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ブログ 2026.08.30

今の環境が、実はあなたの人生を決めている

こんにちは。脳を耕す農業経営戦略家の山下弘幸です。

先日、あるベンチャー企業の話をしていて、ふと自分の30代の頃を思い出しました。

37歳のとき、ご縁があって急成長中のベンチャー企業に身を置いたことがあります。その会社が伸びていく中で、僕自身も引っ張られるように成長させてもらいました。「環境が人を伸ばす」というのを、あのとき初めて体感として理解した気がします。

今なら、急成長中のスタートアップに飛び込むような感覚に近いかもしれません。


同じ話題、同じ人、同じ価値観の心地よさ

農業の現場にいると、どうしても話題は「農薬は何を使っているか」「肥料はどうしているか」「相場はいくらだったか」という方向に集まりやすくなります。

これはこれで、とても楽しい時間です。共通言語があるからこそ盛り上がれる。安心感もある。

ただ、そこにずっと浸っていると、ある感覚が芽生えることがあります。

「もしかして、自分たちが知らないだけで、もっと先に進んでいる世界があるんじゃないか」

この不安、実は狭さそのものよりも厄介です。なぜなら、狭いコミュニティの中に外を見てきた人がいなければ、その不安にすら気づけないまま時間が過ぎていくからです。

AIの活用ひとつとってもそうです。使い倒して圧倒的な成果を出している人がいる一方で、「AIって嘘つくやつでしょ」で止まっている人もいる。どちらが悪いという話ではなく、情報格差はこうして静かに広がっていく、というだけの話です。


図解:狭いコミュニティと複数コミュニティの違い

視野を広げる3つの入り口

自分自身がやってみて、効果を感じているものを3つ挙げてみます。

1. 農業以外のコミュニティに顔を出してみる

中小企業の経営者団体、商工会、社長さんたちが集まる勉強会。こういう場に初めて顔を出すときは、正直「自分なんかが参加していいのだろうか」と気後れするものです。

それでも一歩踏み出してみると、新しい話題や刺激を受けて、少しずつ視野が広がっていく感覚があります。

2. 農業者があまり見ないコンテンツに触れてみる

農業新聞は大切な情報源ですが、それだけでは見えてこない視点もあります。

僕は20代の頃から日経新聞を読み続けていて、かれこれ30年近くになります。おかげで、農家とは少し違う経済やビジネスの視点を持てるようになりました。

セミナーで「こんな話、聞いたことがなかったです」と驚いてもらえることがよくあるのですが、それは特別なことをしているわけではなく、違うコミュニティの情報を、農業の現場に持ち込んでいるだけだったりします。

3. パートナーや身内が違う世界に属している状態を大切にする

かつては「結婚したら夫婦で一緒に農業をするのが当たり前」という空気が強くありました。今はもちろん職業選択の自由がある時代です。

パートナーや家族が違う職種に就いていると、そこから新しい情報が自然に流れ込んでくる。これも視野が狭くなることを防ぐ、ひとつの形だと感じています。


農業だけの話ではないのかもしれない

学校の先生は先生同士、医療従事者は医療従事者同士、警察官は警察官同士。それぞれの世界の中で完結したコミュニティを持っています。

外から見れば「ちょっと考え方が偏っているな」と感じる場面が、どの業界にもあるものです。農業界も、外からはそう見られている可能性がある——そう考えると、少し景色が変わってきます。

片足だけでも、いつもと違う世界に置いてみる。それだけで、見える景色が変わっていくかもしれません。

農業界を明るく照らす農テラス
今日も一緒にこちらの脳を耕しましょう!

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