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ブログ 2023.11.09

脳を耕せ!農ビジセミナー「メール講座」 第222号 「風の時代を生きる」

こんにちは。農業講演家の山下弘幸(やましたひろゆき)です。

農業歴34年の農業コンサルタントです。現在、講演、講座、研修、セミナーなどで

新規農業者、若手農業者企業農業参入などをサポートさせていただいていております。

また、

”稼げる農業を実現する半歩先行く農業者”のオンラインコミュニティ

農業ビジネス研究会(農ビジ会)を主宰しています。

さて、今回の、農テラス メルマガのテーマは

「風の時代を生きる」

今世紀は「風の時代」と呼ばれます。

だから、これまでの「土の時代」からは大きく変化します。

 

風の時代とは

目に見えない「気持ち、感情、思い、考え方」などを重視する時代のことを言います。

 

例えば、どれだけ気持ちが満たされているかなどの幸福感や充実感。

バリバリ働くことよりライフワークバランスを保ちながら互いに尊重し合う

ストレスをためない人間関係など

 

目には見えないモノやコトが評価されるのです。

 

一方これまでは

勤めている会社の規模や年収、資産やおカネ、地位、名誉、乗っている車や自社ビル、

売上や従業員数がどれだけ大きいかなどマウントを取りやすい

目に見えるモノやコトが評価されてきました。

 

私も「土の時代」を生きてきたので、「風の時代」に切り替えができていないひとりです。

しかし、その「切り替え」ができていないとこれからの時代は息苦しくなるかもしれません。

 

農業も土の時代から風の時代に変わります。

例えば、これまでは品質や収量、味やカタチといった目に見えるところが評価されていました。ただ、これからは

その生産者(作り手)の思い、考え方、ストーリーが評価されるようになります。

 

熊本県に有機飼料で牛を育て、それを自分たちで直売している会社があります。

黒毛和牛を飼育している農家だが、牛飼育のみならず、自分達で育てた牛(肉)を

自分達で売ることを始めました。

 

きっかけは肥育農家の奥さんの一言でした。

「ねえ、なんで自分たちの育てた牛を自分たちで売ることができないの?」

 

農家以外の方はご存じないかもしれませんが、農家が作ったコメや野菜、果実や花などを

直接消費者に売ることはかなり難しいものです。

特に、自分が育てた牛、豚、馬、鶏、卵など畜産物に関しては更に難しくなります。

これは、屠畜や衛生管理、流通システムといった壁がいくつもあるからである。

 

しかし、

その農家の「牛の飼い方」には人一倍こだわりがあった。

 

その農家は牛たちに愛情を持っており、特にエサにはこだわりを持ち、

穀物だけではなく自作の有機栽培した藁を食べさせます。

 

牛舎にはふかふかのもみ殻が敷かれていて、

農家は牛たちの健康を気遣い、いつも優しく声をかけた。

 

ただ、牛をかわいがり過ぎるため事件が起きます。

 

子供が毎日頑張っていた大事な野球の試合。

必ず観に行くって約束していたのに行かなかったのです。

 

なんで試合観に来てくれなかったの?

あれだけ約束していたじゃないか!父ちゃんなんて嫌いだ!

 

彼は父親失格だと落ち込み、牛の世話に没頭するがあまり

家庭をないがしろにしていました。そしてついには妻も家を出ていきます。

 

実は、その日、大事にしていた牛が病気でずっとそばで看病していたのです。

だけど、元々農家じゃなかった妻や父親の仕事をよくわかっていない息子には

理解できません。

 

そのことよりもっと自分たちの事を考えてほしかったのでしょう。

 

そんなに大事にっ育てた牛もいずれは市場に連れて行かなければなりません。

 

牛たちは大きくになるとトラックに載せ、市場へ売られていくのです。

愛情を注いでいる牛をトラックに載せる時、牛飼いの彼は、必ず涙を流します。

ありがとな、ありがとな。そう声をかけながら。

 

このとき、牛たちは黙ってご主人の後ろをついて行き、素直にトラックに乗り込みます。

フツーは牛の鼻に輪っかを付けてロープで引っ張って

嫌がる牛をむりやりトラックに積み込むのですが、

ここの牛は涙を流す彼に寄り添い

抵抗することなくトラックに自分から乗り込んでいくのです。

 

この農家は牛たちにストレスを与えたくないという理由から

牛に鼻輪はしません。

そして、本当においしいモノを食べてほしいからといって

わざわざ有機栽培の稲わらを食べさせ、

人間と同じように清潔なところで育てたいという思いから

牛舎はいつもピカピカにし、

排泄物は床に敷かれているもみ殻と一緒に畑に戻し、

その畑で有機飼料を育てる循環型農業を実践しています。

 

彼曰く、

「消費者のためというより、牛たちに健康に育ってもらいたいんです。」

 

いずれは手元を離れ、消費者に届けられることになるのですが、

自分の牧場にいる間だけは

本当においしいモノを食べて、のびのびとストレスなく育って欲しい。

そう思っています。

 

彼が育てた黒毛和牛は高級店にしか卸しません。

安価で売られるスーパーには置いてません。

 

自分たちの「思い」がわかる方にだけ買ってもらえばいいんです。

 

そう、牛たちの背中をなでながら

おいしそうに牛たちがエサを食べるのを本当にうれしそう見ている姿が

とても印象的でした。

 

決して大きくない田舎の牧場には

連日レストランのオーナーシェフが牧場に足を運びます。

東京、大阪、名古屋、そして北海道から。

 

牧場では牛飼い農家のご主人と奥さん。そして息子たち4人が出迎えてくれます。

 

風の時代。

 

目には見えない「モノ」や「コト」、そして「人の重い」が評価される。

 

そういう「新しい時代」を感じさせてくれる牧場です。

 

 

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