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ブログ 2026.11.01
花はなぜ蝶にモテる? 自営業者だけが知っている「モテる努力」の正体
私は「モテたい」。
そう言うと、 「山下さん、もうすぐ還暦なのに まだモテたいんですか?」 と笑われるかもしれません。
でも、ここで話したい「モテる」は 異性にだけの話ではないんです。
こんにちは。
脳を耕す農業経営戦略家の山下弘幸です。
■ 世の中は「モテる」で回っている
学校の先生は、生徒にモテないと 話を聞いてもらえません。
校長先生になりたければ、 教育委員会にモテる必要があります。
会社員は、上司や社長にモテないと 出世も昇給も遠のいていく。
アイドルはファンに。 会社は投資家に。 政治家は有権者に。
最近は、親が子どもにモテようと 一生懸命になっている姿もよく見かけます。
では、農家は誰にモテればいいのでしょうか。
■ 市場は、青果物のオーディション会場
卸売市場に出荷している人なら、 相手は競り人、青果業者さんです。
市場というのは、ある意味で 青果物のオーディション会場。
人と人との取引ですから、 正直に言えば「忖度」もゼロではありません。 だとしたら、忖度してもらえるくらい モテていたほうがいい。
地域で役職を受けるなら、地元の人に。 消防団の団長なら、団員に。
「別に誰かにモテたいとは思わない」 そう感じる方も多いと思います。
それでも、SNSの「いいね」の数や フォロワーの数は、つい気になる。
私も、気にしていないと言えば ウソになります。
■ 農業は「モテ比べ」が露骨に出る世界
人には誰でも承認欲求があります。 当てにされたい。注目されたい。
農業の世界では、このゲームが とても分かりやすく表に出ます。
栽培面積。出荷量。反収。 持っている機械の大きさ。 従業員の数。乗っている車。
比べる材料は、いくらでもあります。
そして「大きい」「多い」ところに需要が集まり、 そこにさらに人・モノ・カネが集まっていく。
モテるところは、ますますモテる。 モテないところは、ますますモテなくなる。
良い悪いは別にして、 37年、現場で見てきた風景です。
私自身、若い頃は異性にモテたかったし、 農業をしていた頃は、地元の方や農協の中で チヤホヤされたいと思っていました。
その気持ちを、頑張るエネルギーに 変えていたんです。
今でいえば、SNSの「いいね」を励みに 発信を続ける感覚に近いかもしれません。
■ 台風の日、私は市場でモテた
そんな私が、市場で一番モテたのは 台風がやってきた時でした。
台風が直撃して、ナスの産地は全滅。
でも、うちには 風速50メートルでもびくともしない 耐候性ハウスがありました。
「山下さんのところは丈夫なハウスだから、 台風が来てもきっとナスがある」
市場の方々が、 そう思ってくれていたんです。
契約栽培をしていた時もそうでした。
必要な量を、必要な時に、 必要なタイミングで納める。
仕入れ担当者にとって、 これほど都合のいい仕入れ先はありません。
この時、腹の底から分かったことがあります。
農家は、相手にとって 「都合のいい農家」になるとモテる。
そして、その時期が いちばん儲かった時期でもありました。
【図解1】台風の日に「モテた」しくみ

■ 花は、なぜあれほど美しいのか
植物の花は、なぜ美しく咲き誇り、 甘い蜜を出し、香りを放つのか。
虫にモテるためです。
虫に好かれなければ、花粉を運んでもらえない。 見向きもされなければ、枯れて終わってしまう。
だから花は、 モテる努力を決して怠りません。
けれど、花が咲く本当の目的は 「虫に好かれること」ではありません。
自分の命をつなぎ、 実をつけ、種を残すこと。
美しさも、甘い蜜も、 実を結ぶための手段にすぎない。
虫に媚びて終わる花はない。 実をつけるために、モテるんです。
【図解2】モテる努力は「手段」、実をつけるのが「目的」

■ モテる努力は「手段」だった
私も、さんざんモテる努力をしてきました。
けれど、どの場面でモテても、きりがない。 人の欲には底がないことも、 身をもって知りました。
そこで見えてきたのが、 モテる努力は手段であって、 目的ではない、ということです。
農業で生計を立てるなら、利益が要ります。 事業には、必ず経費がかかるから。
元をとって、その上に利益を残す。 そのためには「モテる」ことが欠かせません。
ラーメン屋さんで考えると分かりやすいかもしれません。
どんなに想いを込めて開いても、 人気が出なければ、店は続かない。
自分で商売をしている人にとって、 モテる努力は避けて通れない視点なのだと、 今になって感じています。
■ あなたは、誰にモテたいですか?
最後に、ひとつだけ問いを置かせてください。
あなたは、誰にモテたいですか? そして今、誰にモテる努力をしていますか?
私の場合、その答えが見えたのは 台風の日の市場でした。
相手が一番困っている時に、 そこに「ある」ことができるかどうか。
答えは、人それぞれだと思います。
ただ、その先に 「どんな実をつけたいか」が見えていると、 モテる努力の向きが、 少し変わってくる気がしています。
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「自分の場合、誰にモテればいいんだろう?」 そんな問いを一緒に考えてみたい方は、 無料相談で気軽にお話を聞かせてください。
農ビジ会では、同じ問いを持つ 農業経営者の仲間と一緒に、 この「モテる努力」の中身を磨いています。
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農業界を明るく照らす農テラス。
今日も一緒に、こちらの脳を耕しましょう!