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ブログ 2021.08.11
社員の意識を向上させる方法
こんにちは。脳を耕す農業講演家の山下弘幸（やましたひろゆき）です。
今回の、農テラスブログのテーマは社員の意識を向上させる方法
私がお手伝いさせていただいている農業法人の社長さんは御年75歳になられます。
40歳で脱サラして35年ご自身で事業をやってこられた方です。
この社長はとにかくワンマンでした。
ワンマンぶりが影響して何度も会社をつぶしそうになってこられました。
社長のワンマンぶりに社員がついていけずに次々と辞めていったからです。
私もかなりのワンマン社長でした。
私が社員に対して言うセリフは「いやなら今すぐ辞めろ」でした。
最低な社長ですよね。
自己中って言うか、わがままって言うか、社員のことなんて全く考えていない
今思えば絶対についていきたくないタイプの社長でした。
しかし、私には私なりの仕事観、価値基準を持っていました。
１,仕事は遊びではない、成果を出すのが当然である
これは皆さんもわかりますよね。仕事をしに来ているのに適当にやられたのでは
経営者はたまりませんよね。だから社員には「仕事だからやれ」って
そう言っていたんです。
２,仕事に合う合わないがある。合わない仕事は続けるべきではない
「嫌なら辞めろ」って聞くと厳しく聞こえるかもしれませんが、一般的な人は
嫌なところで働く必要なないんです。自分の時間と労力を提供してその対価を
いただく従業員は自分に合う職場を探すのも仕事なのです。
だから、私の会社が合うならやればいい。この会社での仕事、作業が合うなら
やればいいのです。会社があなたに仕事を合わせる必要はありません。
社員が会社に合わせるべきです。
私は、経営はこういう「スタンス」でやるべきだと思っています
３、嫌な奴から饅頭1個も、もらうな
これは、お給料をもらうならその社長の悪口を行ってはいけません。ってことです。
社長の悪口を言いながら給料をもらうって「悪魔に魂売っている」ような状態です。
自分がほれぼれする社長の会社で働いた方が絶対幸せなはず。
だから、私のことが嫌いならいつでもやめていいよ。っていう意味です。
だって、社長も自分のことを嫌っている社員なんか雇いたくないはず。
まして給料もやりたくない。これが本音だと思います。
＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾＾
さて、このワンマン社長の農園の現状はどうかといえば、
社員の意識は相変わらず低い状態です。
社員やパートは毎日惰性で会社に来て、言われたコト、目の前の作業に没頭している様子です。
明日、雨が降るから今日のうちにやってしまおう。とか、
雨が降るから濡れないようにシートをかぶせておこうとか、
草が伸びすぎるとトラクターのロータリーに絡みやすくなるから
今のうちに軽く耕起しておこうとか、そういう工夫や思考はまだないようです。
社長曰く、
ちょっと先のことを予測して作業してくれないかな・・・
これが、社長のせめてもの思いです。
でもなかなかそれは伝わらない。
では、このような社員に工夫やカイゼンする意識をどうやって持たせればいいか。
結論は自分の会社、自分の農園、自分の圃場、自分の作付け、自分が作る野菜なんだって
当事者意識を持ってもらうしかない。
つまり会社でいう役員、経営、運営側の意識になってもらうってこと。
いやいや、フツーの人にそこまで意識を持たせるのは無理でしょう。
そうですね。やっぱり無理でしょうね。
ではどうするか。
答えは、強制的にやらせるしかない。こちら（経営側）でワーカーに
指示、命令を下しそれを実行させるしかないのです。
たとえワンマンと呼ばれたとしても、トップダウンでしかこの状況を打破できないのです。
超零細企業ではそんなに優秀な社員がいきなり来てはくれません。
それでも事業を続けるにはトップダウンでやるしかないのです。
しかし、気を付けなければいけないのは社員、従業員に対して「愛」を持って接すること。
牛馬のごとく「こき使う」ってことではないことだけは忘れてはいけません。
農業ビジネススクール農業マーケティング講座の内容の一部は
アグリジャーナル（agrijournal）にも掲載されています
山下弘幸（やましたひろゆき）プロフィール
https://drive.google.com/file/d/1Oa6FE0L4Ub6VyUMznSUZItocqbXEUtt6/view?usp=sharing
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