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ブログ 2021.07.13
「売る」を学ぼう
こんにちは脳を耕す農業講演家の山下弘幸(やましたひろゆき)です。
今回の、農テラスブログのテーマは「売る」を学ぼう
「売る」という行為がどれほど難しいか。
農産物の売り方を教えていますが、そう簡単には売れません。
例えば野菜を道の駅などの直売所で売る場合。
直売場に出しても他の商品と見比べられて少しでも高ければ売り場に残ってしまいます。
直売場は消化仕入れといって売れた分だけお支払いしますってシステムなので、
売れ残った分は持ち帰ることが原則です。
中には持ち帰るくらいなら安くしてでも売った方がいい。って価格を下げて売りきろうとする人もいらっしゃいます。
そうなると今度は他の生産者の野菜が売れなくなりそしてまたその農家も安く売り始めます。こうやって価格破壊は起きるのです。
「売る」行為は卸の場合もあります。
卸の場合は「売る」というより「契約」というカタチになります。
今日明日だけの取引ではなく、定期的持続的に取引をするカタチになります。
つまり、「いつからいつまで、何を、どれくらいいくらで」って取引条件をあらかじめ決めてから
取引を始めます。
この「売る」という行為は農家が一番苦手とします。
なぜなら、これまで農家は「売る」という行為が必要なかったからです。
農家は作るだけでいい。そういう仕組みが出来上がっていたからです。
できたモノを農協、または卸売市場に持っていけばセリにかけられその時の相場で
落札され数日後には確実にその代金が各手数料を引かれて振り込まれる。
つまり、
「売る」行為をしなくともお金が入ってくるシステムができあがっているのだ。
しかし、このセリのシステムは当然相場に左右されるため振り込まれるおカネは
その時々で乱高下する。
相場が高い時はウハウハだが、市場相場が安ければどうしようもない。
それこそ市場原理に翻弄されるのだ。
それは嫌だから、農家は皆自分で売りたいと願うのです。
しかし、長年「売る」行為をしてこなかった農家が
いきなり「売る」ためには
商売を覚えなければならない。卸業務をやるならビジネスを覚えなければならない。
この2つを学ばずして「売る」行為は完結できない。
練習をせずに大谷選手みたいにメジャーリーグでホームランを打ちたいって言っているようなものである。
バッターボックスに立ってバットを振れば当たるモノじゃない。
何事もその道のプロにならなければ大成しないのだ。
だからといって「売る」行為を諦める必要はない。
「売る」という行為がどれほど難しいかを知って、勉強すればいいだけだ。
一番やってはいけないのは「売る」行為を甘く見ること。
「売る」のは簡単ではない。それがわかっている人が成功するのだ。
山下弘幸(やましたひろゆき)プロフィール
https://drive.google.com/file/d/1Oa6FE0L4Ub6VyUMznSUZItocqbXEUtt6/view?usp=sharing
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