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ブログ 2026.07.16
収量が伸びない本当の理由はたったの3つ
収量を上げるために本当に見るべき3つの要素
農業コンサルタントとして活動していますが、私は「生産・栽培」の技術的な話をほとんどしません。
理由は単純です。 栽培技術については、農業普及センターの方や、実際に作物を育てている皆さんの方が、私よりもずっと詳しいからです。
ただし、新規就農者や若手農業者から「収量を上げたいけれど、何から手をつければいいか分からない」という相談を受けることがあります。
今回は、そうした方に向けて、栽培の細かいテクニックではなく「収量を上げるための考え方」についてお伝えします。
収量を決めるのは「種」と「土」
収量を上げるために大事なポイントは、種と土です。
「そんなの当たり前だ」と思われるかもしれません。 実際、農業をされている方からすれば当然の話です。
ただ、農業の話は突き詰めていくと、結局は当たり前のところに行き着きます。
種と土を、あえて人間に例えてみます。
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種 = 父親のポテンシャル
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土 = 母親のポテンシャル
私たちは誰もが、良くも悪くも、父親と母親の遺伝子を受け継いで生まれてきます。 「自分は父親に似ている」「母親に似ている」というのは、父と母、それぞれのポテンシャルの組み合わせで自分が成り立っているということです。
農業も同じです。
どれだけ土の状態が良くても、種そのものが古かったり、質の良くない種だったりすれば、うまくいきません。 逆に、どれだけ優れた品種・ハイブリッドの種を使っても、土の状態が悪ければ、期待通りには育ちません。
種と土、この2つは収量を左右する大前提になります。

3つ目の要素は「環境」
種が発芽し、育っていく過程には、もう一つ重要な要素があります。 それが環境です。
これも人間に置き換えると分かりやすくなります。
同じポテンシャルを持つ子どもでも、小学校・中学校でどんな友人グループに入るか、どんな先生に出会うかによって、伸び方はまったく変わってきます。
つまり、種・土・環境。この3つが揃って初めて、植物も動物も人間も成長していきます。
あなたの収量が伸びない原因はどこにあるか
ここまでを踏まえて、質問です。
あなたが収量を伸ばせずにいるとすれば、種・土・環境のうち、どこに問題があるでしょうか。
「種は大丈夫」「土も大丈夫」ということであれば、残るのは環境です。
植物が育つためには、光・水・CO2が必要です。それぞれ足りているでしょうか。
もし光・水・CO2が足りているのであれば、次は栄養分です。栄養分は足りているでしょうか。
栄養分が足りていたとしても、それを吸収する力を土が持っているかどうかも重要です。
このように、一つずつ要素を分解して確認していくことで「今、何が足りていないのか」が見えてきます。

収量を上げる唯一の方法
結論として、収量を上げる方法はシンプルです。
何が足りていないのかという課題を見つけて、そこを一つずつ改善していく。これしかありません。
もっと別の、劇的な方法を期待していた方には申し訳ないのですが、実際にはこれ以外の方法はありません。
あれもこれも足りないと考え始めると、際限がなくなってしまいます。だからこそ、一つずつ丁寧に確認していくことが大切です。
環境が整っている人と、そうでない人の違い
私自身、ありがたいことに実家が農家だったため、環境がすでに整った状態からスタートできました。
種は種屋から買えばいい。インフラも整っている。環境も整っている。 そうした条件が揃っていれば、比較的楽に農業に取り組むことができます。
一方で、環境が整っていない状態で農業を始めると、どれだけポテンシャルの高い農家であっても、土や種、環境のどこかが悪ければ、なかなかうまくいきません。 どれだけキャリアを積んでいても同じです。
それだけ「種・土・環境」の3つは、農業において重要な位置を占めています。
まとめ
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収量を左右する大前提は「種」と「土」
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そこに加わる3つ目の要素が「環境」(光・水・CO2・栄養分・吸収力)
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収量を上げる方法は、足りない要素を見つけて一つずつ改善していくこと
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環境がすでに整っているかどうかで、農業の始めやすさは大きく変わる
栽培技術の話ではなく、まずはこの3つの視点で自分の農業を振り返ってみてください。 何が足りていないかが見えてくれば、次にやるべきことも自然と見えてきます。
農ビジ会では、こうした経営やマインドの視点から、農業者の皆さんの相談を受け付けています。 気軽にお声がけください。