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ブログ 2020.11.05

脳を耕せ!農ビジセミナー「メール講座」第65号

知らない間にギャンブル農家になっていませんか?

脳を耕せ!農ビジセミナー「メール講座」第65号

いつもご覧いただきありがとうございます。

農業パーソナルトレーナーの山下弘幸(やましたひろゆき)です。

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さて、今回は、「知らない間にギャンブル農家になっていませんか?」についてお話します。

 

私は自分で言うのもちょっとおこがましいのですが、時代の変化に敏感な方だと思います

ですから「妄想癖」があっていつも「未来」を予測しています

 

これは特技と言えるのかわかりませんが

私は、常に人より先に新しいことをやることが大好きなのです。

 

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【ギャンブル農家だった時代】

20年前に仕事を終えてTVをぼーっと観ていたら、ゴーヤという野菜がちらっと映りました。

当時私が住む熊本ではレイシとう苦瓜が長細い瓜系主流で、丸い形のゴーヤは流通していませんでした。

当時はまだ珍しい野菜を作れば売れる時代。

世間では安室奈美恵や沖縄のお笑い芸人が人気でにわかに沖縄ブームの兆しがありました。

私は「これは流行るのじゃないか」?って、そういう気がしました。

 

当時ナスを作っていたのですが、市場相場が落ち込み他に売れる野菜を探していたころの

タイミングです。

 

次の日地元の先輩にその話をすると、先輩も今作っているスイカに変わる別の農産物を探していたので「それだ!」って、すぐに意気投合。「これからゴーヤを作るぞー」って二人でその気になって次の日沖縄にゴーヤの種を買いに行くことに。

今思えばまだ、インターネットも普及していないころで情報は全くなかったがとりあえず沖縄に行けば何とかなる!って無謀な試みでした。

 

くまもとから沖縄便は少なかったので一旦、福岡まで行ってそれから沖縄へ。

沖縄に着いたのは13時。帰りの便は15時半発。滞在期間は2時間半です。

宿泊するおカネもなければ、2日も農作業を休めないので日帰り強行弾丸ツアーです。

 

沖縄空港に到着して沖縄そばを掻き込んだらすぐに種苗会社行って

「熊本から来た。ゴーヤの種を分けてほしい」って直談判。

しかし、ゴーヤの種と苗は外に出してはいけないとの理由で2社とも断られる結果に。

 

このまま熊本に変えるわけにはいかないと食い下がると

今にも枯れそうな苗が敷地に捨ててあったので、「それをください」って頼みこんだら

「それないいよ」って。

 

枯れそうなゴーヤ苗をバックに詰め込んだ熊本に持ち帰り、そこからゴーヤ栽培の研究を開始。次の年には見事に栽培ができて市場に出荷ができました。

 

すると予想どおり大当たり!

世間では空前の沖縄ブームが巻き起こり沖縄居酒屋ができたり泡盛が爆発的に売れたりと

沖縄を連想ささせるものは何でも売れる時代になった。

 

我が家のハウスでは

鈴なりにぶら下がったゴーヤ(正式には、当時はゴーヤという名称は使えなかった)が

レイシの5倍の値段で飛ぶように売れる。

レイシは1本40年~60円なのにゴーヤは1個300円

 

もう笑いが止まらない。

 

だから農業はやめられない・・・この時は本気でそう思った

 

「農業やっていてよかった」~って

 

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【脱ギャンブル農家】

今、多くの農業者はこのように「笑いが止まらない」

「大当たり」を経験された方が多いのではないでしょうか

 

私も当時は

そうやって売れる野菜を探すか?に必死でした。

つまり、

どうやって金脈を掘り当てるか?

どうやって当たり台を見つけるか?

 

に必死だったのです。

 

ですが今はそんなことはやっていません。

 

なぜなら、ゴーヤのようなブーム(流行)はいずれ過ぎ去ります。

案の定、次の年は大ブレイクしましたが、やがてゴーヤも珍しい野菜ではなくなり

フツーの野菜となり、価格もフツーになりました。

 

しかし、農産物のブームはもっと恐ろしいことを引き起こします

それは自由に、勝手にマネできるということです

 

ゴーヤブームはそれを物語っています

 

結論を言えばその後すぐにゴーヤの大暴落が起きたのです

 

理由は簡単です

私がゴーヤで当てたって話は卸売市場ではすぐにばれます

アンテナ張っている農家はたくさんいるのですぐに

こぞってゴーヤ栽培に取り組みます

 

その数が1件2件ならよいのですが、

ゴーヤ栽培は果菜類の中では比較的作りやすいので産地ごとゴーヤに切り替えたり、

JAの共販部会を作ったり、さらにはそのための設備投資を行ったりと

こぞって右向け右に移行するからです

 

私が最初に始めた翌々年、ゴーヤは出荷ピーク時、市場卸売価格1個1円~5円。

大暴落でした。

 

このように当時は20代後半でしたが売れる農産物を探し求めていました。

今回ゴーヤが当たった話をしましたが、これはたまたま当たっただけでそれまでに30種ぐらい珍しい野菜作りに挑戦し失敗してきました。

例えばパプリカ、ズッキーニ、ミニカボチャ、ハーブなど今ではメジャーになりましたが

25年くらい前に始めちゃったので市場が何これ?って、どの市場でも取り扱ってくれなかったのです

 

 

教訓、新しいことに挑戦するには早すぎてもいけませんね。

 

鹿狩人の話に

 

これから来そうなところで弓を引いて待ち伏せろという狩猟の原則があります

昨日ここで獲れたからといって同じところで2匹目のどじょうを狙ってはいけません。

 

はたまた、1週間後に来そうな場所に待ち構えていても無駄な時間と労力を費やしてしまいます。

 

だから、これから来そうな場所で弓を引いて待ち構えるのが狩猟の達人なのだ

という話です

 

フツーの農家は数年前に「当たった」感触を忘れられずに

今年も当たればいいなーって同じタネを播きます。

 

農家の中には今自分が出荷している野菜じゃなくてもっと当たりそうな野菜があるのじゃないかって栽培品目を転換して「あたり」を待つ人もいます

 

その中には流行りを追いかけてブームが去ったころに大量出荷して「はずれ」を引き当てる

残念な方もいらっしゃいます

 

その中で最悪なのは

補助金を利用して「はずれ」のために設備投資してしまう農家です。

予測を外した上、負債を抱え、楽しい農業のはずが一転して地獄の農業に変わってしまうパターンです。

 

なぜ?このような農家たちは愚かな選択をするのでしょうか?

どうやれば不幸になる農家を助けることができるのでしょうか?

 

これが私の農業人生における生涯のテーマとなっています

 

俺はギャンブルが好きだからそれでいいだろ!って

そう、割り切っていらっしゃる農家さんもたくさんいるのでそれはそれでよいのですが、

 

気が付かないまま

いつのまにか「ギャンブル農業」から抜け出せなくなっている農家が

 

いかに多いことか。

 

 

競馬もパチンコもロト6も宝くじもほとんど運。

でも人々を魅了し多くの人がのめり込むように、

 

実は、農業もそんな「魅力を秘めている」のです。

 

しかし、子供たちに農業の魅力を語る時

 

「農業はなぁ、1発当たれば大きいぞ」と

 

私は語りたくありません。

 

 

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【まとめ】

最後までご覧いただきありがとうございました

 

私はこのゴーヤを最後に一発当てる農業はやめました。

取引先を決めて取引先様から必要とされているモノサービスを供給する農業を始めました

 

あれから20年

農業界では何度も農産物の価格が上がったり下がったりを繰り返しました

私は均一価格で取引をする農業ビジネスに切り替えましたので市場相場が高かろうが、安かろうが一喜一憂することなく経営を安定させることができました。

 

売上は出荷量×卸価格ですか受注量を増やし出荷量を増やせば売上は上がります。

利益は売上-経費ですから売上を伸ばしながら経費を下げる努力をすれば利益は増えます。

 

これまで私は農業コンサルタントとして多くの若手農業者や新規農業者に

農業ギャンブルより農業ビジネスをやった方がいいよって話を進めてきました。

 

これが農家のためであり、農村、農業振興につながり、子供たちが農業という職業を選択する魅力になると信じているからです。

 

しかし、これらはすべて私の妄想癖からくる未来予測です

 

皆さんはどういう未来を妄想していますか?

 

 

 

 

 

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【お知らせ】

 

新たな時代を妄想する農テラス山下がお届けする

農業WEBマーケティング講座 受講生募集!のお知らせです

 

これまで農業ビジネスを20年間勧めてきましたが、

これからはWeb販売の時代がやってきます

 

自分の作った農産物を直接お客様にお届けしたい

ダイレクト販売の時代がいよいよやってきました!!

 

まだピンと来ていない方も多いかもしれませんが

生鮮食品のネット販売はこれから爆発的に伸びていきます

 

えーっ?野菜もスマホとかで買う時代になるの?って思われているかもしれませんが

間違いなくそういう時代になります。いやもうなっていますよね(^^♪

 

理由は簡単ですね

卸販売マーケットは飽和している

相対取引も時代の波に翻弄される

しかし、

社会のネット環境が整った

ネットショッピング利用者が爆発的に増えた

生鮮品をネット買う便利さに多くの人が気づいた

大手企業が生鮮野菜ネット販売に乗り出した

ネット通販の信頼が以前よりかなり高くなった

産地からお取り寄せしたい需要がある

直接農家から買いたいニーズがる

などなど

 

ネットで農産物を販売する必要性、これからの爆当たり予測について語ればきりがないくらい・・・

 

更に、チャンスなのは

 

まだ本気で取り組んでいる農家が

極端に少ないってことです

 

つまりこのビジネスはかなりブルーオーシャン!

 

もう始めるしかないでしょう!

 

ただ、残念ながらネット販売はそう簡単にはいきません

 

成功するためには次の掲げる大きな4つのポイントを抑える必要があるのです

 

その4つのポイントとは

・商品の魅せ方

・集客の仕方

・購入のさせ方

・リピートのさせ方

 

これをマスターしないままネット販売まがいをやっている農家は結構多い。

でもこれらを知らずにネット販売を始めてもただのホームページに

農産物の写真を張り付けただけの全く売れないネット販売になっちゃいますよ!

 

気を付けましょう!

 

ここで止まっている農家さん、以外と多いですよね

この人たちが口々に言うのが

 

ネット販売なんて売れないよ!

 

でも、本当にそうでしょうか?

 

それって、その人がネット販売のポイントを知らないだけじゃないでしょうか?

なぜなら

私の友人の寺坂農園の寺坂さんはネット販売だけでメロン売上1億円です。

 

そして

その寺坂さんのやり方を研究して体系的に学ぶことができる講座が

農業WEBマーケティング講座なのです。

 

この手法は

観光農園や体験農園をやりたい方や

農家レストランをやりたい方、さらには私のように塾、セミナーをやりた方など

幅広いビジネスシーンで応用できる内容になっています

 

もっと知りたい、もっと学びたいって若手農業者の方向けに

わかりやすいようにアレンジして講義しますので

難しいマーケティング用語を少なくして実践に役立つ内容を厳選してお届けいたします!

 

農業ビジネススクール

農業webマーケティング講座を開講は

インターネット使ったweb販売の方法についてです。オンラインで実施しますので

全国どちらからでもリアルタイムで参加可能です。

 

必ず成功できるマーケティングの基本からお客様をリピーターにできる

究極の仕掛けまで事例を交えながら詳しくお教えいたします

 

・自分で売りたい

・自分の顧客(ファン)を作りたい

・とにかく高く売りたい

・自分こだわりを伝えたい

・農協市場以外の販路を開拓したい

・規模拡大より高単価販売をやりたい

・卸売でバイヤーに振り回されたくない

 

 

など、直接お客様にダイレクトに届ける仕組みを作ることができれば農業は最強です。

 

【期間】

2021年1月16日~2月6日 毎週土曜13:30~16:30

全4回計8講座

 

ご興味のある方はこの機会にぜひ。

※この講座は夏と冬の年2回しか行っていません

 

詳しい資料をお申込みはこちらからどうぞ

https://notera.co.jp/contact/

 

詳しくは

農業マーケティングコース

 

【スクール修了生の皆様へ】

これまで農業ビジネススクール(オンライン含む)を受講された方は

先着10名様まで無償でご招待いたします。

 

また、スクール修了生からのご招待で参加される方は特別料金にて受講できます

お知合い、友人、知人の方に

是非お知らせください

 

受付期間は11月30日までです

 

ご紹介したい方があればコチラまでお知らせください

ご紹介してくださったあなたはその友人から必ず感謝されるはずです(^^♪

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