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ブログ 2026.07.03
経営を学びたい人に伝えたい 3つの視点
農ビジ会の個別相談で、
こんな質問をよくいただきます。
「山下さん、経営を学びたいんです」
今日はこの質問に、
正面からお答えします。
農業は「経営」である
農業には、営農としての側面もあります。
でも私は、農業を経営、
ビジネスとして捉えてきた一人です。
普通の会社員なら、
組織の中で経営者の判断を見ながら、
徐々に経営を学んでいきます。
ところが、
農協職員や公務員の方は、
経営をやっているようでやっていません。
地域組織の長は「運営」はしていても、
最終的な「経営判断」とはまた別物です。
つまり、経営を学ぶ機会自体が、
農業者には少ないのです。
だからこそ、
今日は経営とは何かを、
3つに分けてお話しします。
経営とは何か。3つの視点
① 経営とは、数字で話すこと
経営者かどうかは、数字で会話できるかでわかります。
「人件費は売上の何%です」 「運賃が15%上がりました」
こう即答できる人は、経営をやっています。
逆に、農業でバリバリ活躍していても、
「今の売上は?」 「人件費は何%?」
と聞かれて言葉が出てこない人は、
経営という道とは少し違う場所にいます。
経営を学びたいなら、
まず自分の数字、
特に利益と経費を把握すること。
これが入り口です。

② 経営とは、意思決定であること
経営者と、経営者でない人の違いは
「自分で決めるかどうか」です。
経営者は、
右に行くか左に行くか、
自分で判断します。
経営者でない人は、
決まった道に従うだけです。
だから、自分で決めたいタイプの人ほど、
組織には合いません。
私もそうです。
人の言うことを聞きたくない。
自分で決めたい。
あなたもそうではありませんか?
それなら、あなたは経営者向きです。
③ 経営とは、リスクを取ること
社長と専務、
受付の女性がいる会社を想像してください。
一番距離が遠いのは、受付と専務の間ではありません。
専務と社長の間です。
専務は、もし失敗しても後ろに社長がいます。
でも社長には、後ろに誰もいません。
最終的に判断し、決断し、もしダメだったら自分が腹をくくる。
これが社長、つまり経営者の仕事です。
眠れない夜もあります。それも含めて、経営者です。

経営は、学ぶより慣れろ
水泳が上手になりたいと思っても、
本を読むだけでは泳げるようになりません。
水に飛び込み、何度か溺れてみる。
そうして初めて、泳ぎ方が身につきます。
経営も同じです。
セミナーや本も無駄ではありません。
私自身、
経営セミナーをたくさん開いています。
でも結局、
自分でやってみるしかないのです。
私が経営を学んだ3冊
私が我が家の経営を始めたのは27歳。
ベンチャー企業の社長になったのは37歳でした。
そのとき、
私を支えてくれた本を3冊紹介します。
『道をひらく』松下幸之助
経営の神様と呼ばれた松下幸之助のバイブル。
何度読んでも学びがあります。
『社長の心得』 社長としての心構えを教えてくれる一冊。
小宮一慶著:私が尊敬する経営コンサルタントの方です。
私は何度もこの本に立ち返っています。
『経営者になるためのノート』柳井正
ユニクロを育てたファーストリテイリングの
柳井正さんの一冊。
2015年発行ですが、今も色褪せません。
私の本は書き込みでいっぱいです。
経営者になりたいなら、必須の一冊です。
まとめ
経営とは、数字で話すこと。
意思決定をすること。
そしてリスクを取ること。
この3つを意識するだけで、
あなたの農業経営は変わります。
今日から、自分の数字を一つ、
声に出して言ってみてください。
それが、経営者への第一歩です。