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家族経営農家の心の叫び

2021.04.26 ブログ

こんにちは脳を耕す農業講演家の山下弘幸(やましたひろゆき)です。

今回の、農テラスブログのテーマは「心の叫び」について

ゴールデンウイークが近づいていますね。

 

皆さんはどのように過ごされますか?

このブログをご覧いただいている方は農業者が多いので

 

「いや~、5月は春作の作付けや収穫がピークで農作業最盛期だよ」。って方が

ほとんどでしょう。

 

私は連休が来るたびにイヤーな気分になります。

なぜかというと、なんだか罪悪感にさいなまれるからです。

 

私も熊本震災までは自分の農場の管理をしていましたし、今は直接管理者ではありませんが農業顧問として農場をいくつか抱えています。

 

農業現場はゴールデンウイークだからって止まってはくれません。

それどころか気温が上がり始めるので収穫に追われたり、定植後の管理に追われたりと、

いつもより忙しくなるのが農業です。

 

しかし、一般的には大型連休という今まで味わったことのない5連休とか、7連休とかがあるみたいです。

 

世間ではこの連休こそ書き入れ時だってイベントが模様され、商業施設ではセールが行なわれたりします。

 

私は仕事をするのが好きなので、あまり休みたいとは思いません。でも妻や子供たちは

フツーの人ですから、イベントやセールがあればそこに出かけたいし、旅行だって行きたいはずです。

 

お父さん、今度のゴールデンウイークはどこに連れてってくれるの?

なんだ、どっか行きたいとこでもあるのか?

 

「グリンーランド行きたい!※熊本唯一の遊園地

 

遊園地か~連休中は人が多いぞ!どっかほかのとこにしようか?

 

そう言って、話をはぐらかす。

ねえ、ねえこの温泉一泊9000円だって。安いと思わない?

 

今度は妻が攻めてくる。

 

えー、そりゃすごいね。あ、でも今から予約したんじゃもう予約取れないんじゃない?

 

そう言って、何とか逃げる。

 

だったらみんなでドライブに行こうよ!

 

あー、いいね。でも・・・

 

心の中ではこう思う。

いやいや、連休中にドライブなんて渋滞に巻き込まれに行くだけだろ!

どうせ俺が運転だろ?絶対嫌だ。ドライブなんて行きたくない。

 

よし、じゃ、ドライブに行くか!日程は5月1日。

みんな、スケジュール開けておくんだぞ!

 

このままどこへも行かないでは終わらない。

そう思って手ごろなところで家族からの提案をまとめた。

 

本音はいやいや、今が我が家は書き入れ時だぞ!

今日の収穫をしないなとその分売上は下がるし、夏作の手入れをしないと後で収量に影響するし・・・この時期は一分一秒が惜しいのに・・・

 

これから私の修行が始まる。

 

5月1日。その日丸1日農場へは行かないと決める。

 

そのためには5月1日収穫しないでいいように前倒しでサイズを小さめに採り始める。

当時ナスを作っていたが実がなりすぎると樹への負担が増しその後のなり込みが悪くなるからだ。

 

併せて夏作の手入れも必要だ。夏作もナスを植えていた。枝が倒れないように誘因紐をすべての株に取り付ける作業に追われていた。

 

この作業を怠ると枝が倒れその株は樹勢が弱る。これも今やらなければいけない大事な作業だ。

 

農業(野菜作り)は今やらないと後々に影響することの連続である。

後から取り戻そうってことができない毎日の積み重ねビジネスである。

だから、毎日の手入れ、毎日の観察が欠かせない。

 

そんな中、1日丸々開けるなんてかなり大変なことなのに、そんなの子供にもわからないだろうし、非農家出身の妻にもピント来ない。

 

ましてや、私の親にしてみれば

この忙しい時に遊びに行くとは何たることか!って

 

農業一筋で生きてきた親世代には一番大事な時に遊びに行くなんて考えられない愚行である。

 

だから、遊びに行くからって自分の親に作業を頼むことなんて絶対にできない。

 

5月1日に1日楽しい思い出を作るために、1週間前から仕事を詰めて、詰めて調整をしていく。

 

5月1日。出発は8時。当日は朝5時に農場へ行き見回りをする。今日一日現場を空けるための最終チェックだ。

 

しかし、トラブルが起きた。

前々から気になっていたところに異変が起きた。ナスの調子が悪い。

 

どうやら刈込のし過ぎで樹勢が急激に落ちたようだ。本来は葉面散布したところだけどそれをやる暇はない。

なぜなら7時半には自宅に帰って出かける準備をしなければいけないからだ。

 

今できることは液肥をやること。朝の潅水に液肥を混ぜる段取りをする。

当時は自動潅水、自動換気装置はなかったので潅水はぎりぎりの時間で止める。

換気は今日1日の天気を予測して万一雨が降ってもいいくらいのどっちに転がっても最悪の事態にならない程度に

調整する。

 

そして何事もなかったように家に戻り、それからは一気に父親モードに切り替える。

ドライブ中、農場のこと、栽培のこと、現場の天気のことが頭から離れない・・・

 

楽しい思い出?そんなのあったかな~

心ここにあらずの旅を終え、そして次の日から日常の農作業が始まる。

先日できなかった手入れを取り戻す作業が。

 

こんなことがゴールウイークと、夏休みと冬休みにしばしば起きる。

当時はやれやれと思っていたが、今思えばあの時もっと家族との時間を大事にしておけばと後悔することも多い。

「思い出」が少ないということ気づいた。

思い出とは「思い出すコト」つまり覚えていないのだ。

私は

家族水入らずで旅行に出かけてことは1度しかない。私が農業現場を1度だけ離れたことがあった

その時だけだ。その時のことは鮮明に覚えている。

家族に集中できていたからだ。

 

私は私の親と旅行に連れて行ってもらったことは1度もない。

私の親は戦前生まれなので子どもとの思い出なんてどうでもいい世代だ。

 

だから私は私の親よりもまだましかもしれない。

しかし、これではダメだ。絶対に。

家族との思い出がないなんて寂しすぎる。

しかし、私のような農家は多いかもしれない。

 

自分がある児である農場現場を持っているから現場を離れらえないって農家はしばしば家族を犠牲にする。

 

いや、私だけかもしれないが少なくとも家族を犠牲にしてきた。

申し訳ないという思いと。もっと家族との時間を大事にすればよかったという

後悔がある。

 

だからこの時期になるとなんだか罪悪感にさいなまれます。

 

農家はいいよね。自由で、自分の時間があって、家族と一緒の時間があって・・・

 

いやいや、親とはもめるし、子供と旅行はいけないし、世の中が遊んでいるときは

めっちゃ忙しいし、

だから私はこう思うんです。

農業って農作業がきついんじゃないの。

 

「この気持ちをわかってもらえないのが一番きついんだ」!って

 

 

ということで今回は私が家族経営だった時の心の叫びでした。

 

皆さんはゴールデンウィーク家族で楽しんでくださいね(^^♪

 

 

山下弘幸(やましたひろゆき)プロフィール
https://drive.google.com/file/d/1Oa6FE0L4Ub6VyUMznSUZItocqbXEUtt6/view?usp=sharing

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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