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ブログ 2026.08.01

一流農家は収量より経費を見ている

こんにちは。脳を耕す農業講演家 山下弘幸です

今回のテーマは

一流農家は収量より経費を見ているというお話

結論から言います。

経営とは「利益を追求するために、経費をコントロールすること」です。

農業は本来、10年目、20年目、30年目とキャリアを積むほど、 実績とお金が積み上がっていく産業のはずです。

でも実際は、そうなっていない現場をたくさん見てきました。 売上は増えたのに、なぜか手元にお金が残らない。 今回はその原因を「営農」と「経営」の違いから整理します。

「売上を追う」だけでは利益は残らない

まず、農業の数字はこの方程式で表せます。

単価 × 出荷量 = 売上 売上 - 経費 = 利益(農業所得)

法人の場合は、この経費の中に 皆さんの給料も含まれます。 最後に残る利益は、会社に残る利益という意味になります。

多くの現場では、売上を上げるために まず「出荷量を増やそう」と考えます。 これが「営農脳」です。

出荷量が増えれば、当然その分の資材や労力が必要になり、 経費も一緒に増えていきます。

結果として、売上は増えたのに 利益はむしろ残りにくくなる。 これが、10年やっても20年やっても お金が積み上がらない一番の理由です。

経営脳は「逆算」で考える

一方、経営脳は考える順番が逆です。

まず「このくらいの利益を残したい」という ゴールから逆算します。

単価と出荷量は、頑張っても現実的にはこのくらいだろう、 と少し低めに見積もります。

その上で、 「この利益を残すには、経費はここまでに抑えよう」 と経費側をコントロールする。

これが経営です。

営農脳が「積み上げ」で結果を見るのに対し、 経営脳は「結果から手前を決める」逆算思考です。 この順番の違いが、10年後の手元資金に 大きな差を生みます。

営農を否定しているわけではありません

誤解のないように伝えておきたいのですが、 営農脳自体は悪いものではありません。 出荷量や品質にこだわる姿勢は、農業の土台です。

ただ、営農脳だけでは どうしても経費が後回しになりやすい。

そこに経営脳のエッセンスを一つ加えるだけで、 同じ売上でも手元に残るお金は変わってきます。

まとめ

経営とは、利益を追求するために経費をコントロールすることです。

・営農脳=出荷量を増やして売上を追う ・経営脳=残したい利益から逆算して経費を決める

もし「売上は増えているのにお金が残らない」 と感じているなら、一度この順番を見直してみてください。

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