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農作業を一切やらない人は農家ではない?

2021.04.01 コラム

こんにちは農業パーソナルトレーナの山下弘幸(やましたひろゆき)です。

今回の、農テラスコラムのテーマは

農作業を一切やらない農業をやる方法について

私は農作業を一切やらない農業を始めて10年以上になります。

農作業を一切やらないので山下は農家ではないといわれる方もいらっしゃいます

別にそういわれることは全く気にならないのですが、

それどころか農テラス会員のメンバーや私の講義を受講してくれる若手中堅農家の皆さんにも

農作業を一切やらない農業をお勧めしています。

今回は農作業を一切やらない農業をやりたい人に

私がこれまで10年間実践してきた

農作業を一切やらない農業をやる方法をお教えいたします。

まず、

私がお手伝いしている農業法人の事例を元にご紹介いたします。

私がコンサルしている農園で働く社員は社員パート合わせて10数名です。

その方々は全員農業素人ばかりです。

そこで無謀にも有機栽培、多品目栽培をやっています。

ここでの社員従業員の教育は私の役割です。

一人一人に農業の基本から栽培の仕方、販売の仕方を教えます。

この農場の従業員の皆さんはとても素直で働き者です。

4haの圃場をとてもきれいに整備してくれています。

年間を通じて仕事はあるので休みは交代制。販売は卸がほとんど。

これからネット販売に力を入れていく予定です。

まずはECサイト食べチョクで販売を開始しました。

わずか1~2か月で20件程度の注文をいただいているようなので

これから益々直販の方へシフトしていく予定です。

しかし、まだ1年目の会社なので収支は良くありません。ですから今年が勝負の年となります。

これまで何社も農業法人を立ち上げて軌道に乗せてきたので

収支を黒字化させる方法はわかっています。

課題を見つけてそれをクリアできれば農業会社はうまくいきます。

課題は大きく分けると農場、社員、生育、そして販売の4つです

この会社のボトルネックは「生産者」がいないということ。つまり社員の問題です。

どういうことかというと、とても働き者でまじめな従業員さんばかりなのですが、

指示指されて動く「作業員」しかいないことが問題なのです。

つまり、社員従業員が「指示待ち族」になっていたのです。

指示されたら機械のように動く社員がいる農場。これはこれでよいのですが、

多品目栽培となれば話は違ってきます。

指示する側もすべてにおいて的確な指示は出せません。やっぱり行き届かなくなります。

さらにこの会社では指示する社長も素人なんです。だからなおさらです。

結果、すべて私が指示することになります。

現場に行くためには片道3時間かかります。だから通うわけにはいかない・・・

しかし私はいつもその現場にいるわけではありません。

ですから遠隔で指示ができ、なおかつ遠隔で現場が見える様にしなければいけなかったのです。

私にとってもかなりハードルの高いミッションでしたが、

これを実施するために次の3つの取り組みを始めました。

オンラインでやりとるできる仕組みを作る
社員従業員の役割と責任を明確化する
すべての作業を視える化する

最初に取り組んだのが全社員のオンライン化。

アナログ社員が多い中、すべてオンライン動画で現場とつなげるように指導しました。

つまりいつでもどこでもリアルタイムで現場を見ながら話ができるようにしたのです。

こうすれば私が現場にいなくともサポートができる。

この仕組みはこの農業法人だけでなく、その他の全国の農場で実践しています。

私が現場に居なくてもサポートでいる仕組み。

これは2年前に農業コンサルタントの勉強にオランダに行った際に

オランダ農業コンサルがすでにやっていたのをマネして始めました。

これにより社員従業員もいつでも私に相談できるということで安心して作業に取り組めるし、

私も移動する時間をかけないで済む。

そうすることで農業法人側もコストを下げることができるという一石三鳥の仕組みです。

2番目に実施しているのは社員従業員に「役割と責任」を与えることです。

先日ある事件が起きました。

ハウス内の出荷寸前の葉物野菜が全滅したのです。

現場からオンラインで連絡が来て動画越しに農場をみて驚愕しました。

どうしたの?何があったの?わかりません。

朝から収穫しようと思ってハウスに入ったらこうなってました。

スマホの画面越しにハウス内の葉物野菜の葉っぱの先がすべて霜でやれていたのが見えた。

あ、昨日の夜の寒にやられたんだ・・・2月暖かい日が続いた後に急激な冷え込みがあって

その冷気で霜煮えしてのだろう。

ハウスの側窓は閉めていなかったの?

わかりません。

わかりません?

この「わかりません」が、重要なポイントになります。

「わかりません」とは「気づいていませんでした」より無関心なことを表します。

ヤバイ、作業は一所懸命やっているけれど、関心が低いんだ。

栽培を、生産を

自分事として感じていないんだ・・・

指示された作業はやるけど結果には関心がないんだ。

私は就農当時は家族経営でした。

自分が栽培したものを売ってで生計を成り立たせてきました。

つまり、栽培したものが出荷できなければ生活ができない生き方をしていたのです。

だから四六時中の自分の栽培している野菜の生育やハウス内の環境、圃場の状況などが頭から離れませんでした。

しかし、言われたことをやってさえいれば毎月決まったお給料がいただける。

そういう環境にいる人は結果が悪くて社長から叱られたとしても生活は保障されている。

これが今の従業員を抱えている農業者の最大の悩みなんです。

作物、栽培、生産、会社、経営を自分ごととしてとらえてくれない・・・・

これではまずい。今のうちにどうにかしなければ・・・

しかし、更に問題なのが社長さん。

この農業法人の社長もワンマンタイプですべて自分が指示しなければ気が済まないタイプです。

一般的に社長に多いタイプです。

社長には自分が指示しなければ気が済まないタイプと

さらには自分が手を出さないと気が済まないタイプといらっしゃいます。

これらは二つとも会社は伸びません。

伸びる会社の社長さんは従業員を信じてどんどん仕事を任せてやらせてそして責任は

自分がとるタイプの社長です。

その旨を社長に相談してやっとわかってくれました。

そして朝礼で社長にこう発表してもらった

これから皆さんには農作業ではなく「栽培」をしてもらう!

それから社員従業員全員に役割と責任を全員に課しました。

当初、社員従業員は困惑していました。

なぜなら人は役職や責任を与えられることを拒絶するから。

特に農業会社の求人で集まってくる人はその傾向が多いと感じています。

自分は楽しく農作業をやりたいだけ、っていうタイプの人が。

余裕のある農業法人ならそれでも良いかもしれませんが、

スタートアップの農業会社にそんな人ばかり集まるとその会社は黒字転換できません。

ひとりひとりに「作業者」よりも「生産者」になった方がやりがいがあるんだよ。って

時間をかけて説明をし続け、それから社員の意識はようやく変わり始めました。

そして3つ目は作業の可視化

今どこで誰がどんな作業をしているか見える様にしました。すべての作業をデータ化し

一枚の表で見える様にしました。

これを社員従業員と共有することにしました。

いつでも見える、いつでも見れるところにプリントアウトして張り出して

スマホでも見えるようにして情報の共有を進めました。

これにより少しずつではありますが、作業の進捗、課題、対策も事前に打てるようになりました。

このように

自社の農場、社員、生育、そして販売とこれらがすべてリアルタイムでわかるようにする。

この仕組みづくりが私の仕事です。

いかがだったでしょうか

農作業を一切やらない農業をやる方法って

まとめると自分の代わりに農作業をやってくれる人材を育成するってことなんです。

そのために私が10年間やってきたこと。それが

オンラインでやりとるできる仕組みを作る
社員従業員の役割と責任を明確化する
すべての作業を視える化する

なんです。

私は一切、現場での農作業はやりません。だから農家ではない???農業をやっていない???

いや、私はフツーの農家よりも3倍も4倍も農業をやっていると自負しております(笑)

山下弘幸(やましたひろゆき)プロフィール
https://drive.google.com/file/d/11Lbb9O4FTIGPBbRV7bhg_2xkx8HzcBpZ/view?usp=sharing

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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