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コラム 2020.02.29
コロナショックより大きい、暖冬ショック?
コロナショックが全国、いや世界を駆けまわっている
先日安部首相が全国の学校休校要請をしたばかりだが、
経済への余波はますます広がっていくようだ。
ディズニーランドも臨時休園するという
各地の観光地、行楽地、イベントも次々に自粛、延期、中止されている。
つまり、
人の動きが鈍くなっているのだ。
もちろん人が出歩かないための処置をとっているので
当然このような現象が起きているのだが、
併せて大変な事態になってきている。
それはトイレットペーパーが店頭からなくなっているってこと。
まさか、昭和のオイルショックと同じように
トイレットペーパーがなくなるってデマによって
買いだめし始める人が出だしたからだ。
もちろんトイレットペーパーがなくなるなんてことはなく、
同様にゴミ袋がなくなるなんて心配は無用らしい。
背景にあるのは中国産のモノが手に入らなくなる
ということだ。
これで、
今の日本はいかに中国産に依存していたのかがわかる
特に農産物は如実だ。
29日付の日経新聞によると
中国産の輸入が6割も減っているという
参照:日本経済新聞令和2年2月29日付
特に生鮮使用する
ニンニク、玉ねぎに影響が出る恐れがあるとのこと。
しかしながら
ニンジン、ネギ、キャベツは中国産に依存しているため
これからの市況に影響を与えそうだ。
しかし、記録的な暖冬により
農産物の入荷は潤沢だ。
参照:日本経済新聞令和2年2月29日付
これまでは中国産もあり、
国内産が潤沢だったために
野菜の相場は安値で推移していた。
ここにきてコロナショックで中国産野菜の輸入が減ることで
やっと野菜の価格が上がるかと思いきや
やはり暖冬による豊作で供給量が上回り
やっぱり野菜の値段は上がらない・・・・
参照:日本経済新聞令和2年2月29日付
コロナショックよりも
我々農業者にとってみれば
13年前の暖冬を上回る1946年統計開始以来の
記録的暖冬は
かなりショックな出来事である。