農業も漁業型が良い！？

こんにちは脳を耕す農業講演家の山下弘幸（やましたひろゆき）です。

今回の、農テラスブログのテーマは「農業も漁業型が良い」について

農業型とか漁業型とかいう言い方がある。

 

起業する人、これからビジネスをやる人が知っておくべく考え方です。

 

農業型とはタネを播き収穫までに時間がかかる育成型、

漁業型とは今いる魚群に網を投げ込み一気に獲る狩り型です。

 

私たち農家は育成型なので収穫までは収入はない。だから収穫の時に

これまで投下してきた時間・労力・資金をその収穫物で回収しなければならない。

 

一方、漁業型は魚群を見つけさえできればそこに行って網を投げれば一網打尽で

獲物をゲットできる。

 

農業をビジネスとしてとらえた時に

漁業型の農業も今はある。

例えば契約栽培などはこれに当たる。

 

契約栽培とは

需要者（取引先）からあれ作ってくれ、これ作ってくれって頼まれたモノを生産し、

条件を決めて相対して取引をする。

 

これは魚群に網をかけるようなものである。

マーケットの要望に合わせたモノを作れば間違いない。

これをマーケットイン型ビジネスともいう。

 

相反する売れるかどうかわからないがモノを先に作って売り込もうとすることを

プロダクトアウト型ビジネスという。

 

電化製品とか工業製品とか新商品は得てして作ってみないとお客様にイメージしてもらえないから先にモノを作るということだ。

 

しかし、作った後にお客様に受け入れられなければその商品は倉庫に眠ることになる。

そうなりたくないから

モノを作る企業はマーケットリサーチ（市場調査）にものすごい時間と労力とおカネを使う。

 

従来、農耕民族だった私たちは農業型で生きてきた。モノがなかったので作れば売れる時代だったからだ。

しかし、世界第3位の経済大国となった今、モノはあふれ、モノがないと嘆いている人は

居なくなった。贅沢を言わなければ衣食住は満たされている。

 

これからビジネスを始めよう、脱サラして起業しようと思うのであれば

農業型ビジネスなのか、漁業型ビジネスなのかを決めてから始めると良いかもしれない。

 

私たち農業者もマーケットの動きにもっと敏感になるべきだと思う。

これから売れる商品は何なのか人々は何を求めているのか。

6月5日の農ビジセミナーではそのあたりの話もできればと思っています。

山下弘幸（やましたひろゆき）プロフィール
https://drive.google.com/file/d/1Oa6FE0L4Ub6VyUMznSUZItocqbXEUtt6/view?usp=sharing

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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