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ブログ 2021.08.26
スマート農業の違和感
こんにちは。脳を耕す農業講演家の山下弘幸(やましたひろゆき)です。
今回の、農テラスブログのテーマは
スマート農業の違和感についてです
昨今スマート農業が未来の農業だ。的な話題が多い。
私はスマート農業を否定はしないが、違和感をいただいている
同じく今のスマート農業は出口戦略が間違っているのでは?と警笛を鳴らすのは
国際開発コンサルタントであり、農業デジタル化コンサルタントの杉山氏である。
杉山氏いわく、農業のデジタル化とスマート農業がごちゃ混ぜで議論されているという。
どういうことかといえば、
今、国が進めているデジタル化は業務、仕事、成果の「視える化、仕組み化」のことであり、
「効率化」とは分けて考える必要がある。
例えば、生育状況を分析する際にこれまで農家の勘に頼っていた部分を数値化、データー化するのがデジタル化であり、
これまで3人でやっていた収穫作業を1人で出来るようになるとか、
これまで3時間かかっていた袋詰め作業が1時間で出来るようになったとかが効率化である。
前者はタブレットを使ったり、各所にセンサーを取り付けたりして温度、湿度、光、co2などを記録したするセンシング技術や端末技術でカバーしようとしている。
一方後者はドローンや自動運転のトラクター、自動選別機などロボット技術でカバーしようとしている。
更に、IOCとか、AIとか入ってくるともはや私の世代には意味不明となる。
IOCとはインターネットで情報を繋がることを指します
例えば手元のタブレットを活用して遠隔で温室の換気を行ったり、潅水のスイッチを入れたりできたりします。
更に、AIとはその判断を人工知能に任せるということです。
農業は常に変化する環境をコントロールするのが仕事です。
例えばトマト農家の場合、トマトが育つ環境をお整えすることが作業となります。
トマトが生育する温度、湿度、光、そして水、肥料。これらを適切なタイミングで整えてあげる。
そうすることでトマトは自ら生育し実を付け、その結果を収穫することが
農作業と呼ばれています。
この環境制御に関わることをスマート化していこう。
これが現代のスマート農業だと私は認識しています。
このスマート農業はこれまで緻密農業と呼ばれていました。
緻密に栽培環境を制御する。そうして収量を上げる、反収を上げるのが目的でした。
しかし、これこそが私が違和感を抱く要因なのです。
出口、目的が反収を上げるための技術では農家は両手を上げて喜べません。
なぜなら、大量にモノができても売れなければ意味がないからです。
そこで杉山氏は「販売までそして利益が出るまでの仕組み」をスマート農業とするべきだと
提唱されています。
私もこの杉山理論に賛同しています。
では具体的に何ができるのか。何をすべきか。
私たちは本当に農家に役に立つスマート農業の確立を目指します。
農業ビジネススクール農業マーケティング講座の内容の一部は
アグリジャーナル(agrijournal)にも掲載されています
山下弘幸(やましたひろゆき)プロフィール
https://drive.google.com/file/d/1Oa6FE0L4Ub6VyUMznSUZItocqbXEUtt6/view?usp=sharing
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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