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ブログ 2026.07.07
農業でうまくいく秘訣は 家庭での「ありがとう」
「豊かになりたいんです」と相談されて、僕が答えたこと
ふわっとした相談ほど、本質を突いている
「山下先生、豊かになりたいんです」
こういう相談を受けることがあります。
経済的に稼ぎたい、という話の手前。 なんとなく、人生を豊かに過ごしたい。
すごくふわっとした相談です。
でも結論から言うと、これが一番大事な話だったりします。
豊かさは、顔に出る
気をつけてください。
豊かさって、顔に出ます。
落ち着き、表情、仕草。 お金をどれだけ持っているかとは、関係ありません。
実は、お金をどれだけ持っていても、心が削られている人はたくさんいます。
あなたの周りにもいませんか。
すごく頑張って、成功者みたいに見えるけど、なんとなく心の中は不安だらけそうな人。
それより、決して経済的に恵まれているわけではないけれど、なんだか心が豊かで、落ち着いている人。
そばにいると、ほっとする人。
僕は、後者を目指した方がいいと思っています。
【図解1】

心を削る正体は、他人との比較
心を削る一番の要因。
それは、他人との比較です。
僕も若い頃は、ずっと他人と比較していました。
誰かをライバルにして、負けるか、と。 誰かより上に行こうと、マウントを取りにいく。
我先に、と背伸びして生きてきました。
これが悪かったとは思っていません。 そのおかげで、今があるのも事実です。
ただ、心は満たされていませんでした。
「山下さん、すごいですね」 「こんな大きな農場やってるんですか」 「売上すごいですね」
そういう賞賛を浴びながら農業をやってきました。
ちやほやされればされるほど、心の中にぽっかり穴が空いていく。
本当に違うんだよな、と。 俺が求めていた豊かさは、こういうことじゃないんだよな、と。
仕事ばかりで、家庭を後回しにしていた
家に帰れば、仕事が忙しい分、子供たちを後回しにする。
家庭も、正直崩壊していた時期がありました。
奥さんとの関係性も、ずっと冷え切ったままでした。
ガムシャラに頑張っているのに、豊かになりたいだけなのに。
頑張れば頑張るほど、現実は逆の方向に進んでしまう。
30代後半から40代前半、特にこの時期に、よく言われました。
「農業の仕事が大事なのも分かるけど、もう少し子供たちのことも見てよ」
「仕事があるから」「農場があるから」「野菜があるから」
そう言って、もしかしたら逃げていたのかもしれません。
学校の行事も「お前が行っといて」と任せて、自分はずっとこっちの方が大事だからと、家庭を後回しにし続けていました。
正直、夫婦関係も寸前のところまで行きました。
ある本に救われた
仕事と家庭、どっちが大事なのか。
悩みますよね。
そんな時、ある本にたどり着きました。
「仕事と家庭、どっちが大事と言われた時に読む本」
読んでいくと、こう書いてありました。
答えは、両方とも大事にしなさい。
そして次のページには、こう続いていました。
35歳から45歳の間、家庭と仕事どっちが大事かと悩むのは、世界共通である。
これを読んで、少し安心しました。
自分だけの話じゃなかったんだ、と。
だったら、頑張ろう、と。
仕事も家庭も両方大事にする。 その結果、バランスが取れてくる。
そして最終的に、心が豊かになっていきます。
心の豊かさの正体は「ありがとう」の数
豊かさの定義。
頑張って、みんなから「すごいね」と言われること。
それも嬉しいことです。
ですが、一番心が豊かになるのは「ありがとう」という言葉だと、僕は思っています。
「ありがとう」と言われる数。
これが、人を豊かにします。
「山下さん、俺もどんどん取引先に出荷してて、いつもありがとうって言われてるよ」
そう思うかもしれません。
でも、家庭ではどうですか。
奥さんから、子供から、「お父さん、いつもありがとう」「お母さん、いつもありがとう」と言われていますか。
そう考えると、トレードオフで仕事ばかりすることによって、家庭をないがしろにしているということもあるかもしれません。
これは、あるあるです。
僕も決して偉そうなことは言えません。 家庭を2の次、3の次にしてきましたから。
だけど、今からでもいい。
家庭も大事にする。 そして仕事も大事にする。
【図解2】

今日、身近な人にありがとうを
豊かさが心に満ちると、それが顔に出ます。
顔に出てくると、いいことがどんどん起きていく。
そういう好循環が生まれます。
豊かな人生を暮らしたい。 豊かになりたい。
経済的な豊かさも、もちろん頑張らないといけません。
でも、精神的な豊かさ。
これは、ありがとうです。
今日、身の周りの人。 家族、もしくは子供、パートナーに「ありがとう」と言ってみませんか。
こういう、農業以外の精神的な部分、心の部分の話も、これから少しずつ取り上げていこうと思います。
農家のお悩み相談、受け付けています。
「こんな話、聞いていいのかな」「農業とは関係ないんだけど」
そんな相談でも、どしどしお寄せください。
私も、甘いも辛いも酸っぱいも、いろんな経験を一通りしてきたつもりです。
もしかしたら、皆さんの力になれることがあるかもしれません。
私でよければ、ぜひお声がけください。