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ブログ 2021.05.28
⑭販促戦略を掘り下げてみよう
こんにちは脳を耕す農業講演家の山下弘幸(やましたひろゆき)です。
今回の、農テラスブログのテーマは
さて、今回は⑭販促戦略を掘り下げてみましょう
ここで大事になるのが【4C】つまり消費者側の視点です
・価値(Customer Value)
・コスト(Cost)
・利便性(Convenience)
・コミュニケーション(Communication)
ではひとつずつ掘り下げていきましょう
※動画でご覧になりたい方はコチラ
28日19:00配信です
1) Customer Value(顧客にとっての価値)
① 個人のお客様は物語・背景・人柄に価値を見出します。
またコスパがいいかを見極めます。
② 製造業、青果業者は自社の利益を追求します。ですから
定時定量定価定質の5定に価値を見出すのです。
③ 市場での価値は他産地がない時期にあるということに大きな価値があります
顧客によって価値の受け取り方が違うことを知っておきましょう。
次に
2) Customer Cost(顧客が費やすお金)についてです
① 消費者行動は大きく二つに分類されます。自分の心が豊かになるモノなら
いくらでもよい。って心理と、必需品はコスパの良い方がいい。って心理です。
鉄道オタクがSLの看板に何万円も払うのが前者です。
トイレットペーパーは柔らかくて値段が安い方が良い。これが後者です
② 青果業者など中間業者や2次業者は売値から逆算(値ごろ感)して
その商品を仕入れるか否かを判断します。単純に採算が合うか否かで
お金を出すか出さないかが決まります
③ 市場はシンプルです。価値は需要と供給量で決定します。
需要が大きくて供給が少なければ価値は上がります。
この時、供給者出荷者は品質が価値判断でないことを知っておくべきです
次に
3) Communication(顧客とのコミュニケーション)についてです
① ダイレクト販売の場合はこまめなやり取りは不可欠です。
SNSやメールや電話などでのやり取りが仕事になります
② 青果業者との場合は事前に入念にやり取りがポイントです。
事前計画ですべてが決まり、その都度計画の変更、予定の変更を
連絡報告相談するというカタチになります
③ 市場関係者とのコミケはその時々になります。市場はあくまで委託先なので
こちらでハンドリング、コントロールはできません。とはいえ市場も人間が
やっている場なので仲良くなれば忖度してくれます。
だから密に付き合う方が有利です。
最後に
4) Convenience(顧客にとっての利便性)について
ようは、お客さんが得した、良かった、助かったってなるための戦略です
- 直接お客様と取引する際は生産者から直接取り寄せた満足感が芽生えます。
心が豊かになるようなこの商品を買って良かったって思ってもらえるような
ストーリーを伝えましょう
- 青果業者さんは利潤の追求です。ですから年間取扱量×売上=利益の確保が
どれでるか。数字で示すことが取引先にとっての利便性になります
- 市場は市場手数料という利を得ます。ですから荷が少ない時に出荷してくれる
生産者や産地や農協は最高に利便性の高い相手になります。
このように
・価値(Customer Value)
・コスト(Cost)
・利便性(Convenience)
・コミュニケーション(Communication)は
顧客(カスタマー)によって違うのです。
まずは自分が狙うマーケットを決めることが大事です。
その狙うマーケットが決まったら
その中で、更にセグメント分けしていきましょう
次回はセグメンテーションについてです
山下弘幸(やましたひろゆき)プロフィール
https://drive.google.com/file/d/1Oa6FE0L4Ub6VyUMznSUZItocqbXEUtt6/view?usp=sharing
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