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ブログ 2023.06.29

有機栽培論

こんにちは。農業講演家の山下弘幸(やましたひろゆき)です。

農業歴34年の農業コンサルタントです。現在、講演、講座、研修、セミナーなどで

新規農業者、若手農業者企業農業参入などをサポートさせていただいていております。

また、

”稼げる農業を実現する半歩先行く農業者”のオンラインコミュニティ

農業ビジネス研究会(農ビジ会)を主宰しています。

さて、今回の、農テラスブログのテーマは

「有機栽培論」

いやー先日はめちゃくちゃ暑かったですね。

私が定期的に訪れる大分の農場では毎日刈払い機がフル稼働しています。

 

有機JAS認証圃場を維持するには夏場が勝負。

なぜなら、有機認定圃場での化学的農薬や化学肥料などの使用は不可であるため。

もちろん除草剤も使用できない。

 

除草はすべて、刈払い機などによる人の手による作業だ。

 

今日は暑すぎるので

日中は事務所で有機JAS申請の書類を作成することにした。

 

私は平成元年に親元就農し両親が当時栽培していた「スイカ」を

栽培していた。

 

栽培方法は農協の営農指導の方から教わった通りに行う。

まず、土壌消毒をして土壌病害対策をしっかりと行い、

栽培期間中に病害虫が発生したら薬剤を散布し殺虫、殺菌を行う。

上級技術としては病害虫が発生する前に予防防除を定期的に行う。

栽培している作目以外のところは

こまめに除草剤を散布する。

雑草は土中の栄養分を奪う粗悪な植物と定義され、

また栽培作目を浸食する害虫が繁殖できる環境は排除すべきだという理由から

圃場に雑草が生えていることは良くない。

ただ、生命力の強い雑草を1本1本人の手で取っていてもらちが明かない。

だから植物に少し触れるだけで植物が枯れてしまう除草剤を散布する。

 

これらすべて農家が生きるための技術である。

病害虫で被害が出れば出荷量が減り、その分売上が減り、収入が減る。

農家はそれ以外収入源がないので

出荷量が減り、売り上げや収入が減るのは死活問題となる。

 

だから、そうならないための「技術」が発達してきた。

 

しかし、戦前の農業は

化学農薬や化学肥料が普及していなかったのでそれらを使わない

農業しか存在しなかった。

 

土壌病害が発生しないように輪作を行い

病害虫が発生しないように丁寧に土づくりを行い

草は手で取るか、稲わらを敷くことで抑草した。

 

いまどきこんな非効率な農業をやっている者はいない。

と思いきや、これら昔の農法が新しい「技術」としてクローズアップされている。

 

現在、

前者は慣行農法と呼び、後者を有機農法と区分される。

私は慣行農業を就農から17年続け、その後17年有機農業に携わってきた。

 

そこで2つの農法は元来「目的」が違うことに気が付いた。

 

前者は農家の生活の維持存続が目的であり

後者は消費者目線や環境保全などが目的である。

 

ここからは仮説だが

これらの理由から

脱サラして有機農家を目指す者が生活に苦しむ事例が多く発生しているのかもしれない。

理由は大きく分けて3つ考えられる。

・栽培期間中に病害虫が発生しても駆除できず収量が落ち収入が減る。

・人力による除草などの労務費負担が増えコストが増える。

・化学的に合成された肥料が使用できないため肥効成分の少ない肥料を大量に投入する

労力や経費増による費用増。

 

また、マーケットデータによれば

有機栽培された農産物を高く買っても良いと答える消費者は半数以上いるらしい。

だが、3割高くても買うか?の問いに対して「それでも買う」と答えた人は10%程度らしい。

 

結果、3倍以上の労力と経費をかけて1割程度しか価値が上がらないのが実情。

 

このように自身の生活を維持しながら環境に配慮した理想的な農業を継続するには

一筋縄ではいかない。

 

更に、有機JAS圃場として認定してもらうための

申請書類作成にかかる労力負担は並大抵のものではない。

 

毎年この時期になると除草作業と申請書類作成に追われる。

毎年この時期になると考えさせられる。

 

一体、何のために有機農業をやっているんだろうかと

 

 

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