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ブログ 2021.07.09
今のやり方で本当に生産性上がっていますか?
こんにちは脳を耕す農業講演家の山下弘幸(やましたひろゆき)です。
今回の、農テラスブログのテーマは「生産性上げていますか?」
農業をやっている人のテーマは生産性を上げること。
農家は毎日何をやっているのかといえば、農産物を生産している。
ただ闇雲にがむしゃらに頑張っているのではなく、いかに生産性を高めるかを
工夫している。
生産性を高めるとは?
真っ先に思いつくのが反収upである。
10a当たりお米が8俵とれるのと、10俵とれるのでは10俵の方が生産性は高い。
しかし、仮に10俵とるために投下した時間が1000時間で
8俵とった方が投下した時間が500時間だった場合はどうだろうか?
どうやら8俵とった方が時間当たりの生産性が高いようだ。
このように生産性を高めることは大事だが一方向柄ばかり見ていてはダメなのです。
同じように8俵とるためにかけたコストが5万の場合と10俵とるためにかけた費用が10万でも同じことが言えます。
コストパフォーマンス(通称コスパ)の良いのは少ない時間安くない費用で最大限の
収量を上げることなのです。
また、以前属していた農業ベンチャー企業では反収よりも「ジャストインタイム」がもとめられていた。
ジャストインタイムとは必要な時に必要な量を必要な場所にお届けするというもの。
これは製造業では当たり前とされているが農業にはまだ浸透していない。
生産量を増やしたところでその時に求められていなければそれはすべてムダになり、
求められている量以上できてもそれもまたムダになり、
必要とされているところにお届けできなければそれもまたムダである。という考え方です。
これはマーケットイン(求められたモノを生産するというビジネススタイル)という考え方で、従来の農業が持つプロダクトアウト型(できたモノを売ろうとするビジネススタイル)とは全く逆の考え方です。
このように生産性を上げるということが私たち農家のミッションでありながら
闇雲に収量、反収だけを追い求め続けるだけでは未来はありません。
なぜならば
生産性とは「時間とコストとニーズ」と深く関わっているからです。
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