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ブログ 2023.09.26

成功農家は「横綱思考」

脳を耕せ!農ビジセミナー「メール講座」第216号

いつもご覧いただきありがとうございます。

”脳を耕す農業者”のコミュニティ「農ビジ会」を運営している

農業ビジネススクールの山下弘幸(やましたひろゆき)です。

 

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【お知らせ】

幕張メッセにてセミナーをいたします!

ついに念願だった、幕張デビューです!

第13回農業week in幕張メッセにてセミナーをさせていただくことになりました。

日時:10月11日11:00~

前回、九州初の九州農業weekでもセミナーをやらせていただきましたが、

今回は幕張です。メルマガ読者の方で、前回の九州まではいけなかったって方も

今回は東京(千葉)ですので是非ご参加ください。

セミナーの内容は「稼げるハイブリッド型農業経営」の改訂版です!

前回の内容をさらにブラッシュアップした内容ですので

見ごたえありのセミナーとなっています。

セミナーは事前のお申込みが必要となっています。あらかじめご登録をお願いいたします。

https://biz.q-pass.jp/f/7403/agri_t_seminar23/seminar_register?co=lp-ad-pc&_gl=1*baiwm8*_ga*MzE2OTcyMTQ4LjE2OTU2OTEzMTM.*_ga_52RDPN5GC0*MTY5NTY5MTMxMi4xLjEuMTY5NTY5MTMxOS41My4wLjA.

 

 

さて、前回は

「若手農家の成長を妨げる恐ろしい仕組み」についてという

ちょっと深いテーマをお届けしましたがいかがだったでしょうか?

前回のアーカイブはこちら

https://notera.co.jp/news/3185

 

今回は「横綱思考」というお話しです。

横綱思考とは目標を立てたらその目標まで集中して頑張るって思考のこと。

私が支援する農家さんには

あれもやりたい、これもやりたいって

頭の中で情報が整理できていない方が結構いらっしゃいます。

そんな方にお伝えして得いるのがこの「横綱思考」です。

この横綱思考を持っている人は大概、成功していますし、

私もこの思考を取りいれています。

 

まだ、この思考を取り入れていない方は是非取り組んでいただければと思います。

 

さて、お相撲さんは相撲部屋に入門して目指すは横綱です。

政治家は選挙に受かって目指すは首長。

歌手は紅白出場、お笑い芸人はM1優勝を目指します。

さて、農家は

農業を始めていったい何を目指しているのでしょうか?

 

私もいくつかの経営塾や研修会を受け持っていますが、

ゴールが明確でないまま走り出している農家がとても多いことに気づかされます。

 

ただ、先代がやってきた家業を存続させる

ただ、家業で生計が成り立てばそれでいい

ただ、人に指図されない自営業をやりたい

 

おそらく多くの農家のモチベーションはそういったところではないでしょうか。

 

なんのために農業やっているの?

そう、問いかけて明確な答えを出せる者はいません。

 

口から出てくるのは

地域のため、家族のため、お客さんのため、そして自分のため・・・

なんだかふわふわしています。

 

そもそも、ゴールを設定する。農家はそこから始めなければいけません。

【横綱思考①ゴールを設定する】

【横綱思考②目の前のことに集中する】

【横綱思考③ゴールまで走り抜ける】

【横綱思考④ゴールの意味を知っているか?】

【横綱思考⑤ゴールを示そう】

 

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【横綱思考①ゴールを設定する】

 

私には明確な目標がありました。

  • 農業でおカネを貯める
  • 自分が農場に行かなくてもいい経営をやる
  • 売上1億、営業利益10%

 

この目標を32歳で掲げ40歳で達成しました。

 

これが最初にやるべき横綱思考です。

 

【横綱思考②目の前のことに集中する】

ゴール(目標)を掲げたら、いきなりその目標は達成できないので

一番手前のことから始めます。

 

ポイントはゴールのことは一旦忘れることです。

 

私の場合は

まず、赤字の経営をプラマイゼロにすることから始めました。

赤字経営を改善するのに新たに投資をする人がいますが、それでは

投資した分赤字になります。

なぜなら、負の連鎖を止めないと正のスパイラルに入れないからです。

 

私は経費を徹底的に絞り込みました。

具体的には

黒マルチは3年使う、支柱は近くの山から竹を切ってきて使う、

農薬は自分で唐辛子やニンニク、酢を買ってきて調合した液を使う

そしてパートは雇わずに自分が14時間働く。

とにかく出ていくおカネを絞り込んだのです。

 

そうする事でやっとプラマイゼロまでたどり着きました。

次は利益の出る仕組みをつくる。

そうして契約栽培で売り値を安定させて少しでもいいので利益につながる

仕事をやろうって決めたのです。

 

次は人。時給を払うパートさんが時給以上の働きをしてくれるにはどうすれば

いいか徹底的に考えました。

 

このように、一つずつゴールにまでの道のりを上っていくのです。

お相撲さんも

序ノ口、序二段、三段目、幕下、十両、幕内、前頭、小結、関脇、大関、横綱

というように

下から順に登っていきます。

 

【横綱思考③ゴールまで走り抜ける】

しかし、これらに挑戦しているとどうしても遊びたくなります。

これまで頑張ったんだからちょっとくらい遊んでもいいだろうって。

 

間がさすのです。

しかし、目標に向けたフラストレーションは

その遊びによって空気が抜け始めます。

目標を達成するヒトは絶えず目標に向けたフラストレーションを

貯め続けなければいけないのです。

 

横綱になるような人は

絶対に途中で息を抜きません。だから横綱まで上り詰めることができるのです。

 

【横綱思考④ゴールの意味を知っているか?】

 

いや~、山下さん、生き抜かずに横綱まで上り詰めろ!って

結構、大変じゃないですか?

 

ほとんどの方は口々にそう言うでしょう。

 

だから、横綱は一握りしかなれないのかもしれません。

 

一旦横綱になったら、たとえ本場所の成績が悪くてもそのランクから落ちることはありません。

大関、小結などは今場所の成績が悪ければ格下へ降格していきます。

 

このことを知っている人こそ

「横綱思考」の持ち主です。

 

ここまで行けば落ちることがない、

ここまで行けば安泰だ。

 

それがお相撲さんにとっての横綱です。

政治家にとっての首長。

歌手は紅白出場、お笑い芸人はM1優勝なのです。

 

この「ゴール」にたどり着けば

ある程度「心にゆとり」が生まれます。ある程度、自分の人生を謳歌できるところまで

行けるのです。

 

【横綱思考⑤ゴールを示そう】

昔、農家のゴールは後継者が後を継ぐことでした。

後継者がいることで農家はある程度、自分の人生を謳歌できるところまで

行けました。そして、その後継者もまた自分の息子、娘が後を継ぐことで

安心を得ていたのです。

 

しかし、その構図が崩れ

農家はどこがゴールかわからなくなりました。

そして、農家に「ゴール」を示してくれる「人」もいなくなったのです。

 

今、農家はゴールを示してくれる人を望んでいます。

 

今、私が運営する農ビジ会に全国から多くの人が集まってきています。

もしかすると

 

私がゴールを示しているからかもしれません。

全国の指導者の方々にお願いです。農家にゴールを示してください。

横綱思考を教えてあげてください。

 

そうすれば農業者は勢いよくそのゴールを目指していくはずです。

農家が活気づけば、農村は生き返ります。農村が元気になれば

日本はもっと輝くことだと信じています。

 

農テラスはもっと農業界を明るく照らしていきたいと思っています。

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