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プレスリリース 2019.12.23
通販直販で1億円販売する寺坂農社長が農ビジセミナーに来てくださいました!
北海道の寺坂農園代表の寺坂社長は農業にダイレクトマーケティングを日本で初めて
導入して成功された方です。
農テラス主催の勉強会 農ビジセミナーで
今回は寺坂さんをお招きしてこれからの農業のトレンドになる農業ビジネス
ダイレクト型マーケティングについて詳しくお話をお聞かせいただきました
今年最後の農ビジセミナー多数ご参加ありがとうございました。
第13回農ビジセミナーはスモール農業の最有力ビジネス
「ダイレクトマーケティングについて」
これからの農業は大規模農業とスモール農業の2極化が進みます。
大規模農業はスケールメリットを活かした低コスト型農業へと突き進み
製造業型、中小企業型へと移行して行きます。
一方、大規模化できない地域や中間産地、また大規模化を好まない経営者は
スモール農業という選択をすることになります。
スモール農業とは自分の経営規模は小さくとも大きな組織の傘下に入るか自分たちで組織を組むかなどやり方はいくつかあります。そのなかで、
農テラスではスモール農業を大きく3つに分類しています
- スイミー型農業
これは小さな魚同士が群れを作って大きな魚になるイタリアのレオ・レオニ―が書いた「スイミー」という絵本に出てくる賢い「スイミー」という名の小魚の戦略です。
これは農業でいえばJA(農協)に入会するようなものです。
個人の農家では弱いがみんなで束になって大きな魚と戦うというもの
他にも大きな農業法人と組んで同じ取引先に出荷させてもらうのも同じくスイミー型の
1種です。
卸売市場の出荷クループに入ったり、販売会社の出荷メンバーに入ったりするのも同じ戦略です。
- UTO型農業
これはある地域の事例ですが、同じ地域の中で栽培出荷品目が異なる生産者が集まり一つの出荷グループを作ったという事例です
自分だけでは規模拡大、有利販売、雇用など解決できない課題があるのを複数の生産者が集まり互いに補う形です。これにより農業機械や出荷設備、作業人員などをシェアすることができるのでコストやリスクを大幅に削減することができます。
- ダイレクトマーケティング型農業
- 2は大規模農業に対抗する小さな農業者の戦略で自ら大きくなるのではなく、大きい
ところと組むか、何人かで集まって組織を作ろうっていう戦略でした。
しかし、ダイレクトマーケティング型農業はこれらの農業とは全く異なり
大規模農業が狙っているマーケットとは全く別の市場を狙う戦略です。
つまり、卸業務で取引をするBtoB型ビジネスではなく
直接末端のお客様と取引をするBtoC型ビジネスをやる方法です。
これは直接販売型ですので直接個人客からお金をいただきます。
例えば、自社直販所での販売や観光農園、体験農園型などもこれに入ります。
特に、最近では自社サイトを作ってネット上でダイレクトお客様とつながって販売している生産者が多くなってきました。
ダイレクトマーケティング型農業の特徴は
その名の通りお客様とダイレクトなので販売価格から一切中間マージンが引かれないということです。
似ているもので直販というものがありますが、
これは道の駅や直売所で販売するもので実際は販売委託をしていてその委託先から10%から20%が売り上げから引かれてしまいます。
また、楽天やyahoo、Amazonなどで販売する場合も同じです。
このように分類すると
ダイレクト販売型農業というのはこれまでの農業ビジネス(農業販売流通)の中で
全く異なる販売方法ということになります。
ですから、まだまだ浸透しておらず、上手にこのダイレクトマーケティングの仕組みを活用できている生産者はいません。
そんな中で、唯一農業者でこのダイレクトマーケティング型農業で成功しているのが
北海道富良野でメロンを生産している「寺坂農園」寺坂社長です。
農ビジセミナーではこのダイレクトマーケティング型農業について
これからももっと詳しく掘り下げて皆さまにお伝えしていこうと思います。
次回の第14回農ビジセミナーは新年最初のセミナーになります。
日程は1月25日(土)を予定しております。
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