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ブログ 2021.06.25
知らなかったでは済まされない、改定卸売市場法が私たちに与える影響
こんにちは脳を耕す農業講演家の山下弘幸(やましたひろゆき)です。
今回の、農テラスブログのテーマは「知らなかったでは済まされない、改定卸売市場法が私たちに与える影響」
改正卸売市場法から1年が経過し、魚介や青果などを取り扱う卸売市場の商流に変化が出始めた。
日経新聞2021.6,25付けの記事より
海底卸売市場法とは取引ルールを緩和して市場の活性化と消費者へのニーズの対応を促す
ことを目的に施行されたのだ、一言で言えば「政府が進めている規制緩和の一環である」
ポイント4つ
1つ目ははこれまで誰でもが市場を開設できなかったものを緩和して開設できやすくしたこと。
2つ目はこれまで卸売市場は仲卸にしか売ることはできなかったが、仲卸以外へ売ることが可能となった。つまり卸業者が仲卸もできるため、これまでの仲卸御者を介せず小売り業者などに卸すコトができるということ
3つ目は直荷引き禁止の廃止。これは逆に仲卸が直接産地から買い付けしてはいけないというルールの廃止です。つまり仲卸は卸売市場を介せずに産地から直接仕入れることができるってこと
4つ目は商物一致の原則の廃止。これは、決済は卸売市場経由だが、生産者、産地から飲食店や小売店に産品を直送できるということ
この4つのポイントを見て気づきませんでしたか?
えー。これまで、卸売市場と仲卸はがちがちに規制されていたんだ~ってことに。
私は去年改正卸売市場法が施工されてからその事実を知ったのですが、
だって、これって内々で皆やっていたから。
産地と仲卸直接取引するなんて30年も前からやっていたし、
卸売市場が仲卸を通さずに小売りに流していたとかもやっていたし、
でもこれらを自由競争にすれば困る人がいっぱいで来るんだろうな~
だって、その人たちはこれまでルールで守られていたんですから。
そのはしごを外された人たちは今、右往左往しているんです。
ま、ルールがやっと実情に合ってきたってことですね。
国は小さな政府を掲げ、あらゆる規制緩和によって自由競争を進めています。
しかし、その規制緩和は弱肉強食であり弱いところはつぶれていきます。
これを良いと思うか悪いと思うかは賛否が分かれると思いますが
とにかく今時代はそう動いているのです。
これにより、卸売市場とズブズブだった農協はどうするんでしょうね。
卸売市場と癒着してきた農協はも仲卸との直接取引が法律上認められます。
卸売市場とのこれまでの長い付き合いを捨てて
新しい仲卸と組めるか否か。
果たして、
あなたが属している農協はどっちに舵をとろうとしていますか?
その行先によってあなたの未来も大きく変わることになるかもしれません。
山下弘幸(やましたひろゆき)プロフィール
https://drive.google.com/file/d/1Oa6FE0L4Ub6VyUMznSUZItocqbXEUtt6/view?usp=sharing
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