五分の努力と五分ののさり

こんにちは農業パーソナルトレーナの山下弘幸（やましたひろゆき）です。

今回の、農テラスコラムのテーマは「五分の努力と五分ののさり」

熊本弁で『のさる』という言葉がある。 共通語では『手に入る 恵まれる』という意味だ。

「あんたはのさっとるね~」って言われると

あなたはいいよね~。ついてるよね。運がいいよね。恵まれてるよね~って

多少妬みも含まれる。

 

しかし、世の中には「のさっている人」と「のさっていない人」がいる。

例えば

 

親の財産が転がり込んだ人。

事故に遭ってもけがひとつしなかった人。

レジで支払いしようとしたら財布を忘れたコトに気が付いたが

たまたまポケットにおカネが入っていた人。などなど

このように、のさっている人はとことん「のさって」いる。

 

一方、まじめにコツコツとがんばっているのに報われない人。

たまたま、掃除をさぼっていたらその時に限って先生が来て叱られる人。

駅のトイレに駆け込んだら個室がすべて埋まっている人。

コンビニで389円支払いをしようとしたら小銭が388円しかなくて、

仕方なく1万円で支払う人。

 

こういう人は「のさって」いない。

 

私は20代の頃に大叔父から

人生は「五分の努力と五分ののさり」と教えられた。

 

へ~、半分は努力で半分は運なんだ～って。

 

しかし私はとにかくついていない人生を歩んでいた。

車に乗れば事故を起こし、彼女にはフラれ、おカネは借金だらけ。

すぐに体調を壊し、モノはすぐになくす。

 

やることなすコトすべてうまくいかない。

 

俺も「のさる」人生を歩みたい。そう思った。

 

のさる人生。運のいい、ついている人生。手に入れたいものが手に入り、恵まれる人生のこと。どうやればそんな人生を送れるんだろう。

そう思って

私の周りでのさっていると思われる人を観察した。

 

すると自分とは全く違ういろんなことが見えてきた。

なるほど。のさっている人は考え方もやっていることも言葉も違う。

 

ただ、闇雲に頑張るだけではダメなんだ。

 

それから「のさる」人生を歩むためにひとつずつ実践していった。

 

私に人生は「五分の努力と五分ののさり」と教えてくれた大叔父は

 

御年100歳になられる。

 

どうやら「のさる」人生を全うされたようだ。

山下弘幸（やましたひろゆき）プロフィール
https://drive.google.com/file/d/14fXAndWHIsvojJLG_lhzU9ET_l8jAibR/view?usp=sharing

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