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ブログ 2020.03.28

農業ビジネス トレンド これから流行る野菜の売り方

農業ビジネストレンド これから流行る野菜の売り方について

時代の流れとともに野菜販売のトレンドは変化してきました。

今回は歴史を振り返りながらこれから流行るであろう野菜の売り方について

解説していきます。

 

結論は消費者と農家がダイレクトにつながる売り方が流行ります。

これを時代をさかのぼって3つの観点から検証してみます。

項目

1、市場

2、八百屋

3、農家

 

 

動画でご覧になりたい方はコチラ

1、市場

そもそも市場いつからできたのでしょう。

歴史をさかのぼれば江戸時代の魚河岸と呼ばれた魚を水揚げし、幕府に献上していた荷主たちが

余った魚を仲買人と呼ばれる人たちに委託していたことから始まります。

仲買人はそれぞれその魚を問屋に持ち込みその問屋に小売商が集まって競りを行い、そこで競られた金額から

逆算して荷主にお金が払われていたそうです。

やがて、この仕組みが整備され国や地方自治体が衛生面や支払いの仕組みなどを整備し現在の市場のカタチができた

と言われています。

2、八百屋

一方、八百屋は農家から仕入れたものを売るスタイルで始まっています。

元来農家も行商しながら野菜を売っていたらしいのですが、それがだんだんと

専門家して八百屋になったのです。八百屋という字は八百、屋とある通りその昔はなんでも屋だったようですが

言葉の由来は本来青屋という生鮮品を扱っていたことから来ているらしいです。

その後時代は戦後の高度経済成長になり、アメリカからスーパーマーケットという概念が日本に誕生しました

これはダイエーの創業者である中内均氏が日本に導入したとされています。その後東京は1000万都市となり

道路や交通網が整備されたことで農産物は作れば売れるバブル期を迎えるのです。

その後バブル経済が弾けデフレの波が押し寄せてくるころイオンが幅を利かせてきます。

大店舗法の改定により大型ショッピングモールが各地にできるとこれまでのダイエー型スーパーは

衰退し大型店にお客さんが集まってくるようになりました。しかし、不景気の中で店舗は増え続け

どのお店も集客合戦が始まります。他の店舗と自店舗はここが違う!という差別化商品を求め始め

やれ、有機栽培だの減農薬だのという野菜が流行。その後有機JAS法が改めて整備されました。

他にも顔が見えるだの生産履歴が出せるだの、プライベートブランドだの

しのぎを削って販売がわの競争に生産者である農家も振り回されていきました。

3、農家

農家は元来自給農家でした。余った分は行商するか八百屋に売るか。

基本的に作り手と売り手はつながっていたのです。

さらにその昔は誰しもが自分で野菜を作ったり魚を取ったりしていました。

それが作りては農家、それ以外は買い手となって近代社会は分業化していきます

戦前戦後は地方にある市場でモノが売り買いされていましたので農家も底に持ち込みます

しかし、経済が発展しより大都市に出荷した方がカネになる。ということで大都市に

売り込みたいと農家は考えます。しかし、個人農家では難しい。

そこで農業協同組合(JA)としてまとめて運んでまとめて売り込むという

現在のJAのカタチができました。

JA同士がしのぎを削り産地間競争が生まれより良いモノを作ったほうが『勝ち』

という概念がここで生まれたのです。

しかしやがてバブル景気ははじめデフレ社会に突入します。

そうなると先ほどの差別化商品を求めていた小売業者

市場から仕入れるのではなく直接農家から仕入れるようになったのです。

いわゆる相対取引が始まりました。

このころこの相対取引を始めた農家は今大成功を収めています。

その後令和に入るまでに新たな動きが現れました。

これが道の駅などの直販所です。

農家が農協や市場や仲買人や小売店をすべて飛ばして

直販所に野菜を持ち込み始めたのです。

これって昔、農家が八百屋に野菜を持ち込んでいたのと同じです。

消費者も近くのスーパーから野菜を買うのではなくわざわざ週末に

郊外の道の駅やりゅ直販所まで買い物でかけるようになったのです。

これって、農家と消費者の歩み寄りです。

どんどん、農家と消費者(お客さん)が近づいてきましたね。

 

そしてこれから

 

どうなるのかといえば

 

そうです

さらに農家と消費者(お客さん)が近づきます

 

時代はダイレクトマーケティングの時代

スーパーもネット販売を始めており、街にはウーバーイーツの自転車が走っています

やがてドローン宅配が始まることでしょう

 

もっともっとweb上での流通は盛んになります。

消費者(お客さん)も

 

ダイレクトに農家から野菜がけるのであるのなら

絶対にその方がいいに決まっています。

新鮮だし、安心だし。

 

ということで

 

これから流行る野菜の売り方は

消費者と農家がダイレクトにつながる売り方

なんです。

 

 

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