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ブログ 2026.08.15
コミュ障な僕がYouTubeで喋り続ける本当の理由
「山下さん、人前で喋るの得意そうですよね」
こんにちは。脳を耕す農業講演家の山下弘幸です。
よく言われます。人前でしゃべるのが得意そうだって。
でも実はまったく逆で、僕は人の目を見て話すのが苦手だし、一度会った人の名前もすぐ忘れる。初対面の人と会うのが、正直ちょっと怖い。
そんな話をすると、大体こう返ってくる。
「嘘でしょ、こんなにペラペラ喋ってるじゃないですか」
たしかにそうなんだけど、これにはカラクリがある。今日は「新しい道に踏み出す時」というテーマで、僕自身の勇気の話をしてみたい。
誰もいない部屋だから喋れる
YouTubeを撮っているとき、目の前にいるのはカメラだけだ。誰もいない部屋で、一人で喋っている。だから喋れる。
これがもし100人の前でのセミナーだったら、たぶん今でも足がすくむ。人前に出るキャラでもないし、行動力があるタイプでもない。できることなら家に引きこもっていたい。これが素の自分に近い。
なのに、なぜか声をかけたり、問い合わせをしたり、違う意見を言ったりしてきた。振り返ると、そのどれもが「勇気」を使う場面だった。
20代、先輩に「声かけてこい」と言われていた頃
20代の頃は、よく先輩から無茶を言われた。「あそこにいる子に声かけてこい」とか、そんな調子で走らされていた。
今の感覚で言うなら、SNSで知らない相手にDMを送るのに近いかもしれない。画面越しでも、最初の一通を送る指はやっぱり緊張する。あの頃も今も、知らない相手に最初の一歩を出す怖さは変わらない気がする。
本屋の駐車場から、その場で電話した日
コンサルタントという仕事を始めるきっかけになった本がある。読み終えた瞬間、どうしても著者の先生に学びたくなって、本の後ろに載っていた電話番号に、本屋の駐車場からその場で電話をかけた。
「勉強させてください」
誰だお前、と言われる可能性だってあった。でも、あの一本の電話が今につながっている。
似たような経験がある人もいるんじゃないだろうか。分からないことがあって、勇気を出して問い合わせた電話。手を挙げて質問した瞬間。あの時のドキドキは、今振り返るとちゃんと意味のある一歩だった。
最初に手を挙げた人が、爪痕を残す
セミナーや勉強会で、質問がある人は前に出てくださいと言われたとき、僕は一番に手を挙げるようにしてきた。ルールは単純で、先に質問した人が一番印象に残る。2番目、3番目はあくまで2番目、3番目。
もちろん毎回、口から心臓が飛び出るくらい緊張する。それでも先に手を挙げると決めているだけで、結果的にいろんな場面で覚えてもらえるようになった。
年を重ねて、ドキドキが足りなくなってきた
一通り甘いも辛いも酸っぱいも経験してくると、不思議なことに今度はドキドキが足りなくなってくる。これは57歳になった今、素直に感じていることだ。
もしまだ挑戦したいことがあるなら、その不安と期待は、これから何かを積み上げていく人だけが持てる感覚なんだと思う。
一歩を踏み出した人へ
勇気を振り絞って、何か一つでも挑戦しているなら、それだけで十分すごいことだと思う。行動しろ、と煽るつもりはない。ただ、一歩踏み出すかどうかで、その先の景色は確実に変わっていく。
僕自身、コミュ障で対人恐怖症で、それでも問い合わせの電話をかけたり、YouTubeで喋り続けたりしている。そういう人間でも、なんとかやれている。
