新着情報
What’s new
ブログ 2020.06.08
手を雇うな、脳を雇え
皆さんこんにちは農業パーソナルトレーナの山下です。
今回の、農テラスブログのテーマは「手を雇うな、脳を雇え」
今回は雇用を始めた若手農家さんに向けてお話をしたいと思います
私もこれまでに個人の農家の時は最高5名。農業法人社長の時は最高36名ほど雇用していました。
おそらく家族経営の時に比べると倍気を使い、コストも倍に膨れ上がり、ストレスも倍になっているのではないでしょうか
今回は雇用型農業を目指す、もしくはすでに人を雇っている農家さんが
目指すべきスタイルについてお話デス
タイトルは「手を雇うな脳を雇へ」です。
私が最初に雇用を始めたのは23歳の時。25歳の恰幅のいいあんちゃんでした。
仕事はできない、でかくてどこそこぶつかる、道具は壊すで
全く使いものにならない。
次にやとったのは20の若い男
遅刻してくる、叱るとなく。次の日無断欠席
あーなんでそんなやつばかり来るんだって・・・俺には人を波頭センスはないのか?って
嘆きました
気の利いたパートさんに出会えるようになったのは私が30歳を過ぎてから
いったことはすぐ飲み込んで、チャチャっとやってのける
おー仕事が早い。ちょっと雑だけどまーいっか。
しかし今度はほかのパートさんと仲が悪くなる。社長。○○さんとは一緒に
仕事ができません!
なんだなんだ今度は。派閥争いか?
社長に気に入られようと
こっそり私に貢物を持ってくるパートさんもいるしまつ。
お願いだから仕事に集中して!
毎日そんあ人たちに振り回されていました。
雇用型農業は昔からありましたが稀でした。ほとんどが家族身内近所で賄うのが
農業農村のスタイル。しかし、これからは農業も職業として就職として農業を選んでくる人
もいれば農家側も会社として従業員パートを受け入れる。
じゃないと、家族だけでは親も高齢だし、奥さんはまだ子育てがあるし・・・
結果、人を入れなければ回らないってところが多いのです
しかし、大半は人を入れたおかげで楽になるかと思いきや逆に忙しくなっているのです。
理由は
手が足らないからって人手を雇うからなんです
人手を雇ってしますとその手を動かしてもらうには指示する人がいります。
その手を動かし続けてもらわないとその人に払っている時給はどぶに捨てるようなもの
例えば時給1000円だった場合、その人には10分で167円払っていることになります。
パートさんのぺちゃくちゃとおしゃべりしている井戸端会議が5人で10分続けば
その時点で835円が消えていくのです。
835円の利益を出すにはあなたの農産物をあとどれくらい清算しなければいけないですか?
私のナスの場合は1ケース4kg当たり200円の利益だったので、約4ケースプラスで生産
しなければいけません。ナスの本数でいえば144本デス。
たったパートのおばちゃんがぺちゃくちゃ無駄話を10分するだけでナス144本分の
利益が飛んで消えていくのです。
手を動かすだけの雇用をすればその手を動かす管理人が必要です。
つまりその手を動かす「脳」がいるのです。
その役割を社長であるあなたがやっている。
だから手が増えれば増えるだけ
あなたの「脳」が忙しくなるのです
私は忙しいからと言って人を安易に雇ってはいけないって
言い続けています。
それはその人が生産性を上げることができないときのリスクが高いから
わかりやすく言えば
役に立つかどうかわからないからです。
これから人入れるときは手を雇うなら
その手を動かすリスクをあなた自身が分かったうえで雇ってください。
もしそれが嫌なら
最初から手を雇うのではなく「脳」を雇うべきなのです
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
最後まで読んでいただきありがとうございました。
農を耕すことも大事ですが、脳を耕す農家を作る!
ということで、
新しい農業者、新し思考を持った農業先駆者のために
毎週メルマガ(無料)を発行しています。
ご興味ある方はこちらからご登録のほどお願いいたします。
一緒に脳を耕しましょう!
メルマガ登録フォーム
https://notera-seminar.com/mz.html
脳を耕せ!農ビジセミナー「メール講座」
山下弘幸(やましたひろゆき)プロフィール
今回の内容は動画でもご覧いただけます
農テラスチャンネルでも稼げる農業ビジネスのヒントを
たくさん配信しています!