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ブログ 2024.02.21
予測できる農家になる
こんにちは。農業講演家の山下弘幸(やましたひろゆき)です。
農業歴35年の農業コンサルタントです。現在、講演、講座、研修、セミナーなどで
新規農業者、若手農業者企業農業参入などをサポートさせていただいていております。
また、
”稼げる農業を実現する半歩先行く農業者”のオンラインコミュニティ
農業ビジネス研究会(農ビジ会)を主宰しています。
さて、今回の、農テラスブログのテーマは
「予測できる農家になる」について。
前回地球温暖化について持論を述べさせていただきましたが、
北海道でも2月だというのに雪解けが始まり圃場の土が見えてきたのだとか。
私が住む熊本では暖冬による農産物の生育が前倒しになり市場に出回る量がだぶつき始め
市場価格に影響が出始めています。
農業は今起きている現象に対処することはできません。
なぜなら今起きていることはこれまでの「結果」だからです。
ですから、私たち農家は常に先を予測しながら未来のための「今」に取り組まなければなりません。
厳しい言葉ですが、農業は今を嘆いても
すべて「後の祭り」なのです。
農業の基本は予測です。
時代を予測し、気象、経済、を予測しながら
種を蒔くのです。
例えば果樹農家は数年先を予測して苗木を改植します。
例えば野菜農家は数か月を予測して品種を選定します。
例えば米農家は今年の夏を予測して品種を決めるでしょう。
今年の夏が猛暑になると予測すれば耐暑性の品種に
今年の夏が冷夏になると予測すれば低温伸張性に優れた品種に。
では、今年の夏はいったいどうなると予測すればよいのか?
以下、日経新聞2月21日掲載記事より
気象庁は20日、今年の夏(6〜8月)の天候の見通しを示した。地球温暖化に加え、南米ペルー沖の海面水温が上がるエルニーニョ現象の影響で、全国的に気温が高くなり、猛暑日が増えると予想している
とある。
しかし、エルニーニョ現象をネットで検索すると次のように出てくる
エルニーニョ現象が発生すると、西太平洋熱帯域の海面水温が低下し、西太平洋熱帯域で積乱雲の活動が不活発となります。 このため日本付近では、夏季は太平洋高気圧の張り出しが弱くなり、気温が低く、日照時間が少なくなる傾向があります。 また、西日本日本海側では降水量が多くなる傾向があります。
とある。
気象庁はエルニーニョ現象の影響で猛暑日が増えるとしているが、
逆に冷夏になるのでは?と疑問に思う
もちろん、西日本と東日本でも気象条件は異なる。
ただ、2015年以来8年ぶりのエルニーニョ現象はやはり気になる。
定説どおり冷夏になれば一番影響が出るのは水稲だろう。
昨年は猛暑の影響で新潟県産コシヒカリや秋田県産あきたこまち、山形県産のrつや姫など品質低下が進んだ。
一方、北海道や九州地方では猛暑被害は相対的に少なかった。
今年の夏、冷夏(日照不足)か猛暑かは予測しきれないが、
線状降水帯級の豪雨は今年もあるだろう。
昨年6月は益城町も線状降水帯に見舞われ我が家から数百メートル先の県道が決壊した。
農業の基本は予測です。
時代を予測し、気象、経済、を予測しながら
種を蒔きます。
春の作付けが始まる今、私たち農家は夏を予測して備えなければなりません。
しかし、気象や社会や世の中は私たちの想像をはるかに超えてるでしょう。
さすれば私たちは来るべき「出来後事」に臨機応変に対応していくしか
術がないのです。
私の座右の銘「人事を尽くして天命を待つ」
これは私の母から教わりました。
とにかく先のためのベストを尽くせと
ベストを尽くしたなら結果は案じるなと。
私はこの座右の銘に更に付け加えています。
「天命に任せて人事を尽くす」
どれだけ予測し備えをしても予期せぬ事態はやってくる
その時は天命だと思いその時できることにベストを尽くすのです。
今回は「予測できる農家になる」というテーマでお話ししましたが
予測は決して無駄ではありません。
むしろ、予測し続ける農家こそが
これからの新しい農業界のリーダーになると思っています。
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