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コラム 2021.02.20

「やる気のある人」を募集する方法

こんにちは農業パーソナルトレーナの山下弘幸(やましたひろゆき)です。

今回の、農テラスコラムのテーマは

「やる気のある人」を募集する方法についてです

やる気のある人を入れたいんだけどどうすればいいですか?

 

規模を拡張しようとしている若手農家や親を引退させたいから代わりに

新たな雇用をしたい中堅農家からよく受ける質問です。

 

もともと家族経営(家族中心経営)の若手中堅農家が新たに雇用を始める理由はただ一つ

 

「忙しいから、人手が足らないから」です。

 

忙しいから人を雇う。一見当たり前のようですが、これはあくまでも

事業者側、求人募集する側の都合であることを忘れてはいけません。

 

そうなんです、

ヒトを雇用したいのであれば「雇われる側の視点」に立つことが重要なのです。

 

例えば

求人募集に人手が足らないから求人募集しています!って書いてあるとします。

 

「よし、私がその会社を助けよう」なんて思って応募してくる人はまずいません。

 

規模拡張するときは事業拡張につき新規従業員を募集しますって書けば

オープニングスタッフだから新しい人で大丈夫なんだって応募する側も安心なのです。

 

既存の事業に自分だけ中途で入るとやっぱり気が引けます。

でも最初から始まる事業ならやってみようかなって気になるのです。

 

逆に、そう書けばオープニングスタッフなら嫌だって方もいらっしゃいます。

その方は応募してきません。

 

それでいいんです。

 

従業員さん(パートさん含む)を募集するときはまず「雇う側」がどんな人に来てほしいか

明確にすることが重要なのです。

 

いくら人手が足らないからって毎日顔を合わせる人が

話が合わない、会話が成り立たない

意見が合わない、価値観が合わない、言うことを聞いてくれない・・・では

毎日が地獄です

 

ヒト雇うときの鉄則は

自分にあった人を入れる。自分にあった人と出会う。この作業を怠ってはいけません。

 

では、自分に合った人と出会うにはどうすればいいのか。

 

それは「ペルソナ」をイメージするのです。

 

例えば

35歳男性で家庭を持っていてこれまでエンジニアの仕事をしていたけれど

毎日遅くまで働いて家族との時間が取れない。不規則な生活で野菜が取れなくて

健康にも不安を感じて結局元の職場はやめてしまった。

今度は機械的なところではなく、人間らしいところで働きたい。

自分の時間が取れる職場で働きたいと思っている。

働くことは好きで、新しいことに挑戦したいと思っている。

元々モノづくりが好きで何かを生み出したいクリエイティブな感覚の持ち主。

家族思いで素直な性格。返事がいつもさわやかでその人がいると職場の雰囲気が

明るくなる。人当たりのいい人で誰とでも仲良くやってくれる。

パソコンも得意で資料作成もそつなくこなす。

言葉遣いが丁寧で身なりも清潔感があって好感が持てる。

 

こんな人がうちの職場に来てくれたらいいなーって

明確にイメージするのです。

 

でも、ここまで言うと

うちの職場になんかそんな立派な人は来る訳ないよ!って思う方もいらっしゃるかもしれません。

 

そうなんです。あなたがそう思っているからそんな人が来ないんです。

 

人を雇うときはその雇い主に合った人が来る。

私はそんな法則があると思っています。

 

雇う側が思った通りの人しか来ない。

私も農業になんてそんな大した奴が来るわけないって思っていました。

その頃はその通り大したことない人ばかりが応募して来ていました。

大した事ない人が来ると、仕事も大したことしかできないのでいつも従業員にイライラしていました。

 

でも、どんどん自分の仕事、自分の職場に自信を持ち始め、

自分がやる農業をすごいって感じて、結果を出し始めたころは自信満々に

「わが社の夢は日本一です!」って書いて求人を出しました。

 

すると、その会社の理念や社長の思いに引き寄せられて

理想に近い人が集まってくるようになりました。

 

「やる気がある人募集」って書いてある求人をよく見かけますが、

よし、俺はやる気があるからその会社に応募しよう!なんて人はいません。

 

やる気がある人が欲しいのであれば

社長が夢を語るのです。未来を語るのです。そしてその仕事で

誰が喜ぶかをイメージできるように求人広告の短いフレーズの中に

書き込むのです。

 

例えば

「私たちが育てた野菜は全国の家庭で食べていただいています

あなたが育てた野菜もどこかの家庭に届けることができます。

さあ、私たちと一緒に安心して食べていただく野菜を生みだしましょう!

 

いかがでしょうか。

このように書いてあったら

野菜に関心がある、食に関心がある、家庭に関心がある人が目を止めてくれます。

そして、誰かの役に立てる仕事だってこともわかります

きっと、農業のことはわからなくてもこんな仕事に携わりたいって思う

 

「やる気のある人」が応募してくるはずです。

 

 

 

社員にやる気を求めるのではなく自身のやる気を見せるのです。

社長の思いを見せるのです

 

なぜなら、あなたの会社、あなたの農園に応募するかどうかの

 

最初の決定権は

 

雇用される側にあるのです。

 

求人を募集するときは求人募集広告で

 

先に「あなたが面接されている」ことくれぐれも忘れてはいけません

 

 

山下弘幸(やましたひろゆき)プロフィール
https://drive.google.com/file/d/14fXAndWHIsvojJLG_lhzU9ET_l8jAibR/view?usp=sharing

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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