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ブログ 2021.09.02
これからの農家が作らなければいけないモノ
こんにちは。脳を耕す農業講演家の山下弘幸(やましたひろゆき)です。
今回の、農テラスブログのテーマは
これからの農家が作らなければいけないモノ
今朝の朝刊で個人経営がついに100万人を割ったという記事が出ていた。
ついに家族経営は二ケタの時代に突入した。
毎日あくせく働くイメージがある農家。
しかし、昔の農家は結構暇だったようだ。
なぜなら1年1作、お米を作るだけで暮らしが成り立っていたからです。
その頃のお百姓さんはお米を作ることに一生懸命になっていればよかった。
その頃のお百姓さんはより多くの収量を上げることに一生懸命になっていればよかった。
でも今は違ます。
今は農産物を作ることよりもっと大事なものを作らねば農業やっていけなくなりました。
それでは一体何を作ればいいのか?
それは「時間」を作るのです。
時間が足らない、時間がないって言っている農家は結構多い。
でも、なぜ時間が足らなくなるのかを考える人は少ないようです。
時間の使い方は大きく4つに分類されます。
- 緊急で重要なこと
- 緊急ではないが重要なこと
- 緊急ではないが重要なこと
- 緊急でもない、重要でもないこと
多くの人は①緊急で重要なことに時間を費やしています。
例えば目の間に起きているトラブルの対応。今日やらなければいけない作業など
今日、潅水しなければいけない。今日、収穫しなければいけない。今、ハウスの換気をやらなければいけないなど。
しかし、③緊急ではないが重要なことも降りかかってきます。
例えば、電話がかかってくる。今では誰もが電話を携帯している。おかげで
「電話に出れませんでした」はマナー違反になってします。
電話に出ている間、作業は中断する。そこで急なお願いや急な発注は入れば
それに対応しなければならなくなる。
これら日常の業務に明け暮れるといつの間にか1日は終わっている。
でも、これで毎日充実した1日を終えた。って満足している人が大半である。
毎日同じようなことをやっていると人は安心する。
朝起きてすぐに圃場に向かう。
圃場へ行けばやることは無限大だ。
昨日遅くまで作業していた作業場の片付けもやらなきゃいけない。
あ、出荷用の段ボールを発注しなければ、圃場を見れば今日は潅水どれくらいにしようかな。
そういえば潅水口のところ水漏れしていたから補修しなきゃ・・・
今日パートさん誰が休みだっけ・・・
そいう言えば今日は夕方農協部会の会合がある。ってことは17時までに終わらせて
18時には家を出ないといけない・・などなど
そんな時に限ってふらっと客がやってくる。
そのお客さんと立ち話しているとあっという間に1時間が過ぎている。
やばいやばい、仕事が進まない。
ま、いいかこの仕事は明日やろう。
このように毎日毎日今やるべきコトの連続だ。
農業者には時間はどれだけあっても足らない。
だから農家は農産物を作るのではなく時間を作るべきなのだと思っている。
作ることに一生懸命、収量を上げることだけに一生懸命になっていれば時代は
とっくの昔に終わっている。
であればどうやって生き残るかを考えねば農業で生き残るのは難しい。
残念ながら、どうやって生き残るかを考える時間のない農家はやがて淘汰される。
今農家が本当に作らなければいけないのは「時間」その時間を②緊急ではないが重要なこと
に費やすんです。
緊急ではないけど需要なこと。それは情報収集のための勉強の時間とか、我が家の経営を見直す分析の時間とか、販売網を広げるための営業の時間とか、戦略を立てる時間のことです。
今日は思い切って1時間事務所に籠って戦略を立てる時間を作ってみてはどうでしょうか。
農業ビジネススクール農業マーケティング講座の内容の一部は
アグリジャーナル(agrijournal)にも掲載されています
山下弘幸(やましたひろゆき)プロフィール
https://drive.google.com/file/d/1Oa6FE0L4Ub6VyUMznSUZItocqbXEUtt6/view?usp=sharing
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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