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ブログ 2020.06.08

【脳を耕せ】高く売るマインド

皆さんこんにちは農業パーソナルトレーナの山下です。

今回の、農テラスブログのテーマは

「高く売るマインド」

 

今回はインターネットや直売所で野菜を売る時の

値段のつけ方についてお話します。ただ、値段をつける方法ではなく、

高い値段をつける方法です。(内容は一部ノンフィクションです)

 

農家の方は自分の農産物を自分で売るという機会が少ないため、

いざ、自分の商品に値段をつけるとなると迷われる方が多いのではないでしょうか

 

今回のお話を聞いていただくと、値段を高くつけたくなります。

なぜ?これまでそんなに安く売っていたんだろうってなります。

 

私たちは今、モノに価値のある王国の住民なんですで

しかし、実はモノの価値のない王国があることを知らないのです。

 

・状況  具体的に 映像が浮かぶ

私の知り合いにある事業で大成功した社長さんがいらっしゃいます。

おそらく資産は1000億はくだらないでしょう。

その方から、山下君

「私は毎朝野菜ジュースをのむのが習慣でね、ケールと小松菜とリンゴとバナナ、

それに季節の野菜、果物を混ぜたものをのんでいるんだ。

これを毎日私のところに届けてくれないか。

 

この方のようなクラスになれば値段を見てものを買う人ではありません。

それよりも大事なものが

生き方、過ごし方、健康で、穏やかに毎日を過ごす。

時に孫たちと戯れ、家の庭園を散歩することが日課。

しかし、いくつもの会社を抱えているため自分が健康であることが

一番大事なんです。

 

できますが、高くなります。

恐る恐る答える

 

すると、いくらだ

 

きたー、値段!

 

いくらにしよう・・・・

 

皆さんは 同じような場面でいくらと提示しますか?

そもそも毎日お届けするなんて面倒だからやめた!って思う方は

ビジネス向きではないです。

 

ビジネス向きの人はここから考えるんです

 

私は迷いました。ケールと小松菜は栽培すれば何とかなる

リンゴとバナナは仕入れないとだめだな。

知り合いの青果業社さんから仕入れよう

 

しかし、季節の野菜?季節の果物?どうしすれば・・・

これは、農家の仲間から仕入れれば年中そろう!

 

あとは値段だ。

1回の納品で、こまつな200g、ケール200g、リンゴ1個にバナナが2本

これで2日分としよう

 

1回の原価はこまつなが店頭価格で150円、ケールは250円、りんごは1個・・・

季節によって異なるけれど1個200円、バナナは1房高くても3000円くらい2本で高くとも200円。

ほかにも季節の野菜1種と季節の果物1種合わせて500円だとすれば

 

つまり、合計1,300円だな。

 

月15回のお届けだから 1,300円×15回=19,500円。約2万円

これが原価~

 

さて、これに15回の配送料がかかるから1回1000円として15000円。

クールで送るからプラスされて送料は20,000円程度見積ろう

 

つまり材料送料だけで最低でも40,000円

 

これに箱代100円×15日=1500円

中に入れるシートや包材もろもろ合わせて1500円

 

仕入れ梱包配送の手間賃が1回3000円として計15000円

 

原材料:20,000円

送料 :20,000円

包材 : 3,000円

手間賃:15,000円

合計 :58,000円

 

うーん、ざっと6万か~

 

30日で飲んだとしても1日2000円。

 

たっけー

 

でも、まてよ、

自社生産の小松菜とケールを新鮮なうちに毎日届けて

リンゴ、とバナナは青果業のプロが仕入れてくれる

さらに、季節の野菜と果物までも

これってかなり贅沢だな・・・

 

でもまだ弱い・・・、1杯2000円でも欲しくなるような価値を作ろう

 

この野菜はこだわりのたい肥をひれて土づくりをして・・・

 

はい、これ、NG

 

ここで気をつけなければいけないのが

商品の価値を高めようとすること。

そうではなくて、人柄を追加するのです。

 

例えば、車の営業マンで

いつもニコニコしていて電話してくるときも

お子さん大きくなりました?へー部活何してるんですか?

うちの子供も最近サッカーをはじめましてね・・・って気さくにプライベートのことを

話してくれるひとってなんだか安心ですよね

 

一方、車の話ばっかりしてくる営業マンってどうです?

 

この車の性能は、このスペックがどうで、ステアリングがどうのこうの

どうです?

こっちはそこまでその車の性能をもとめていないし、そこまで車に関心はない。

 

それなのに一生懸命に車の話をしてくる営業マンと

人柄を出してくる営業マン

 

どちらから買いたいですか?

 

農産物も同じなんですね。

 

FBやツイッター、インスタで仕事の話ばかりされても

お客さんはなびかない

 

お客さんはあんただから買ったんだよ

あんたから買いたいんだよって

 

思ってもらうんです。

 

たとえば

そこそこの大学しか出ていない俺は就職した印刷会社会社を突然閉じることになって

いきなり首に。そん時、結婚して間もないころで、どうすればいいんだろうって

でもバブルがはじけて不景気だし、どこも働くところがない、だから

妻の実家に身寄せながら農業やろうって。

そこはじいちゃんが農業やっていたから少しの田んぼ畑があって。

でも、作り方もわかんなくて、売り方もわかんない。見様見真似で近所の農家に教えてもらうんだけど、

よそ者で誰も相手になんかしてくんない。

でも一人だけ教えてやるよっておじいちゃんがいて。死んだじいちゃんの友達らしくて

いつもお前のじいちゃんとはな~って話をしてくれながら

土づくりの仕方とか、病害虫の駆除の仕方を教えてくれたんだ。

でも今度はできたものを売らなきゃいけない、で、毎日そのできたこまつなをもって

町に降りていいて居酒屋さんや定食屋さんに売り込みに行ったの。でもいつも門前払いで

でも

そんな時、1件のパン屋さんが面白い男だって気に行ってくれて

それからそこでこまつなパンにして売ってくれたんだ。

そしたらそれが評判になって

何とか今食べていけるようになったんです。

 

結果、最初に話をした社長さんには

定期的に野菜ジュースセットをお届けして毎月20万もらっています。

 

お前を見ていると

若いころの俺を見ているようだ

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

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