
そこで慌てて農業を強化しようでは遅すぎる。
だからこそ、今、日本農業を強化しなければならない。
といったシナリオはすでに始まっている。
では?
今のうちに農家にできることは何か?
私が提唱するのは3つ
1、 営農だけでなく経営感覚を持つ「農家」を育成する
2、 どんぶり農家ではなく、売上や経費など原価を把握している「農家」を増やす
3、 品質や収量ではなく、価値を上げる「農家」を応援する。
私はこの学びのことを
「農家学」と呼んでいる。
これらに気づき、やると決め、実践できる、そして継続できる農家こそ
今の時代に求められている人財である。
今回は地球温暖化から日本の食、日本農業について持論をお話しさせていただきました。
ご意見、ご感想などございましたら、メールにてお寄せください。
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